“熱い男”大谷晋二郎、ドン・クロコダイルの弟が参戦!『原点回帰プロレス』
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原点回帰プロレス実行委員会が10月24日(水)、記者会見を行った
原点回帰プロレス実行委員会が10月24日(水)、記者会見を開き、12月6日(木)後楽園大会の全対戦カードを発表、元レジェンド王者・大谷晋二郎が参戦する6人タッグマッチが世界マスクマン・トーナメント決勝戦とあわせ、ダブルメインイベントとしておこなわれることが明らかになった。
会見には大谷、ドン・クロコダイルの弟と名乗るベン・クロコダイル、スーパー・タイガー、納谷幸男が出席、試合への意気込みを語った。
新間寿恒UWA海外国際部長「今年最後の興行になります。メキシコからは前回と一緒でブラソ一家が来ます。前回の評判が高かったので、また同じメンバーを集めました。また納谷に関しましては、6月のカードを再び組みました。6月すぎた後から納谷もいろいろ経験を積み成長し、今度は6月とは違った形を見せてくれるんじゃないかと期待を込めています。メインイベントはZERO1から大谷代表に参戦いただきまして、その対戦相手として、ドン・クロコダイルの弟であるベン・クロコダイル選手と将軍岡本選手がタッグを組んで、そこに松本選手が入る6人タッグになります。前回、UWAのアジアパシフィックチャンピオンになりました岩崎選手を入れた6人でやっていただきたいと思っております。マスクマン・トーナメントにつきましては、前回の会見でカミングアウトした船木(誠勝)ブラック・タイガーJrが、ドス・カラスJr、とイホ・デ・ブラック・タイガー戦の勝者と決勝戦を戦う事になります。優勝者には、黄金のマスクが贈られることになっています。チャンピオンベルトではなくて黄金のマスクになりますので、是非ご注目いただければと思います。第1試合は、雷神矢口選手が浅草プロレスを旗揚げしまして、矢口選手はいろんな町おこしをやられていると。この浅草プロレスを原点回帰プロレスのリングでもお披露目したら良いのではとの思いもありまして、この4人で、うちの方から間下隼人を出しましてタッグになりますので、原点回帰プロレス、リアルジャパンともども浅草プロレスも是非よろしくお願いいたします」
ドン・クロコダイルの弟と名乗るベン・クロコダイル
ベン・クロコダイル「オレは最強で最高の選手と対戦したい。世界中、いろんな国でオレは闘ってきた。このリングは一番凄い選手が揃う場だと聞いて、一生懸命過酷なトレーニングをやってきた。すでに準備は整っている。必ずいい試合をしたいと思っている」
大谷晋二郎(写真右)
大谷「このたび、再び大谷晋二郎を(1年半ぶりに)リアルジャパンプロレス、原点回帰プロレスのリングに求めてくださいまして本当にありがとうございます。そしていま与えられたカードを見て、非常に刺激的だなと。ボクはプロレスをする上で一番ボクの大好物は、初めて対戦する選手なんですね。いま横にいるクロコダイル選手ですか、かなりいいガタイをしてまして、どんなパワーをもっているかわからないですけど、実力者なのは間違いないと思います。このクロコダイルという選手のプロレスと大谷晋二郎のプロレスの闘いだとボクは思っています。大谷晋二郎のプロレスは絶対に負けないという自信もありますし、プロレスの内容でも勝って、結果でも勝つという試合にしたいと思います。両チームには若い選手が入ってます。正直ボクは岩崎選手、松本選手の試合をまだ見たことがないのですが、みなさんの話を聞くとホントにイキのいい、これからもっと伸びてくる選手と聞いています。そういった選手と闘うのはボクの大好物なので、その若い選手ともいい意味で絡んでいきたいなと思います。そしてこの試合、横にスーパー・タイガーがいるという。スーパーさんとボクはZERO1のリングで何度も組ませていただいて信頼関係バッチリですので、横にスーパーさんがいて、大好物である初めての対戦相手が3人もいる。ボクにとって最高のカードになります。会場に来てくださったお客さん、初めてプロレスを見に来たお客さんに、“プロレスってこんなに楽しいものなんだ”、“また来よう”、“また大谷晋二郎を見に来よう”、そう思ってもらえる試合をしたいと思います。原点回帰プロレス、リアルジャパンのリングを大谷晋二郎、そしてスーパー・タイガーの色に染めたいと思います。よろしくお願いします」
スーパー・タイガー
スーパー・タイガー「今回このダブルメインイベントの中で、ひとつはマスクマン・トーナメント決勝戦、それに対抗する部分としてダブルメイン、しっかりしたプロレスを見せる部分ではこの対戦カードもハッキリわかりやすい形だなと思いました。まず、ベン・クロコダイル。ボクは兄貴分のドン・クロコダイル選手と闘ってますけど、風貌を見るからに、この凶暴性を隣で今ひしひしと感じてます。そのなかでまたこの将軍岡本選手、もともと猪木会長のIGFから始まり、そして我々とも対抗戦で闘った、はぐれIGF。そこからひとつ抜けてZERO1さんのリングで、また正統派レスラーとして頑張っている。そういった姿を見たなかで、つい最近また憎きブードゥ・マーダーズ入りして、この将軍岡本が悪魔将軍に変わった。ボク自身すごく危惧する部分で、このベン・クロコダイルと(将軍岡本が)タッグを組む。私は誰とタッグを組めばいいのか? ひとりではかなわない。そういった部分の思いを込めて新間代表、平井代表にお願いして、ここは大谷代表と「正義超人」タッグをこのリングでも組んで、しっかりしたプロレスリングを見せていきたい。その中でまた、この若手の2人、またボクら自身がただ闘うだけではなく、しっかりと背中を見せていく。そういった思いでこのダブルメインのなかでも決勝戦に負けない闘いをやっていきたいと思います」
――スーパーが「マスクマン・トーナメント決勝戦に負けない闘いを」と言っていたが、大谷はダブルメインとして決勝戦を意識する?
