『Cygames presents RIZIN.14』参戦の矢地祐介が公開練習!「いや、もう絶好調!」

2018.12.19
ニュース
スポーツ

矢地祐介が公開練習。山本“KID”徳郁の“弔い合戦”として大晦日に臨む

画像を全て表示(5件)

『Cygames presents RIZIN.14』に出場する矢地祐介が12月14日(金)、公開練習を行った。

今回、矢地はジョニー・ケースとRIZIN MMAルールで対戦する。ケースは2007年にMMAプロデビュー。通算23勝のうち15勝が打撃による勝利であり、1Rでの打撃の勝利が14勝と、一瞬で試合を終わらせる破壊力をもつ脅威のファイターだ。

『Cygames presents RIZIN.14』で矢地祐介はジョニー・ケースとRIZIN MMAルールで対戦する

一方の矢地は元修斗環太平洋ライト級王者。RIZINではデビュー後に5連勝していたが、今年8月にルイス・グスタボと対戦してKO負けしている。今回はジムの代表であり師匠である山本“KID”徳郁の“弔い合戦”としての意味合いも込めて、大晦日のリングに上がることになる。

公開練習で矢地は2分間のシャドーを行い、軽快な動きを見せた。グスタボ戦のダメージも脱したようで、「総合格闘家としての完成度を高めるために時間をかけて準備をしてきた」と話す。この日は『RIZIN』公式ファンクラブ「強者ノ巣」会員も見学に訪れており、新しい矢地を大晦日に披露することをファンへ誓った。

公開練習では2分間のシャドーを行った

公開練習で行われたインタビューでの、矢地のコメントは以下の通り。

ーー現在のコンディションは?

矢地:いや、もう絶好調!

ーー前回(RIZIN.12)で敗れたダメージは?

矢地:我慢して6週間ほど休んだのでダメージはしっかり抜けているし、全然心配ないと思います。

ーー気持ちのほうは、どう切り替えられたのでしょうか?

矢地:気持ちを切り替えるも何も自分は前に進むしかないし、上を目指していくだけなので別に(前回の)負けをそこまで考えてはいなくて。弱かったから負けた。まだ完成形じゃないし、いつかこのままじゃ負けるって思っていたし、良い気付きになったというか。やっぱりそうだよねと。分かってはいたけど、なあなあになっていた部分があったので、本腰入れて見つめ直していこうと思うきっかけにはなりました。

ーーそれは雑になっていた部分や、ないがしろにしていた部分があった?

矢地:これまで自分のポテンシャルやフィジカルだけで雑に戦っていた部分があったので、そういうところを見つめ直して、丁寧に、もっと総合格闘家として完成度を高くしていかないといけないなと思って、ジャブの打ち方とかじゃないですけど初歩的なところからやり直しました。

ーー対戦相手のジョニー・ケースは世界でも実績のある選手です。それを聞いた時は?

矢地:いや~嬉しかったです。自分よりも格上で、実力もあって、映像もふんだんにあるから研究もできて対策も立てられて。凄いワクワクしていますね。強い奴とやるほうが好きで自分の強さを知らしめたいですね。

ーー映像を観た感じではどう捉えていますか?

矢地:最初に実績を見た時にUFCで勝ち越してるんだとか、23勝のうち15、6試合はKOしているんだとか。どんなにヤバイ選手なんだろうと映像を見たら、そこまでとびきり強いわけでもなくて。それでも勝っているから、何か彼の強みというのがあるんだろうなと。全然やれるな、むしろ良い勝ち方できるなって、俺を含めてチームのみんなで思いましたね。

ーー手足が長くて懐が深そうですが、戦うイメージはできている?

矢地:やっぱり打撃の勝負になると思いますが、前回負けて、やっぱり勝ちが欲しいし、もちろんお祭り男として試合をするんですけど。しっかりと総合格闘家らしい、もちろん寝技にもいくし。寝技でも盛り上げられるような攻防だったりとか、技術というのを8月からここまでの期間いろいろと試したり、習得しているので盛り上げられると思うので。総合格闘技をやりたいと思っています。

「総合格闘家としての完成度を高めるために時間をかけて準備をしてきた」と話す矢地祐介

ーー山本“KID”徳郁さんのお別れ会があり、弔辞を任されたわけですけど、この試合でどんな姿を見せたいと思っていますか?

矢地:俺が引っぱっていかないといけないし、ジムを盛り上げていかなきゃいけない。日本の格闘技界がどんどん盛り上がってきているので、更に火を燃え上がらせないといけないので。別に俺だけが引っぱるとか、そういう気はないですけど。ブームをもう1度起こすために俺ができることを精一杯やりたい。あとは、しっかり勝って、KIDさんが天国でKRAZY BEE大丈夫だな。矢地がいれば大丈夫だなと思ってもらえるような試合をしたいですね。

ーーライト級のトーナメントが来年、行われる予定ですがエースとしての自覚は?

矢地:もちろん優勝したい!という気持ちも強いですし、最近の参戦選手だとか、ベラトールと密接にとか考えると強い選手が集まるグランプリになると思うので甘いもんじゃないと思うし。その為にまだまだ時間はあるので、ひとつひとつ準備していきたいですね。まだまだ未完成なので、ひとつずつ足りないところを埋めていけば、世界で通用するポテンシャルを持っていると自分は思っているので、そういうのを焦らずひとつひとつやっていくだけですね。

ーー今回、他にもライト級の試合がありますが気になりますか?

矢地:初参戦の外国人選手は気になりますね。みんな、それなりに実績を積んできている選手ばかりなので、その選手たちがRIZINの選手たちとどう戦っていくか。誰が生き残るのかっていうのは興味ありますね。

ーー今日はファンクラブの方が見学に来ていますが、どうですか?

矢地:嬉しいですよね。平日のこの時間にこうやって足を運んでいただいて嬉しい限りです。

ーー心なしか今日は堅いような気がしますが…

矢地:いつもヘラヘラばっかりしてられないなと。勝負どころっていうか、崖っぷちなので連敗は許されないし、しっかりと臨んでいきたいし、そういう姿勢を見せていきたいですね。ヤッチ君、実はちゃんとしているんだよと、たまには見てほしい(笑)。

ーー大晦日、どういうお祭りになりそうですか?

矢地:並んでいるカードはガチなカードばかりだし、「対世界」という感じで日本人の祭りになれば良いですね。日本人が活躍して、俺もそうだし、他の選手も含めて日本人みんなが勝って、「日本人、強いな」という印象を残す平成最後の祭りにしたいと思います。

ーーちなみに美容院の予約は?

矢地:当り前じゃないですか(笑)。何を言っているんですか(笑)。しっかり試合に向けて(髪を)切るか、切らないかを含めて行くつもりです。リングインまで楽しみにしていてほしいですね。

同じく公開練習を行ったあいとのツーショットも

最後は“お祭り男”としての身だしなみについても言及。ライト級のエースとしての自覚と、大晦日に向けて準備はすでに整っているようだ。

イベント情報

『Cygames presents RIZIN.14』

 日時:12月31日(月) 15:00開始
 場所:さいたまスーパーアリーナ(埼玉県)