【動画】「マシュー・ボーンの『シンデレラ』」～作り手が語る創作の極意 ＜前編＞～TBS特番放送も決定

バレエ界の奇才マシュー・ボーンの最新作、『シンデレラ』が2018年10月に東急シアターオーブにて上演される。プロコフィエフの音楽の魅力を活かし、あの「シンデレラ」の舞台を第二次世界大戦中に爆撃されたロンドンのダンスホールに設定した、斬新かつスリリングで刺激的なラブストーリーだ。8月26日（日）には特別番組「永遠の愛、美しき涙、魔法はいつもそこにある。～マシュー・ボーンのシンデレラ～」も、BS-TBSにて放送される（AM11:00～）。ピアニストの清塚信也がナビゲーターを務め、マシュー・ボーン、ニューアドベンチャーズ、首藤康之（ダンサー）、平原絢香（歌手）、大貫勇輔（ダンサー、俳優）らが出演する。

振付家・演出家であるマシュー・ボーンは、世界最長ロングラン記録を持つバレエ作品の創り手であり、ローレンス・オリヴィエ賞を5回受賞、トニー賞の優秀振付賞と最優秀ミュージカル演出賞の両方を受賞した唯一のイギリス人である。日本では白鳥役を全員男性が演じた『白鳥の湖』が大ヒットし、その人気を不動のものとした。先ごろ日本でも上演されたミュージカル『メリー・ポピンズ』の共同振付も話題を呼んだ。

『くるみ割り人形』『眠れる森の美女』など、これまでも斬新な手法で古典作品を新解釈し、人気作品を生み出し続けてきらボーンの最新作『シンデレラ』は、1940年のロンドン大空襲が舞台となっている。ボーンは、プロコフィエフが『シンデレラ』の楽曲を第二次世界大戦中に書き上げたということに興味を抱き、歴史に残る暗黒時代の雰囲気が何かしらの形で音楽に反映されていると確信して物語の舞台を戦時中に設定した。

一瞬一瞬がすべてであり、愛を見つけても突如として奪われてしまう時代。魔法のような夜に出会い、恋に落ちた2人の物語。新感覚の『シンデレラ』はバレエファンでなくとも楽しめること間違いない。

SPICEでは、二回に分けて、マシュー・ボーンの『シンデレラ』メイキング動画を紹介する。

マシュー・ボーンの『シンデレラ』メイキング① ～戦時下のおとぎ話～

演出・振付のマシュー･ボーンが、なぜ1940年のロンドン大空襲を『シンデレラ』の舞台に設定したか解説する。

マシュー･ボーンの『シンデレラ』メイキング② ～衣裳とキャラクター～

アソシエイト・ディレクターのエタ・マーフィットやボーンが時代考察の重要性を語る。

なお、次回は、「マシュー･ボーンの『シンデレラ』メイキング③ ～姿を変えた『シンデレラ』～」「マシュー･ボーンの『シンデレラ』メイキング④ ～動作と振付～」を紹介する。