リアルでグラブっちゃう? コンテンツの持つ熱量をイベントに見た~幕張メッセ『GRANBLUE FANTASY Fes 2018』写真レポート

2018.12.18
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『GRANBLUE FANTASY Fes 2018』会場俯瞰 (C)Cygames, Inc

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さる12月15日(土)・16日(日)に千葉県・幕張メッセで『Cygame Fes 2018』と同時開催された『GRANBLUE FANTASY Fes 2018』。開場前に到着すると、メッセ横の歩道に入場を待つ列が長く伸びていたが、1メーカー主催のイベントとして考えると、驚異的な集客と見えた。

会場に入ると、ステージ主体の『Cygame Fes 2018』と比べると『GRANBLUE FANTASY Fes 2018』は、アトラクションと展示が主体で、3~6ホールを広く使って展開されていた。そして、開場間もなく、広大なホールは多くの人で埋め尽くされる。アトラクションはたちまち長蛇の列だ。

これだけの人が『GRANBLUE FANTASY』というコンテンツのために幕張まで足を運んだのだと思うと、『GRANBLUE FANTASY』の持つ力がいかにすごいかを人の数で見ている気持ちになる。

フェス会場を入ると巨大な星晶獣がお出迎え

さて、それでは『GRANBLUE FANTASY Fes 2018』の会場を見てみよう。

入場口から入ってまず目につくのは広大な空間だ。そこは「プロローグ」と名付けられ、『GRANBLUE FANTASY』の世界観に入っていくためのエントランス的な役割を果たしていた。門を模したウォールには大型モニターが配置され、『グラブル』の映像が流れる。その手前にあるのは、大きなキャラクター像。星晶獣のティアマト、コロッサス、リヴァイアサン、ユグドラシルが出迎えてくれる。見上げてその大きさに圧倒されつつ、『グラブル』の中で繰り広げたバトルを思い返すことができ、世界観の中に没入できる空間だ。

星晶獣のティアマト

星晶獣リヴァイアサン

星晶獣コロッサス

と、入口すぐ横に入場した人が集まっている場所があった。それは、「ポスターチェックイン」特典をゲットするために立て看板を撮影する『グラブル』ファンだ。

アプリ「Sky Compass」でチェックインするとポスター画像をゲットできた

『GRANBLUE FANTASY』では最新情報を届けるだけでなく、パーティメンバーとの連絡や予定を共有できるアプリ「Sky Compass」が用意されている。このアプリに「FES」コーナーが新設され、『GRANBLUE FANTASY Fes 2018』の各種情報をチェックできるようにしたほか、デジタル整理券の発行、待ち時間の確認やポスタープレゼントや会場限定マルチバトルなどに活用できたのだ。

アプリ「Sky Compass」

アプリ「Sky Compass」の「EVENT CHECK IN」でフェス・イベントにアクセス

なお、一般来場者は入場時にゲーム内で使用できるシリアルコードとリーフレットを渡されており、シリアルコードは来場時にゲーム内で1回使用できた。そしてリーフレットには「スタンプシート」があり、各コーナーゾーンでスタンプ入手条件をクリアするとスタンプを押して貰える。そうすると「ガチャコイン」がスタンプ1個につき2枚もらえる仕組みで、リアルガチャに挑戦できるというわけだ。

「リアルガチャ」機

「リアルガチャ」コーナーは一日中人が途絶えることがない人気コーナーとなっていただ、列の進行は早く、ガチャの数も多かったため、午後には列の進みは早くなっていた。

そういうシステムなので、最終的に人の流れは「リアルガチャ」コーナーに向かうのだが、ほかのコーナーでもそれぞれ特典が用意され、クリアを楽しみながら回れるように設定されていた。このあたりはRPGの『グラブル』ファンにはたまらない仕組みだろう。

「リアルガチャ」コーナーは一日中賑わっていた

「プロローグ」から左へ向かうと、提灯の明かりが見事な「縁日」コーナーだ。ここでは多くの屋台が並び、それぞれがひとつのクエストとなっている。

「縁日」コーナーの見事な提灯

神輿も展示

「縁日」コーナーの奥には鳥居と御神体が

御神体のバハムート

「縁日」コーナーに用意されていた屋台のクエストは「ソーンの弓射」「ミリンの一刀入魂チャレンジ」「ドランク危機一発」「アニマすくい」「ソシエの投扇興」などだ。それぞれ遊ぶとキャラクターステッカー1枚、各屋台でクエストをクリアするとリアルアイテムがもらえる。

アニマすくい

ソシエの投扇興

ミリンの一刀入魂チャレンジ

ドランク危機一発

水晶玉占い

そして、「縁日プレイ特典」として、そのブースで遊んでも1プレイごとにランダムで花札が1枚もらえた。全12種類の花札が用意されていたが、コンプリートしたファンはいるだろうか?

