震災直後の劇場を描いたミュージカル『VOICE』制作発表会レポート ルイ(CODE―V)、ワンチョル(Apeace)、ミンス、キム・ヨンソク(CROSS GENE)らが登壇
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2018年6月27日(水)~7月7日(土)浅草ゆめまち劇場にて上演されるミュージカル『VOICE』の制作発表が行われ、ボス役のルイ(CODE―V)、ワンチョル(Apeace)とネイム役のミンス、キム・ヨンソク(CROSS GENE)、そして演出の中野智行氏(PaniCrew)が登壇し、作品の魅力を語り、ミュージカルナンバーも披露された。
本作品は、震災直後の劇場が舞台となっていて、会見に先立ってMCから、先日の大阪の震災の件にもふれ、「今だからこそここから皆さんに勇気と希望のメッセージを送りたい」というスタッフ、キャストのこの作品への想いも紹介された。
制作発表は、日本人キャストと韓国人キャストそろってのミュージカルナンバー披露からスタート。歌のみならず、ダンスパフォーマンスもあり、華やかな幕開けとなった。
質疑応答では、演出の中野智行は「僕自身も東日本大震災をこの劇場で経験し、また大阪出身で、先日の地震でも実家が被災地で連絡を心配しながら連絡を取り合ったりしたので、震災をテーマに勇気を与える作品を作りたいと思いました」とこの作品へを作るきっかけも話した。
ミュージカル初挑戦のルイが「この作品は感動的で、歌もダンスも魅せられる作品です。ボス役は大変な時期に劇団員を引っ張って行く役ですが、演じながら僕も『みんなを引っ張っていきたい』と、本当にボスのような気持になっています。最後まで全力で頑張ります」と言えば、同じボス役のワンチョルは「日本人キャストの方と共演するのは今回が初めてですが、本当にみなさんがまだまだ足りない自分に気遣ってくれるのがありがたくて、益々日本が好きになりました」と話して笑いを誘う。
ネイム役のヨンソクは「ネイム役は魅力ある役だと思って、韓国でグループでの活動をしながら歌詞とか覚えてセリフは2日間で覚えました。本当に面白いし、歌詞の意味もすごくいいし、いい作品だと思いました。今、しあわせな時間です。」と頑張っている様子も伝えてくれた。
また、もし自分が窮地に陥った時、一番最初に聞きたい「VOICE」は?という質問に、ネイム役ミンスは、「やっぱりお母さんです。今の僕を作ってくれた一番大事な人なのでお母さんの声が聴きたいです」と家族への想いも話してくれました。
キーワードとなる「嘘」についてはみんな口々に、この作品を通じて、「いい嘘」もあるんだと思いましたと話し、この作品への興味を誘う。
さらにキャストみんなでミュージカルナンバー2曲を披露し、作品の魅力と期待を魅せてくれた。制作発表会は、キャストが衣装を着用し、本番の仕様でのパフィーマンス披露で魅了してくれた。一方、質疑応答では、楽しいトークやキャスト同士のやり取りも見られ、和やかな雰囲気で進み、本公演への期待が高まる会見となった。今伝えたいメッセージがつまったミュージカル『VOICE』に期待したい。
『VOICE』制作発表
公演情報
主 催:ミュージカル『VOICE』実行委員会
企 画 :BIG UP
原 案/ 演出 :中野智行
脚 本:飯田麻友
制 作:ライズコミュニケーション
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