国技館をダンスホールに!C&K、お祭り騒ぎの両国ワンマン大成功
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C&K(Photo by MITSU)
C&Kが11月2、3日に東京・両国国技館にてワンマンライブ「C&K CK無謀な挑戦状Case2 in 両国国技館~ぶどうよりもマスカット! たわわに実った収穫祭~」を開催した。この記事では、昨日11月3日に行われた公演の模様をレポートする。
オープニングSEが鳴り響くと、国技館の天井から吊るされたミラーボールの光が会場全体を照らし出した。ステージ上はマスカットの房を模した大きなバルーンに覆われており、このバルーンをかき分けるようにして赤い唐草模様のスーツを着たC&Kの2人が会場に姿を見せると大きな歓声が上がる。ダンサーを引き連れた2人はブラスサウンドが高らかに鳴り響く「C&KΦ」で華々しくステージの幕を開けた。彼らは続けて「to di Bone」「Dance With Me」「ジャパンパン~日本全国地元化計画~」とアッパーチューンを連発し会場のテンションを一気に引き上げる。「ジャパンパン~日本全国地元化計画~」ではCLIEVYが「両国! 俺たちは“地元化”を止めない!」と叫び、オーディエンスは彼らの歌声に合わせてこの曲の振りを踊った。
CLIEVYがラグビー日本代表・五郎丸歩選手のモノマネをしながらラグビーボールを客席へ蹴り入れると「へべれけ宣言」がドロップされる。サビでは関取の格好をした大勢の“相撲ダンサー”がステージに登場し、国技館らしい演出に歓声が上がった。MCではKEENが「こんなにたくさんのお客さんに集まっていただいて感謝です!」と客席に語りかけ、2人は漫才さながらのテンポのよい掛け合いでファンを笑わせる。CLIEVYは「200人以上のお客さんに来てくださってうれしいです」ととぼけ、KEENから「いやもっといるよ!」とツッコミを受けていた。
照明が徐々にライトダウンされていくと、CLIEVYは「ここからは『僕ら歌う人なんだよ』っていうところを観てもらえたら」と呼びかけた。彼の言葉から始まったパートでは「抱きしめたい」「アイアイのうた~僕とキミと僕等の日々~」と、彼らのバラードナンバーが披露されていく。オープニングのお祭り騒ぎと打って変わり、情感たっぷりに優しい歌声を響かせる2人の姿を観客は静かに見つめる。「AM 4:28 with KAKO」ではKAKOがステージに登場し、3人で豊かなハーモニーを披露した。
続く「C&K V」では「C&K」のコール&レスポンスで会場に賑やかさが戻る。2人は「RICH☆MAN(JARISEN×JARIJARI)」「※がある」とファンキーなダンスナンバーを次々投下し、観客は思い思いに体を揺らした。「パーティ☆キング」ではCLIEVYが「私こそはお祭り番長だっていうヤツ、どんだけいるんだ!? 今日のお祭り番長は誰だ!」と力強くオーディエンスを煽って熱狂を誘う。またこの曲にはTEEがゲスト参加。「盛り上がってるかー!」と威勢よくステージに登場した彼は歌唱パートに自身の楽曲「ベイビー・アイラブユー」の一節を織り交ぜるなど遊び心あふれるパフォーマンスで観客を魅了した。3人のパワフルな歌声に会場の熱気は一層高まっていき、ミラーボールの下、フロアはダンスホールと化した。
「歩きだせ」ではCLIEVYが曲中に「こんな俺たちでも国技館に立てたのは、歌い続けたから。それに限る。そしてまだまだ満足はしない。歩き出す!」と語り、彼の言葉にファンは大きな声援を返した。「両腕が翼ならば」で大合唱が起こるとライブはクライマックスへ。赤い光でステージが染め上げられた「にわとりのうた」ではCLIEVYとKEENが客席にウェーブを起こして会場をひとつにする。アフロヘアーのキッズダンサーがステージを埋め尽くした「踊LOCCA~around the world 新たなる冒険~」では客席のファンが次々に肩を組み、あちらこちらにサークルができあがっていく。茶碗の被り物を被ったCLIEVYの合図で赤いテープが会場に放たれると、サークルを作ったファンが一斉に飛び跳ねながらこの曲を歌い踊り、この光景にCLIEVYは「最高だな!」と笑顔を弾けさせた。大きな盛り上がりを生み出したCLIEVYは、手にしたアコースティックギターを爪弾きながら「今日は本当に来てくれてありがとうございます。これからも皆さんといい時間を一緒に過ごしていけたらいいなと思います」とファンに感謝を伝える。本編のラストナンバーは「終わりなき輪舞曲」。華やかなムードの中、2人は客席に笑顔を向けながらこの曲を歌い上げた。
