Halo at 四畳半、インディーズ最後&メジャー最初のワンマンライブを開催

レポート
音楽
2018.10.18
Halo at 四畳半(撮影:オチアイユカ)

Halo at 四畳半(撮影:オチアイユカ)

画像を全て表示(10件)

Halo at 四畳半が、10月17日に東京・WWWにてワンマンライブ『major first one man live “first : flight”』を開催した。

Halo at 四畳半は、10月17日にバンド初のフルアルバム『swanflight』で日本コロムビア/TRIADよりメジャーデビューを果たしたばかり。インディーズ活動最後の一日となる10月16日には、バンドの出身地である千葉・Sound Stream sakuraでワンマンライブ『indies last one man live “swan : song”』を開催。アットホームな雰囲気で特別な時間を分かち合いながらも、渡井は「感謝してもしきれなくてさ」と満員のファンにむけて切り出し、感傷的なステージが多かったけれどバンド人生は嬉しかった思い出ばかりだと振り返る。そして「これからもそうであってほしいと思うし、そうしていかなきゃいけないと俺は思ってる!誰よりもあんたと、これからも変わらず、歩いていこうと思います。」と力強く宣言してライブを締めくくっていた。

メジャーデビュー当日となる17日のライブでは、ファンも祝福ムードいっぱいに会場を埋め尽くす。沸き起こる拍手のなか白井、片山、齋木、そして渡井の4人が揃うと、渡井がメジャーデビューについて「たくさんの方が“いってらっしゃい”と背中を押してくれた。でも“いってらっしゃい”と言ってほしいわけではなくて、あなたと一緒に行きたい」「“first : flight”へようこそ。千葉県佐倉市、Halo at 四畳半、始めます」とライブを「リバース・デイ」でスタート。会場いっぱいに突き上がる拳をそのままに「カイライ旅団と海辺の街」「ステラ・ノヴァ」とファンの感触を確かめながら進めていった。

Halo at 四畳半(撮影:オチアイユカ)

Halo at 四畳半(撮影:オチアイユカ)

その後、1stフルアルバム『swanflight』の発売とメジャーデビューを迎えたことを報告。会場からはまるでクライマックスかのごとく拍手が鳴り止まず、メンバーは頬を緩ませる。渡井は「メジャーデビューの日をこうして一緒に迎えられたこと、改めて本当に嬉しく思っています。」と感謝を伝えると「不器用なりにこの4人で、変わらずに変わっていく。大事な日に駆けつけてくれるみんなと、どこまでも同じ景色を見ていきたい」とアルバム収録曲より「ヒーロー」を初披露。前日に地元で行ったライブで「ハロは佐倉のヒーロー」と声をかけられたように、観客をシンガロングとともに引っ張るステージで魅了した。続けた「アメイジア」の歌詞では「いつの日か“Halo at 四畳半を作った”よ」と言葉を選び、節目ならではの空間を演出していった。

Halo at 四畳半(撮影:オチアイユカ)

Halo at 四畳半(撮影:オチアイユカ)

リリース日にライブをするのは初めてだと幸せを噛み締める白井は、2016年5月に初めてワンマン公演を行った同会場について「WWWって全員の顔が見えて怖かった。でも今はそれが嬉しい」と心境の変化を語る。そして新曲「ヒューズ」「アルストロメリア」などアルバム収録曲も織り交ぜながら、ライブはあっという間に終盤戦へ。片山は「初めてワンマンをやったのも、ライブをしたのも渋谷で。運命めいた何かを感じている」と感慨深げに、齋木は「みんなの期待してる気持ちを超えていく」とそれぞれが心境を述べる。

Halo at 四畳半(撮影:オチアイユカ)

Halo at 四畳半(撮影:オチアイユカ)

ラストスパートは「箒星について」「飛行船」「モールス」とたたみ掛け、最後は渡井が「集まってくれた人、集まろうとしてくれた人、祝ってくれた人、いろんな人が関わってくれて今日が彩り豊かになりました。悲しいことばかり歌ってる人間だけど、最後は前を向いてほしいし、前を向きたい。みんなにとって一歩踏み出す音楽を、これからも作り続けようと思います」とこれからの決意を胸に、アルバムからのリードトラック「悲しみもいつかは」で本編を締めくくった。

Halo at 四畳半(撮影:オチアイユカ)

Halo at 四畳半(撮影:オチアイユカ)

アンコールに応じて笑顔で再登場した白井は「今日は裏テーマがあって」と明かし、16日はインディーズ曲を中心に、17日は2年前のWWWで初披露した「メル・ユース」や「ペイパームーン」など当時の思い入れの深い楽曲をセレクトしたと伝える。そして「怪獣とまぼろしの国」でラララの大合唱が会場を満たすと、渡井が「みなさんの生活のどこかそばにいられますように。千葉県佐倉市、Halo at 四畳半でした。」と最後に「シャロン」をプレイ。バンドのこれまでとこれからを詰め込んだ全身全霊のステージで、特別な2日間の幕を下ろした。

Halo at 四畳半(撮影:オチアイユカ)

Halo at 四畳半(撮影:オチアイユカ)

セットリスト

Halo at 四畳半「major first one man live “first : flight”」
日時:10月17日(水)18:15 OPEN / 19:00 START
会場:東京・WWW 
M1. リバース・デイ
M2. カイライ旅団と海辺の街
M3. ステラ・ノヴァ
M4. ヒーロー
M5. アメイジア
M6. メル・ユース
M7. ペイパームーン
M8. アンドロイドと青い星の街
M9. 春が終わる前に
M10. ヒューズ
M11. ユリーカの花
M12. アルストロメリア
M13. ユーフォリア
M14. 箒星について
M15. 飛行船
M16. モールス
M17. 悲しみもいつかは
ENC1. 怪獣とまぼろしの国
ENC2. シャロン

Halo at 四畳半「indies last one man live “swan : song”」
日時:10月16日(火)18:30 OPEN / 19:00 START
会場:千葉・Sound Stream sakura
M1. 瓦礫の海に祈りを捧ぐ
M2. アメイジア
M3. 天文薄明の街へ
M4. アストレイ
M5. トロイメライ
M6. アンドロイドと青い星の街
M7. ヒューズ
M8. 水槽
M9. 電波塔
M10. カイライ旅団と海辺の街
M11. ステラ・ノヴァ
M12. 春が終わる前に
M13. ウユニの空へ
M14. リバース・デイ
M15. ユーフォリア
M16. モールス
M17. 点描者たち
ENC1. 悲しみもいつかは
ENC2. シャロン
シェア / 保存先を選択