大谷「これを見たところダブルメインイベントと謳われているので意識せざるを得ないですけども、ボクのなかでも決勝戦とこの我々の試合、我々の試合を一番最後にやらせろ!という気持ちはボクにはないんですね。1試合目でもいいですよ。試合が終わった後、来ているお客さんがこの試合がよかったと思ってもらって帰ってもらうのが一番なので。そんな心のなかのメインイベントになろうと思うので、試合順にボクはこだわりはないです。意識はしてますが、順番は何試合でもけっこうです」
――原点回帰という部分について、このリングに上がるということで大谷選手の考えをあらためて聞かせていただきたい。
大谷「“原点回帰”というものはもしかしたら、各プロレスラー一人ひとり違うものがあるかもしれないですね。ボクのなかでも、ずっとなくしてはいけないもの。スタイルにしろ、技術にしろ、いろいろありますけども、ボクはいいものは残して、良いもの、新しいものを作っていくという、ボクの気持ちがあるので、“原点回帰”という言葉に縛られるレスラーにはなりたくないんですね。でも“原点回帰”ということは大好きなので。ボクは本当に誰にも負けないプロレスファンだったので、初代タイガーマスクさんや新間さんが謳われる“原点回帰”。言われるだけでボクは響くんで、ボクの原点回帰はもしかしたらみなさんの思うのとは違うかもしれませんが、大のプロレスファンだった大谷晋二郎が原点回帰プロレスをやる。深い理由はありません、ハイ」
S・タイガー「いま“原点回帰”という言葉出てきましたが、今回、原点回帰プロレス。我々の所属はリアルジャパンプロレス。そのなかでリアルジャパンの“原点回帰”。(リアルジャパンの)旗揚げ戦(2005年6月9日)、初代タイガーマスクが闘った相手がこの大谷晋二郎選手。この闘いがどういう意味をなすのか、そしてこの原点回帰プロレスで見せるのか。いろんな部分がこのマッチメークにボク自身は込められていると思っています」
納谷幸男
つづいて7月大会の再戦を闘う納谷幸男がコメント。
納谷「河野選手とはWRESTLE-1さんのリングで何度も組ませていただき、タッグリーグにも出させていただいたので、組むことに関しては問題なく、そして前回、最後、KAZMA選手から試合後に攻撃を受け、その借りを今回返したいなと。自分の手でKAZMA選手から3カウントを取りたいなと思います」
新間寿会長(写真中央)
新間寿会長がコメント。
新間寿「来年は、初代タイガーマスクと一緒にイジメ撲滅とか振り込め詐欺防止とか、そういうことにプロレスのリング上を提供して発信していこうじゃないかと。昨日私は娘の家で九州プロレスの1年か2年前に放映した試合ビデオを見ました。彼らの熱心さというのは、一生懸命やってるなと思います。私の新日本プロレス時代というのは、娘が2歳くらいのときに女房の部屋で寝ているのを私は夜遅く帰ってきて娘をそーっと寝ているところを抱いて私の部屋に連れていこうと思ったときに、娘が途中で目を開いて、私の顔を見ると体を突っぱねてもういくのはイヤだという、そういう思いでもって、私は娘と一緒に過ごしたことはあまりなかった。それから、更に昔、東京プロレス時代に、(新聞の)一面を飾った“豊登、および新間親子、3000万、業務上横領!”(※事実無根の事件)なんていう、そんな記事でもって、私は山のなかで4年間、ひとりだけで生活を、鉱山で仕事をしておりました。そういう思いがあって原点回帰というのは、私自身が新日本プロレス、またその前の力道山道場で自分が一生懸命にベンチプレス、力道山先生の教え通りにやって、ボディービルの道に進むということを教えてくれたのが力道山先生でありプロレスであった。そしてWWFのビンス・マクマホン(Sr)と知り合って、新日本プロレスの隆盛を極めた。来年は、飛行機に乗れない(初代)タイガー(マスク)を説得してWWEのリングにでも上がってもう一度、昔の(WWE)会長時代を思い出し、WWEのリングへタイガーを連れていこうかなと、そういうような考えをもっております。なにしろ昔のプロレスというのは、先程、ターザン山本さんと話したら、“新間さん、来年は昭和94年ですよ!昭和100年まで生きてプロレスに携わろうじゃないか!”と。そういう思いを込めて来年は、【昭和プロレスの会】ターザン山本さんと安田拡了さんと、佐山サトルと4人で創りあげ、そしてプロレスというものは、いかにレスラーたちの努力と、そして自分たちの創意工夫によってリング上でそれを表現する肉体を創りあげていくプロレスラーという人々に視点を向けさせるのが、まわりにいる我々の役割だったと私は思っています。