hide 生誕50周年に17年越しの想いが現実に“真のhideサウンド”実現

2015.10.22
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音楽

 昨年12月に発売された生誕50周年記念アルバム『子 ギャル』も話題となったhide。彼の想いが17年の歳月をかけて現実になった。

 「スタジオで完成した、サウンドをそのままファンに伝えたい」生前、音源が出来上がるたび、スタジオで完成した音源=真のhideサウンドをファンの手元に直接届ける事ができないだろうかとhideは語っていた。というのは、最近までスタジオで完成した音源は、CDもしくは配信というリスナーが視聴するコンテンツの場合だと、音が圧縮されていたり、浸透度の問題で少し劣化したりと、ありのままのサウンドを届けることは不可能だったからだ。それが17年の歳月を経て、技術進歩に伴いようやく実現。

 まずは、hideサウンドのこだわりから知っていただきたい。ソロ活動をしていた1993~1998年の音楽制作レコーディングといえばCDの普及に伴い、アナログ録音からデジタル録音に変化を遂げていた。デジタル録音レコーディングではそのままCDマスターを製作できたが、アナログ録音レコーディングの場合、CDマスターを作るためにはさらなる作業が発生し、時間とコストがかかるため、当時、アナログ録音はほとんど行われず。しかし、hideは最先端のサウンドを昇華しつつも、常にアナログ録音にこだわってレコーディングを行っていた。

 なぜアナログにこだわったのかというと、アナログの場合は録音したそのままの音が収められていて、デジタルの場合は人間の聞こえない音域を削り、容量を軽くする処理などが行われていたからである。誰よりもサウンドへのこだわり、ファンへの想いが強かったのだ。そのことが今回、最新の技術を駆使し、真のhideサウンドを伝えることに繋がったのだ。

 真のhideサウンドを聴ける手段は2つ。開発されたばかりの最新技術が必要になる。まず一つはハイレゾリューション、いわゆるハイレゾ。従来のCDを超える情報量を持つ高音質音源を意味する。圧縮音源では伝えきれなかったレコーディング現場の空気感やライブの臨場感を、より感動的に体感することができるだけでなく、ビット数の高さにより、楽器や声の生々しさや艶などのディティールがきめ細かく表現される。先ほど説明した80年代後半から2000年代に制作されたデジタル録音では、CD規定で作られており、このハイレゾ規定に到達して制作された音源は少ない。しかしhideが貫き通したアナログ録音こそハイレゾの条件を満たしている。

 二つ目は高音質CD「UHQCD(Ultimate Hi Quality CD)」。従来のCDは音源マスターからの完全な転写は困難だ。新しく開発されたUHQCDでは、スタンパー素材がポリカーボネートからフォトポリマーという素材に変わり、より完璧な転写が可能となった。原盤に忠実な音を再現できることになる。

 そして2014年、再現不可能といわれた、最後の未発表曲「子 ギャル」が完成。「子 ギャル」は、本来3rdアルバム『Ja,Zoo』に収録される予定だったが、デモ音源には、♪ラララ~でメロディを歌ったものしか存在しなかったため、再現不可能と思われていた幻の楽曲だった。ヤマハが開発した最新の歌声合成技術(VOCALOID)と、長年hideと共に楽曲制作してきたI.N.A.のプロデュースワークが融合したからこそ実現した奇跡の新曲。

 アルバムとしてリリースされた生誕50周年記念アルバム『子 ギャル』は、新曲「子 ギャル」に加えて、代表曲ともいえる15曲を“Bonus Track”として収録した16曲入り。「ハイレゾ」は高機能ヘッドホン、「UHQCD」は高機能スピーカー。この生誕50周年記念アルバムを、hideの意であるリアルサウンドを両メディアで体感してほしい。

 本来はハイレゾ、UHQCDは開発されたばかりの機能。まだ、価格も高く、大量生産もできないような商品だが、hideの意を、いち早くみなさんに共有してほしい想いから、この2つの最新機能をセットした『子 ギャル(ハイクオリティ盤)』のリリースが決定した。初期販売のため、セット販売でしかも限定生産商品となっている。さらに、その分お試し価格での発売となっており、予約は必至だ。


◎アルバム『子 ギャル(ハイクオリティ盤)』
2015/12/09 RELEASE
初回完全限定生産盤
UPCH-7094 6,944円 (税別)
仕様:UHQCD+moraミュージッククーポン
※16曲ハイレゾダウンロード券(期間:1年間)

 

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