今年も14名の声優陣がボケまくる!『弱虫ペダル GLORY LINE』スペシャルイベントレポート
-
ポスト -
シェア - 送る
2018年9月2日(日)、川口総合文化センターリリアにおいて『弱虫ペダル GLORY LINE』スペシャルイベント 「ツール・ド・ヨワペダ2018 ~LE TOUR DE YOWAPEDA 2018~」が開催されました。
『弱虫ペダル GLORY LINE』は、渡辺航さん原作の競技自転車ロードレースを題材にした漫画『弱虫ペダル』のTVアニメ第4期。インターハイ栃木県大会1日目から最終日の朝までが描かれています。
本イベントには、昨年の「ツール・ド・ヨワペダ2017」と同じく、14名ものキャストが登壇! また、OP主題歌を歌うRhythmic Toy World、ED主題歌を歌う佐伯ユウスケさんも迎え、今年も豪華なイベントになりました。本稿では、昼の部の様子をご紹介します。
出演者
<総北高校>
山下大輝さん(小野田坂道 役)
鳥海浩輔さん(今泉俊輔 役)
福島潤さん(鳴子章吉 役)
岸尾だいすけさん(手嶋純太 役)
松岡禎丞さん(青八木一 役)
下野紘さん(鏑木一差 役)
<箱根学園>
代永翼さん(真波山岳 役)
阿部敦さん(泉田塔一郎 役)
野島健児さん(黒田雪成 役)
宮野真守さん(葦木場拓斗 役)
小野大輔さん(銅橋正清 役)
内田雄馬さん(新開悠人 役)
<京都伏見高校>
遊佐浩二さん(御堂筋翔 役)
福山潤さん(岸神小鞠 役)
<アーティスト>
Rhythmic Toy World
佐伯ユウスケさん
<司会>
鷲崎健さん
前説も進化!? 杉元の前説がまさかの展開に
まずは、『弱虫ペダル』イベントのファンならご存知の恒例前説VTR。今回も総北高校・杉元照文(CV.宮田幸季さん)による前説映像が流れました。
イベントには呼んでもらえず、いつも前説映像でだけ登場する杉元ですが、今回はなんと前説中に映像に乱れが。まさか前説すら使われないのかと不安になったところで、なんと中の人・宮田幸季さんがVTRに登場! 目の部分を黒く四角い眼鏡で覆い隠した状態で、イベントの注意事項を説明していきます。途中ポケベルなど、若い世代には不思議な言葉を織り交ぜつつ語りきった宮田さんは、最後に眼鏡を取り、目元にも黒くペイントした顔を披露。会場は大爆笑でした。
キャストも濃い! 14名の豪華キャスト登壇
OP映像をはさみ、大きな歓声の中14名のキャストが登場。総北高校の黄色と、箱根学園の青、京都伏見高校の紫のペンライトがとってもきれいでした。
総北・小野田坂道役の山下さんから順にごあいさつ。ものまねが飛び出したり、会場とコール&レスポンスをしたり、キャラクターや作中のエピソードなどと絡めたりと、それぞれに趣向を凝らした挨拶に、まだオープニングなのに大盛り上がりです。
盛り上がりすぎて、箱根学園・銅橋正清役の小野さんが挨拶を終えた時点で、司会からはもう次のコーナーが始まっている予定の時間だとつっこみが起こるほど。キャラクターも個性が強いですが、キャスト陣も負けていません。
弱ペダの話してなくない? 「GLORY LINE!」
最初のコーナーは「GLORY LINE!」。トークアプリ「LINE」にかけて、誰かから誰かにLINEが届くという質問コーナーです。
が、最初の質問が、黒田さんには「スイッチ」があるが、野島さんの「スイッチ」はどこにあるかという福山さんの質問。ご丁寧に「僕の『スイッチ』は左乳首です」とのネタ付きです。
結果、福山さんの左乳首を触ってみるという不思議なステージに。結局、回答することなく次の質問へいくことになりました。
2つ目は、宮野さんから下野さんへ。「宮野くんの好きなところ」というタイトルで歌って欲しいとのことで、下野さんの特技・即興ソングを披露! 即興とは思えないほど素敵な曲でした。しかも、終盤で宮野さんから「俺も好きさ」とアンサーソングを追加。ともに歌い上げた二人は熱いハグも交わしました。
3つ目は、松岡さんから内田さんへ。お仕事が忙しくなってあまり遊びに行けなくなってしまったのが切ないのだそうで、「今度二人で会えない?」という松岡さん。なぜだか恋人のような空気で語り合った後、松岡さんと内田さんも熱く抱き合いました。
時間がないとのことで、このコーナーはここまで。ここまでちっとも『弱虫ペダル』のお話をしていませんが、会場は終始笑いに包まれていました。
各チームで振り返る「チームプレゼンテーション!」
つづいてのコーナーは、「チームプレゼンテーション!」。総北、箱学、京伏の各チームごとにアニメ本編を振り返ります。
まずは、総北高校。総北の総集編映像を見てトークします。4期は3期の熱さをそのまま継いだ形で始まったため、全編すごい熱量。その中で、6人が揃ってチームのために走る総北の絆が濃く描かれていました。
また、4期は鳴子が特に活躍。鳴子章吉役の福島さんも4期のはじめにプレッシャーをかけられたのだそう。青八木と鏑木が「♪ヒメヒメ」とアニソンを歌うシーンも印象深いようで、もっと面白いシーンになるかと思っていたけれど、熱血シーンになったと感慨深そうに語られました。
つづいては、箱根学園。箱根学園の総集編も熱い! 個性的なメンバーが多いけれど、同時にチームとしての安心感もあるという箱根学園の戦いを振り返りました。