お面を配っていたり、スタンプを押してくれたり

まるで彫像を見ているようなオフィシャルキャストステージ

さて、ここで「縁日」コーナーから中央のステージに移動する。見たいのは、この日2回行われる公式コスプレイヤーによる「オフィシャルキャストステージ」だ。

ステージ

ステージは誰でも自由に入れる形になっていて、最初はまだ各イベントやクエストに並ぶ人が多かったので楽にステージを見ることができた。だが、そのうちステージが行われていることを知ったファンが駆けつけ、たちまち満員、立ち見となってしまった。

「オフィシャルキャストステージ」

「オフィシャルキャストステージ」

それもそのはずで、オフィシャルキャストのクオリティがものすごく高い。まんま『グラブル』の中で会いましたよね?という雰囲気が出ているのだ。コスチュームの完成度が高いのはもちろんだが、顔や髪型、仕草なども『グラブル』の世界観をしっかり醸し出していた。

「オフィシャルキャストステージ」

「オフィシャルキャストステージ」

また、キャラクター同士の関係性や小道具もしっかり見せてくれる演出もうまく、初見でも『グラブル』の世界観を理解できるようになっており、『グラブル』を初めたばかりのユーザーでも楽しめたのではないだろうか。

「オフィシャルキャストステージ」


「オフィシャルキャストステージ」

「オフィシャルキャストステージ」は撮影自由ということで、キャストの目線が欲しくて手を振るファンも多かった。

「オフィシャルキャストステージ」

このオフィシャルキャストはステージを終えてしばらく後、「プロローグ」のゲートの裏に降臨、間近でファンの撮影に答えていたが、間近で見るとステージ上より格好いい、美しいで、まるでフィギュアのようでもあり、その完成度に改めて驚嘆した。

「オフィシャルキャストステージ」キャストが降臨

大型アトラクションとゲームスペースは一日大賑わい

ステージを後に「プロローグ」右側へ移動すると、こちらは大型アトラクションが立ち並ぶ少しゴージャスなイベントエリアになっている。

その中でも一番人気は「グランサイファーライド」。「グランサイファー」はキービジュアルにも登場する『グラブル』を代表する飛行艇だ。これは2階に別列があり、手荷物は預けて乗る仕組みで、それだけ動きが激しいということだろうか……と思えたが、そうでないと物足りないと考えるのが現代人だ。

このアトラクションはデジタル整理券をコンパスで取得できたが、夕方には配布終了となっていたほどの人気だった。

そして、きらびやかな赤い布がカジノ感を醸し出していたのが「カジノ艇ジュエルリゾート&GAMEプレイエリア」だ。ここではコインをゲットすることができ、一日中、歓声が響いていた。おそらく、展示会場内でいちばんきらびやかなイベントだ。

「カジノ艇ジュエルリゾート」

奥が「グランサイファーライド」、手前は「GAMEプレイエリア」

そしてGEMEプレイエリアを挟んで存在感を放っていたのが「マリー&カルバのトレハンダンジョン」。ここは「エンジェル・ヘイロー輪投げ」と「マリーのミミックトレハン」(ボール投げ)「カルバのトラックボール」「バハムートの試練」で構成されるリアルダンジョンで、1つ遊ぶごとにもらえるシールやカード、クリアでもらえる特典、そしてダンジョン内で1プレイごとに十天衆メダルがもらえる。

「マリー&カルバのトレハンダンジョン」

「マリー&カルバのトレハンダンジョン」

ここもやはり終日人気で、リアルダンジョンにファンが多く並んでいた。

物販・フード・コスプレエリアへ

ここで4ホール右側から通路を挟んで3ホールへ。こちらは物販・フード・コスプレイヤーたちのためのセットブースが展開されている。

3ホールに現れたビィ

セットにはコスプレイヤーグループのほか、単独で記念撮影するファンもちらほら。大型のセットからこじんまりしたセットまで揃えてあり、人気セットでは順番待ちも出ていた。

3ホールのコスプレ撮影用セット

コスプレ撮影用セット

コスプレ撮影用セット

しかし、それ以上にすごかったのが物販とフードコーナーだ。ホールの半分ほどを埋め尽くす屋台式のショップブース。もはや圧倒的ともいえる熱量だ。

3ホールの物販スペース

コインを取得すると、当然、その足は「リアルガチャ」コーナーへ向かうわけだが、中にはしっかりパーティを組んでバトルを楽しむ人も多く見られた。

また、知り合ったパーティ仲間と訪れていると思しきグループも多く見受けられ、改めて、スマホの中にとどまらない、次元を飛び越える『グラブル』のコンテンツとして敷地の広さ、ユーザーを飲み込む器の大きさなどスケール感をひしひしと感じられた。

おそらく、来年も開催されるであろう『グラブルフェス』には、また新たにファンとなった新しいユーザーが来場するはずだ。

(C)Cygames, Inc

取材・撮影・文:梅田勝司

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