野田秀樹×勘九郎、シネマ歌舞伎『野田版 桜の森の満開の下』来年上映
2018.9.2
ニュース
舞台
-
ポスト -
シェア - 送る
『シネマ歌舞伎「野田版 桜の森の満開の下」』が、2019年4月5日から東京・銀座の東京劇場ほか全国で公開される。
『野田版 桜の森の満開の下』は2017年8月に歌舞伎座で上演された野田秀樹作・演出による歌舞伎。坂口安吾の小説『桜の森の満開の下』『夜長姫と耳男』を下敷きに野田秀樹が書き下ろし、1989年に夢の遊眠社が初演した演劇作品『贋作・桜の森の満開の下』を歌舞伎化した作品だ。天智天皇が治める時代を舞台に、身分を偽る耳男、マナコ、オオアマの3人が、ヒダ王の命を受け、夜長姫と早寝姫を守る仏像を3年間かけて競い合いながら完成させる姿を描く。
耳男役を中村勘九郎、オオアマ役を松本幸四郎、耳男が心を奪われる夜長姫役を中村七之助が演じる。野田が手掛ける歌舞伎が「シネマ歌舞伎」となるのは、『野田版 鼠小僧』『野田版 研辰の討たれ』に続いて3作目となり、「シネマ歌舞伎」シリーズの33作目となる。特別鑑賞券の販売は11月3日からスタート。
なお、舞台『NODA・MAP第22回公演「贋作 桜の森の満開の下」』が本日9月1日から上演。東京・池袋の東京芸術劇場プレイハウスを皮切りに、大阪・天王寺の新歌舞伎座、福岡・小倉の北九州芸術劇場 大ホールを巡り、フランス・パリの国立シャイヨー劇場でも上演される。出演者には妻夫木聡、深津絵里、天海祐希、古田新太らが名を連ねる。