うちの息子は、誰と誰を闘わせたらおもしろいかということについては、非常に熱心さはあるんですけども、営業のつとめというのは切符を売らなければいけない。佐川急便、パチンコのHEIWA、私は開拓しました。そういうように切符を売るということは、レスラーたちの素晴らしさを多くの人に見てもらおうという努力をするのが周りの関係者。そしてマスコミがいかに大切かという。マスコミの人たちと一緒になってプロレスを盛り上げる。【昭和プロレスの会】を多くのマスコミの人々とともに今年中に起ち上げますので。そして、昭和から始まったプロレスによって傷を負った人々、そして困窮した人々、そういう人たちを助ける基金を私は作りたい。それは(初代)タイガー(マスク)と私の夢であります。昭和時代のプロレスに協力してたマスコミの人たちとともに、私はこの事業を起ち上げていきたいと思っております。いつも勝手気ままな新間でございますけども、まだまだ100歳まで夢を持ちつづけて、ターザンさん、やっていきましょう。(初代)タイガー(マスク)とともに。(初代)タイガー(マスク)はいま体が不調ですけども。アタマの中は100年先、200年先を見据えた考えをもっているのが、私が生んだタイガーマスクでございます。誰もやらないできないことに手を出して実現させる。これこそ“原点回帰”ですよ。力道山から連綿とつづくプロレスを活かして資金にして、いろんな形でもって流用できるように。全身麻痺で動けない選手だっているじゃないですか。そういう人たちを少しでも応援するように。人のできない、誰もやらないできないことを実現していく。これが男のロマンである。それはアントニオ猪木が言いつづけた。それは“道”も含めて、私が教えた言葉です。
皆さま是非12月6日(木)原点回帰プロレスにご注目いただければと思います。」
(取材・文:新井宏)
イベント情報
『新間寿プロデュース 初代タイガーマスク佐山サトル認定『原点回帰プロレス』第5弾~世界マスクマン・トーナメント決勝~』
日時:12月6日(木)開場/17:30 試合開始/18:30
場所:後楽園ホール(東京都)
【対戦カード】
<第6試合 ダブルメインイベント世界マスクマン・トーナメント決勝戦 60分1本勝負>
ブラック・タイガー Jr. (UWA) [船木誠勝]
vs
準決勝の勝者(ドス・カラスJr.或はイホ・デ・ブラック・タイガー)
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<第5試合 ダブルメインイベント6人タッグマッチ 無制限1本勝負>
スーパー・タイガー(第13代レジェンド王者/リアルジャパン)
&大谷晋二郎(ZERO1)
&岩崎孝樹(UWAアジアパシフィックヘビー級王者/ガンバレ☆プロレス)
vs
ベン・クロコダイル(不明)&将軍岡本(フリー)
&松本崇寿(リバーサルジム立川ALPHA)
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<第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
河野真幸(WRESTLE-1)&納谷幸男(リアルジャパン)
vs
崔領二(ランズエンドプロレスリング)&KAZMA SAKAMOTO(フリー)
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<第3試合6人タッグマッチ45分3本勝負>
ラ・マスカラ(UWAメキシコ)&マキシモ(UWAメキシコ)
&ブラソ・デ・オロJr.(UWAメキシコ)
vs
バイキン・キッド(UWAメキシコ)&マスカラ・ディアブロ(UWAメキシコ)
エル・ペロ・デ・アキータ(UWAメキシコ)
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<第2試合 世界マスクマン・トーナメント 準決勝戦 30分1本勝負>
ドス・カラスJr.(UWAメキシコ)
vs
イホ・デ・ブラック・タイガー(UWAメキシコ)
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<第1試合 タッグマッチ 20分1本勝負>
雷神矢口(浅草プロレス)&間下隼人(リアルジャパン)
vs
タカ・クノウ(チーム太田章)&伊香保京介(ランズエンドプロレスリング)
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※出場選手及び試合順は変更となる場合があります。