アンコールの声に迎えられてステージに戻った2人は、C&Kのこれまでの歩みを振り返る。CLIEVYは「いろんなところでいろんな言葉を受けてきました。中には『C&K、どうなの』っていう(ネガティブな)言葉もありました。だけど、僕らにはそういう言葉のほうが響くんです。ポジティブに根に持つことはいいことだと思います」と語り「次の曲はそんなメッセージが詰まった曲です。聴いてください」と「キミノ言葉デ」を届けた。オリジナルの曲よりもテンポを落とし、ハーモニーをじっくり聴かせたC&Kは、続く「愛を浴びて、僕がいる」で再び相撲ダンサーをステージに呼び込むと、会場全員を巻き込んだ「ララララ」の大合唱を起こした。2日間のお祭り騒ぎを締めくくった「梅雨明け宣言」では、バックダンサーがイントロの間にステージに入り切らなかったことにCLIEVYがツッコミを入れて仕切り直すなど、最後まで自由奔放な展開に。2人は神輿に乗って狂騒のフロアへ飛び出して、ファンと近い距離で歌声を届けた。熱狂のうちにライブは終幕を迎え、CLIEVYはマイクを通さず大声で「ありがとうございました!」と叫び、舞台をあとにした。
なお、この公演の模様を収めたライブBlu-ray / DVD「CK無謀な挑戦状Case2 in 両国国技館~ぶどうよりもマスカット!たわわに実った収穫祭~」が2016年2月24日にリリースされることが決定した。この作品には11月3日に行われた2日目の公演の様子が完全収録される。加えて2016年5月より、全国ツアー「日本全国CK地元化計画~地元です。地元じゃなくても、地元ですツアー2016~」が開催されることも決定。5月8日の神奈川・伊勢原市民文化会館公演を初日とした16公演のスケジュールが発表された。
C&K「C&K CK無謀な挑戦状Case2 in 両国国技館~ぶどうよりもマスカット! たわわに実った収穫祭~」
2015年11月3日 両国国技館 セットリスト
01. C&KΦ
02. to di Bone
03. Dance With Me
04. ジャパンパン~日本全国地元化計画~
05. へべれけ宣言
06. 抱きしめたい
07. アイアイのうた~僕とキミと僕等の日々~
08. AM 4:28 with KAKO
09. C&K V
10. RICH☆MAN(JARISEN×JARIJARI)
11. ※がある
12. パーティ☆キング
13. 歩きだせ
14. 心の糸
15. 両腕が翼ならば
16. にわとりのうた
17. MENDOKUSE
18. 踊LOCCA~around the world 新たなる冒険~
19. 終わりなき輪舞曲
<アンコール>
20. キミノ言葉デ
21. 愛を浴びて、僕がいる
22. 四池さんのマーチ
23. 梅雨明け宣言
C&K「日本全国CK地元化計画~地元です。地元じゃなくても、地元ですツアー2016~」
2016年5月8日(日)神奈川県 伊勢原市民文化会館
2016年5月14日(土)北海道 札幌市教育文化会館
2016年5月21日(土)長崎県 長崎ブリックホール
2016年5月23日(月)鹿児島県 鹿児島市民文化ホール 第1ホール※
2016年5月24日(火)鹿児島県 鹿児島市民文化ホール 第1ホール
2016年5月28日(土)宮城県 仙台市民会館 大ホール
2016年6月5日(日)東京都 中野サンプラザホール
2016年6月11日(土)大阪府 オリックス劇場
2016年6月12日(日)広島県 上野学園ホール
2016年6月14日(火)熊本県 熊本市民会館崇城大学市民ホール
2016年6月16日(木)福岡県 福岡サンパレス
2016年6月18日(土)香川県 香川県民ホール アルファあなぶきホール 小ホール
2016年6月25日(土)愛知県 日本特殊陶業市民会館 フォレストホール
2016年7月2日(土)栃木県 小山市立文化センター 大ホール
2016年7月3日(日)静岡県 静岡市民文化会館 中ホール
2016年7月9日(土)石川県 金沢市文化ホール
※C&Kオフィシャルモバイルサイト「四池家」会員限定公演