【POLYSICS・RUSH BALL 2018 クイックレポ】『RUSH BALL』20周年へ、ほぼ同い年POLYSICSから『おめでトイス』
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POLYSICS
RUSH BALL 2018 POLYSICS
Saucy DogのOpening Act後は、POLYSICS。泉大津フェニックスに昨年は『OTODAMA’17~音泉魂~』初日ヘッドライナーで出演した彼らが、今年は『RUSH BALL』トップバッターで出演。てなわけで、何かしら夏この場所でPOLYSICSを観れる事は嬉しい限りだが、『RUSH BALL』は最初期の2000年に初登場で、今年は5年ぶり。
前日、別現場で逢ったハヤシから聴くところによると、5年前は大雨だったらしい。今年は雨じゃないようにと祈る気持ちでいたが、まぁ、朝から見事な大雨……。雨バンドなんて付けたくもない異名がと危惧するも、出番時間の11時頃には、すっかり雨も止み、心地よい風も吹いてる。
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さて、大事な事を書かなければいけない。5年前はもちろん、1年前の『音泉魂』と大きく違うのはメンバーが3人から4人になった。ギター、シンセサイザーのナカムラ リョウが新加入している。お披露目となった昨年10月のライブを観たのだが、まず思ったのは今まで膨大な情報量を3人で表現していたなという事。だからこそ、ナカムラが加入した事で、よりハヤシが自由自在に暴れているし、当たり前の事だがパワーアップしている。
POLYSICSは分かりやすいストレートなメッセージを歌うというより、音で楽しませる。だからこそ、1曲目「Electric Surfi’n Go Go」で、ふと《こんな日は朝から止められず 月日重ねても揺れ動くLet’s Go!!》なんて聴こえてくると、こっちの勝手な解釈ではあるが、エモい気持ちになってしまう。POLYSICSは去年20周年、『RUSH BUSH』は今年20周年。一緒に月日を重ねてきたんだなと、これまた勝手に胸が熱くなってしまう。
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1999年リリースの1stアルバム『1st P』収録「PLUS CHICKER」などデビュー当時のナンバーを今の馬力でぶちかましてくれるのも嬉しい。この日、個人的に特に印象に残ったシーンは「PLUS CHICKER」でナカムラが上下に伸びまくる不思議な謎の笛を吹いていたところ。何が飛び出すか分からないところに、POLYのオモチャ箱の様な魅力を感じられた。ちなみにライブ後、当の本人に聞いたたら、正式名称は「スライドホッスル」! 是非、今後のライブでも注目して欲しい。ラストは、これまた1stアルバム『1st P』収録「Buggie Technica」で〆。「バイバイ!」と言って去る時のハヤシのガッツポーズが、この日充分にやりきった手応えを表していたのではなかろうか。とにかく「20周年おめでトイス!」な最高のライブでした。
文=鈴木淳史 撮影=河上良
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セットリスト
1.Electric Surfin’ Go Go
2.SUN ELECTRIC
3.Young OH! OH!
4.PLUS CHICKER
5.Let’s ダバダバ
6.Digital Coffee
7.カジャカジャグー
8.Buggie Technica