井上芳雄がミュージカル俳優ならではの視点で語る WOWOW「生中継!第72回トニー賞授賞式」
井上芳雄
今年もWOWOWが独占生中継する、6月11日(日本時間)に、ニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールで開催される演劇、ミュージカルの世界における世界最高峰トニー賞授賞式。日本のスタジオからは“ミュージカル界のプリンス”井上芳雄が、乃木坂46のメンバーであり、 ミュージカルでも活躍中の生田絵梨花と共にトニー賞授賞式をナビゲートする。
2014年にトニー賞スペシャル・サポーターとして参加してから今年で5回目になる井上は、「初めてスペシャル・サポーターになった時、『レ・ミゼラブル』の「民衆の歌」の替え歌を歌ったことを思い出します。それ以来サポーター役を大切に務め、その過程で少しずつトニー賞のことを知ることができました。昨年は『トニー賞コンサー in TOKYO』もやらせていただいて、最近は“トニー賞の人”として浸透している感じがします。今回、スペシャル・サポーターからナビゲーターへ、少し進んだ感じになったことはとても嬉しいです」とコメント。
ナビゲーターとして、自らが中心となって番組を盛り上げていく立場となるが、「歌よりもお芝居よりも司会が向いているんじゃないかと思うくらい、僕はミュージカル界1、2を争う自称“おしゃべり上手”ですから」と余裕の表情。
「ミュージカル、演劇への愛と、ニューヨークへ行くことで話す材料もできますし、生田さんと坂本(昌行)さんがいればトークもなんとかなると思います。それでももし話に詰まったら、NYの(宮本)亜門さんを呼びます(笑)。亜門さんが演出家の目線で伝えるリアルタイムの授賞式のリポートが楽しみです。トニー賞をより身近に、演劇・ミュージカルファン以外の方も楽しんでもらえるよう、楽しさをお届けしたいです」。
今回のノミネート作品については、「日本で人気のある『アナと雪の女王』がミュージカル化されてどうなっているのか興味深いです。『スポンジ・ボブ』は音楽を聴いているんですが、すごくいい。また、半世紀ぶりにリバイバルされ再演されている『マイ・ フェア・レディ』は、ヒギンズ教授をいつかやりたいと思っているのと、今の時代のブロードウエイでこのクラシカルな作品がどん な演出で上演されているのか注目しています」。
「リアルタイムで受賞作が決まっていく。スリリングでありながらそこにドラマがある。生の魅力ですよね」とWOWOW生中継の見どころを語る井上。また司会によって授賞式の雰囲気も変わるのも面白いとも。
今回はサラ・バレリスとともにトニー賞授賞式の司会を務めるジョシュ・グローバンにも注目していると話す。ジョシュが出演した『ナターシャ、ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812』は昨年最多12部門にノミネートされており、来年井上がその日本版に出演するという縁も。「彼はまさに大リーグで活躍している大谷のように、天性の声を持っている。と同時にその生まれ持った歌声だけに頼ることなく演技や今回のような司会にも挑戦している。その本気さ、貪欲さにシンパシーを感じています」。
今年も番組のオープニングではスペシャルパフォーマンスが準備されており、大ヒットミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』のナンバーを披露する。「まだまだトニー賞を知らない人がたくさんいるけれど、ミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』を見ている人はたくさんいるので興味を持ってもらえるはず。授賞式自体もそうですが、オープニングの華やかさというのは大事ですからね。また、ミュージカル、舞台というものの間口を広げるという意味でも、こういうことはやっていきたいです。」
井上芳雄
放送情報
生中継!第72回トニー賞授賞式
6月11日(月)午前8:00 (同時通訳)[WOWOWプライム]
司会:サラ・バレリス、ジョシュ・グローバン
WOWOWスタジオ・ナビゲーター:井上芳雄、生田絵梨花
WOWOWトニー賞・アンバサダー:宮本亜門
スペシャル・ゲスト:坂本昌行
番組HP http://www.wowow.co.jp/stage/tony/
トニー賞直前SP in NY
6月10日(日)午後3:30 [WOWOWプライム] 無料放送
出演:井上芳雄 生田絵梨花 坂本昌行
※出演者3名のインタビュー記事もHPに掲載中!
番組HP http://www.wowow.co.jp/stage/tony/
第72回トニー賞授賞式 (字幕版)
6月16日(土)夜7:00 [WOWOWライブ]
詳しくは特設サイト ⇒ http://www.wowow.co.jp/stage/tony/