細田守監督『未来のミライ』から生まれた絵本4冊が発売 人気作家tupera tuperaとのコラボ絵本からでんしゃ絵本まで

2018.7.20
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細田守監督最新作『未来のミライ』の公開を記念し、関連絵本4冊が発売された。

1冊目は、人気絵本作家tupera tuperaと細田監督が映画のために制作した劇中絵本『オニババ対ヒゲ』 。2冊目は、『時をかける少女』からシリーズ化されているアニメ絵本『未来のミライ』 。3冊目は、『未来のミライ』の主人公である、くんちゃんとミライちゃんが織りなすもう一つの物語『ミライちゃん、すきくないの』。4冊目は、くんちゃんと同じく電車好きの子ども達に向けた『くんちゃんのでんしゃノート 』。

映画『未来のミライ』の楽しさや不思議な世界を、様々な目線で語るこの4冊の絵本。是非、お子様への読み聞かせや、大切な方へのプレゼントとして手に取ってみてはいかがだろう。

1.『オニババ対ヒゲ』

『オニババ対ヒゲ』 作:tupera tupera 細田守 7月20日(金)発売予定/1500円+税

映画『未来のミライ』の中で、主人公のくんちゃんが妹のミライちゃんに読み聞かせる絵本『オニババ対ヒゲ』。この絵本を、細田守監督と『未来のミライ』でプロダクションデザインとして参加するtupera tuperaが作り上げた。

細田守監督(中)と、 tupera tupera(左・亀山達矢と右・中川敦子)

ヒゲの平穏な日常は、オニババの登場により、ある日とつぜん終わりを告げる。手荒くつかまれたりと、オニババにひどい扱いをされるが、ヒゲは負けない。さまざまな反撃に出て……。

映画「未来のミライ」で、 くんちゃんが『オニババ対ヒゲ』を読み聞かせるシーン

『オニババ対ヒゲ』中面 (C)Mamoru Hosoda 2018 (C)tupera tupera 2018 (C)2018 スタジオ地図

2.『ミライちゃん、すきくないの』

『ミライちゃん、すきくないの』原作:細田守 絵:青山浩行 文:にわかな 7月20日(金)発売予定/1000円+税

4歳のくんちゃんが直面する、親の愛を奪う存在・妹のミライちゃん。「すきくない」という初めての気持ちと、それを乗り越える成長。映画『未来のミライ』から、やさしい心をはぐくむ絵本が生まれた。

『ミライちゃん、すきくないの』中面 (C)Mamoru Hosoda 2018 (C)Hiroyuki Aoyama 2018 (C)Kana Niwa 2018 (C)2018 スタジオ地図

本作は映画『未来のミライ』のストーリーと、作画監督・青山浩行によるキャラクターラフスケッチをもとに絵本として構成した作品となっている。

3.『角川アニメ絵本 未来のミライ』

『角川アニメ絵本 未来のミライ』 原作:細田守 7月20日(金)発売/1600円+税

細田守監督最新作をアニメ絵本で追体験。生まれたばかりの妹に両親の愛情を奪われたくんちゃん。 ある日庭で出会ったのは、未来からやってきた妹・ミライちゃんだった。ミライちゃんに導かれ、時をこえた大冒険へ! 読み聞かせや贈り物にもぴったりな1冊。

4.『くんちゃんのでんしゃノート』

『くんちゃんのでんしゃノート』原作:細田守 8月2日(木)発売予定/900円+税

映画『未来のミライ』にでてくる電車を、主人公くんちゃんが教えてくれる絵本。電車にまつわる豆知識も詰まっていて、電車好きの子どもたちがワクワクすること間違いなし! くんちゃんといっしょにもっと電車のことを好きになれる1冊となっている。

プロフィール紹介

細田守(ほそだ・まもる) 
1967年富山県生まれ。91年東映動画(現・東映アニメーション)入社。アニメーターおよび演出として活躍後、フリーに。「時をかける少女」(06年)、「サマーウォーズ」(09年)を監督し、国内外で注目を集める。11年には自身のアニメーション映画制作会社「スタジオ地図」を設立。監督・脚本・原作を務めた「おおかみこどもの雨と雪」(12年)、『バケモノの子』(15年)はともに大ヒットとなった。2018年7月20日に最新作「未来のミライ」が公開、本作は第71回カンヌ国際映画祭・監督週間に選出された。 
 
tupera tupera(つぺら・つぺら) 
亀山達矢と中川敦子によるユニット。絵本やイラストレーションを中心に、様々な分野で幅広く活動している。主な絵本に、『かおノート』(コクヨ)、『やさいさん』(学研)、『しろくまのパンツ』(ブロンズ新社)、『パンダ銭湯』(絵本館)、『わくせいキャベジ動物図鑑』(アリス館)など。海外でもさまざまな国で翻訳出版されている。NHK Eテレの工作番組「ノージーのひらめき工房」のアートディレクションも担当。細田守監督作品「未来のミライ」のプロダクションデザインとして参加。
 
青山浩行(あおやま・ひろゆき) 
テレコム・アニメーションフィルム、フリーを経て、現在はスタジオ地図所属。
細田監督作品では「おおかみこどもの雨と雪」「バケモノの子」で原画、「時をかける少女」「サマーウォーズ」「未来のミライ」では作画監督を務めた。
 
にわかな(にわ・かな) 
1980年千葉県生まれ。コピーライター/編集者。青山学院大学法学部卒業。 
『細田守の世界――希望と奇跡を生むアニメーション』(氷川竜介著/祥伝社刊)の編集を担当したことが契機となり、『ミライちゃん、すきくないの』の執筆を務めた。

作品情報

映画『未来のミライ』

映画『未来のミライ』(監督・脚本・原作:細田守/スタジオ地図作品)は第71回カンヌ国際映画祭開催期間中の「監督週間」にアニメーション作品として唯一選出、 上映され、 さらにアヌシー国際アニメーション映画祭2018長編部門コンペティションにも選出されるなど、 日本国内はもちろん世界中でも大きな注目を集める作品です。 
 
2018年7月20日(金)全国ロードショー 監督・脚本・原作/細田守
キャスト/上白石萌歌、 黒木華、 星野源、 麻生久美子、 吉原光夫、 宮崎美子、 
役所広司 / 福山雅治
音楽/高木正勝 オープニングテーマ・エンディングテーマ/山下達郎
作画監督/青山浩行、 秦綾子 美術監督/大森崇、 高松洋平 プロデューサー/齋藤優一郎
企画・制作/スタジオ地図
 
【物語】小さな庭から時をこえる旅へ―それは過去から未来へつながる、 家族と命の物語。 とある都会の片隅の、 小さな庭に小さな木の生えた小さな家。 ある日、 甘えん坊のくんちゃん(4歳)に生まれたばかりの妹がやってきます。 両親の愛情を奪われ、 初めての経験の連続に戸惑うばかり。 そんな時、 くんちゃんがその庭で自分のことを“お兄ちゃん”と呼ぶ、 “未来からやってきた妹”、 ミライちゃんと出会います。 ミライちゃんに導かれ、 時をこえた家族の物語へと旅立つくんちゃん。 それは小さなお兄ちゃんの大きな冒険の始まりでした。待ち受ける見たことない世界。 そして、 初めて知る様々な「家族の愛」の形。 様々な時間を経て、 ささやかな成長を遂げていく、 くんちゃん。 果たして、 くんちゃんが最後にたどり着いた場所とは?ミライちゃんがやってきた本当の理由とはーー
 
 ■映画公式サイト URL
http://mirai-no-mirai.jp/