SEKAI NO OWARIがマーベル・コミックに! 2年の制作期間をかけた共作に、DJ LOVE「めちゃくちゃ自慢したいです!」
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左から、C.B.セブルスキー氏、DJ LOVE(SEKAI NO OWARI) (C)2018 MARVEL
12月1日(土)、千葉・幕張メッセにて開催された『東京コミックコンベンション2018』(以下、東京コミコン2018)にて、マーベル・コミックス編集長C.B.セブルスキー氏がトーク・セッションを行った。イベントには、SEKAI NO OWARIのDJ LOVEも登壇。同バンドとマーベル・コミックス共作によるカスタム・コミック・プロジェクトが発表された。
セブルスキー氏のトーク・セッションは、編集長就任後、日本では初。冒頭挨拶では「2年前にコミコンに来た時と比べて、イベントが大きく成長していて驚いています。またこんなに多くのファンの皆さんがマーベルを愛して応援してくださって感謝しきれません」とコメント。
トークショーでは、編集者としての一日をタイムスケジュールで紹介。セブルスキー氏が「私の一日は朝ベッドの上で目を覚まし、ソーシャルメディアでファンの皆さんの様子をチェックすることから始まります。ファンのみなさんといつも繋がりたいと思っているので是非、SNSをフォローしてください」とファンに伝えると、会場から「フォローしているよ」との声や拍手があがった。また、朝の出社前と夜の就寝前にメール&スクリプトチェックの時間があることに言及。「マーベルのアーティストは全世界にいるので、世界各地にいる彼らと常に連絡をとれるようにしている」と語り、編集長としての多忙な一面をうかがわせていた。
C.B.セブルスキー氏 (C)2018 MARVEL
マーベル・コミックス本社の様子を写真で紹介しながらのトークでは、直近のマーベル・コミックスが壁一面に飾られたカバーウォールや、スパイダーマン、アイアンマン、ハルクといったマーベルヒーローたちの名前がついた会議室も紹介。アイアンマンやウォーマシーン、アントマンやウィンター・ソルジャーなどの等身大立像が飾られていることが明らかになった。セブルスキー氏は、「私はこの仕事場に向かうのが本当に大好きで、社内を歩き回るだけでも素晴らしく、インスピレーションを得られる場所です」と語っていた。
その後、End of the World(SEKAI NO OWARI)のDJ LOVEが登場し、セブルスキー氏とのクロストーク。カスタム・コミック制作のスペシャルプロジェクトについて紹介した。カスタムコミックは、End of the World(SEKAI NO OWARI)のバンドメンバーをベースにしたオリジナル作品で、セブルスキー氏とメンバー4人がゼロから制作に関わり、数回にわたるブレスト会議などを重ね、制作期間約2年を経て完成させたとのこと。ステージ上では、コラボレーション制作に対する想いや、共通の世界観など、共に一つのものを創り上げた熱い思いを改めて語り合った。
ロックバンドとのマーベルによるカスタムコミックは、KISS、THE FLAMING LIPS以来本作品が三作目。さらに、アジアでは初の試み。この作品をもとにMVを制作し、その過程を追ったドキュメンタリー番組『Re:IMAGINE』のトレーラー映像が初めて上映されると、会場はおおいに沸いていた。
クロストークの様子 (C)2018 MARVEL
元々マーベルのファンであったDJ LOVEは、今回のカスタムコミック『End of the World』のプロジェクトについて、終始感激した様子でトークを展開。特に、完成したカスタムコミックを初めて見た時の感想を、「こんな風になるんだ!と、とても感動しました」と語った。また、セブルスキー氏は、「End of the World(SEKAI NO OWARI)が創造する“ストーリーテリング”な世界観は、マーベルとぴったりだと思いました」と、スペシャルプロジェクトにかけた想いを明かした。制作中には、セブルスキー氏が他のマーベルヒーローとの共演も提案したことも明かされ、DJ LOVEは、「いや~勝てないでしょ(笑)と思ったけど、実際にコミックを見ると感動しました」と反応し、会場を沸かせていた。
最後にDJ LOVEは、「本当に素晴らしい経験ができました。マーベル好きの友達にめちゃくちゃ自慢したいです!」とコメント。セブルスキー氏は、「クリエイティビティあふれる二つの力が合わさって、特別なものを生み出しました。みなさんにはぜひこの作品を愛してほしいです」と呼びかけた。さらに「われわれをEnd of the World(SEKAI NO OWARI)の世界に入れていただいたことに感謝します。(DJ LOVEさんに向かって)そして、マーベルへようこそ!」と語り、トークを締めくくった。