昨年のイベントの時には、新開悠人役の内田さんはまだ語れることがほとんどないとの話でしたが、4期が終わってようやく悠人の気持ちを伝えられたのではとの話も出ました。
最後はもちろん、京都伏見高校。わりと気持ち悪いと表現されてしまう京伏の主力ですが、御堂筋がどんな思いで勝つことに執着してきたのか、思わず涙しそうな部分もありました。時折京伏らしい好戦的な発言や冗談を交えながらも、それぞれの戦う美学が見えたことなどが語られました。
何回「小野大輔」って言った? オリジナル朗読劇
つづいては、このイベントのために描き下ろされたという朗読劇。総北メンバーが「おのたろう」を演じることになったという演劇ストーリーでしたが、突如岸尾さんが「おのたろう」を「小野大輔」と呼び始めたことから、「小野大輔」を随所に入れるアドリブ合戦に。会場はキャスト陣から「小野大輔」と聞こえるたびに大笑いでした。
全員が「ロミオ」だという箱根学園では、阿部さんの「アブ」のミュージカル調や、宮野さんの見事なオペラの歌唱が聞けたりと随所に笑いがいっぱい。最後は京伏メンバーも入って大盛り上がりでした。
意外と難問! 「弱ペダ GLORY RACE!」
お次のコーナーは「弱ペダ GLORY RACE!」。A~Dの4択でクイズに答えます。
第1問は、いちばん高いロードバイクを当てる問題。なぜかCとDの札しか手元にない京伏は、本当はAだと思うけどとDを選択。総北と箱学もAが高いと予想します。正解はA! みなさんさすがです。
第2問は、『弱虫ペダル』3期のロゴを当てる問題。台本を見て不正を働く京伏ですが、不正を働いたのに京伏は不正解! こっそり総北がBからCに変えますが、最初からCをあげていた箱学が正解です。
最後の問題は、前説VTRにも出てきた宮田さん描いた「杉元」はどれかという問題。Cだけがきれいな絵で、残りの絵はまあまあひどいです。悩んで答えますが……なんと全チーム不正解!
ということで、2問正解した箱根学園の優勝です。箱根学園には、焼肉店のお食事券5万円分が贈られました。
熱いライブ&エンディング
ここで、第1クール&第2クールのOP主題歌を担当するRhythmic Toy Worldと佐伯ユウスケさんのライブコーナー。Rhythmic Toy Worldが「僕の声」を、佐伯ユウスケさんが「ダンシング」を、それぞれ熱唱。ペンライトを振って生声に耳を傾けました。スクリーンにはアニメ映像も流れ、大きな歓声と拍手に包まれました。
そして、アーティストもキャストも再登壇してのエンディング。4期のインターハイはまだ決着がついていませんが、原作では壮絶な戦いが描かれているのだそう。きっとあるアニメ5期をまた一緒に走っていくことができたらと、キャスト陣がそれぞれ熱い思いを語ってくれました。
最後に、山下さんの「弱虫ペダルはひとつです!」の声に、会場中が「おー!」と応えて終幕。この楽しいイベントの様子は、DVDで発売予定だそう。ぜひ予約してゲットしてくださいね!
[取材・文/笈川 采女]
TVアニメ『弱虫ペダル GLORY LINE』作品情報
<INTRODUCTION>
週刊少年チャンピオン(秋田書店)で連載中、渡辺航による日本を代表する自転車(ルビ:サイクル)ロードレースコミック「弱虫ペダル」。ロードレースに全てをかける高校生たちが繰り広げる熱いドラマと戦いにファンは熱狂し、コミックス累計発行部数は1700万部を超える。これまで第1期(2013年)から第3期『弱虫ペダル NEW GENERATION』(2017年)まで放送され、性別・年齢を問わず多くの幅広いファンを獲得、まさに“自転車ロードレースアニメの金字塔”となった。
そして2018年1月、TVアニメ第4期シリーズ『弱虫ペダル GLORY LINE』がいよいよ放送スタート! 前年の全国大会<インターハイ>を制した主人公・小野田坂道が所属する総北高校。チームを引っ張った先輩たちが卒業・引退し、新たな世代のチームとして始動した彼らは、互いに刺激し合い、支え合い、高め合いながら、連覇を目指してインターハイの切符を勝ち取った。そして迎えた決戦の時。ライバルであり王座奪還を狙う箱根学園、怪物レーサー御堂筋を擁する京都伏見、そして全国の強豪たちが一堂に集い、優勝を目指して激しくぶつかり合う! 選手全員が各々に秘める想い。直線を疾走するスプリンターとして、山を制すクライマーとして、そしてチームを勝利に導くエースとして… 栄光へのそれぞれのゴールライン=“GLORY LINE”を最初に駆け抜けるのは、果たして誰なのか―!?
<STAFF>
原作:渡辺航(週刊少年チャンピオン)
監督:鍋島 修
シリーズ構成:砂山蔵澄
キャラクターデザイン:番 由紀子
音楽:沢田 完
音響監督:高寺たけし
編集:坂本久美子
アニメーション制作:トムス・エンタテインメント
<CAST(声)>
山下大輝
鳥海浩輔
福島潤
岸尾だいすけ
松岡禎丞
下野紘
宮田幸季
羽多野渉
中村悠一
代永翼
阿部敦
野島健児
宮野真守
小野大輔
内田雄馬
遊佐浩二
福山潤
安元洋貴
森久保祥太郎
伊藤健太郎
TVアニメ『弱虫ペダル GLORY LINE』公式サイト
TVアニメ『弱虫ペダル』公式ツイッター(@yowapeda_anime)