村中知・松浦愛弓『機動戦士ガンダムNT』演じる女性目線で語ってもらった女子会トークイベント
-
ポスト -
シェア - 送る
「女同士で語ろう ガンダムNT女子会トークショー」
11月30日より全国90劇場でロードショー中の劇場版アニメ『機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)』。
映画の公開後より新宿ピカデリーで毎週火曜日に開催されているトークイベント「Narra-TALK」。その3週目のテーマは「女同士で語ろう ガンダムNT女子会トークショー」。登壇者は『ナラティブ』のヒロインを務めた村中知と松浦愛弓の2人で、司会を声優・綾見有紀が務め、女子目線から『機動戦士ガンダムNT』を語るという、女子トーク満載のイベントとなった。
そのトーク内容のレポートが到着した。
「女同士で語ろう ガンダムNT女子会トークショー」
◆登壇者:村中 知(ミシェル・ルオ役)、松浦愛弓(リタ・ベルナル役)、綾見有紀(司会)
ミシェル・ルオ(CV:村中 知) (C)創通・サンライズ
リタ・ベルナル(CV:松浦愛弓) (C)創通・サンライズ
初の女性キャストのみ登壇のイベントということもあり、村中は「男性のお客様も多いですが、女子ってこういうこと喋ってるんだな~と思いながら楽しんでください。」と明るく挨拶。
『機動戦士ガンダムNT』の楽しみ方について、村中は「モビルスーツ戦のかっこよさは、音楽も相まって否が応でも感じると思いますが、ヨナ、リタ、ミシェルたちの"相手のためを思っているのに伝えられない…"という複雑な感情の絡み合いだったり、人間のもがく姿に注目してほしい」と本作の魅力の一つである人間ドラマについても語った。松浦は、「すごく絵が綺麗。戦闘中のシーンが一番おすすめです。感動しながら観てほしいですね」と、村中とはまた違った目線から楽しみ方を語った。
また、『ガンダムNT』の推しメンを語るという、女子会らしいテーマでのトークも展開された。ゾルタンが推しメンだという松浦は、「好きな理由はルックス。細身で色白、割と身長もあってツーブロック…そうゆう見た目が好きでそれに近いのがゾルタンだった」とべた褒め。 「もう一人迷ったのはブリックで、爽やかでクールな大人の男性というイメージ」と語ると、主人公のヨナの名前が上がらないことに、村中が思わずツッコみを入れるシーンも。そんな村中は、自身の推しメンはブリックだとし、「私の推しメンがなぜブリックなのかは、映画を観ればわかるはず」と劇中でのブリックと村中が演じるミシェルとの関係を示唆しながら語った。また、ブリック以外にも気になる人物がいるそうで、「冒頭の頃に戦闘で大変なことになってしまって、残像を残して飛び散っていく男性サラリーマンのような人がいて、良い死に様なのですごく気になります」とマニアックな登場人物を挙げて笑いを誘った。
最新場面写よりゾルタン (C)創通・サンライズ
またモビルスーツのかっこいいところやかわいいところについて聞かれると、松浦は自身が演じたリタと関係の深いフェネクス挙げ、「フェネクスの後ろに2本ついているしっぽの様なものが、戦っているときに鳥の羽のように滑らかに動いているところ。これがリタの髪の毛を表現していると聞いて、余計に好きになりました」と自身のモビルスーツへの愛を語った。村中はモビルスーツについて「もちろん機体や装備などだけを見てもかっこいいのに、人間の欲望や感情が相まって、機体がよりカッコよく見える。乗り手とリンクして、その機体のイメージが変わっていくと思います」と女性ならではの目線でモビルスーツの魅力を分析すると会場からも納得の声が。
フェネクから伸びるしっぽが見える (C)創通・サンライズ
つづいて、トークテーマが数々あるガンダムグッズになり、ドアノブハンガーや豆皿などユニークなグッズが紹介された。2人はグッズ化してほしいものとして希望を聞かれると、村中は「劇中に登場する思い出のペンダントが欲しいと思っていたら、実際にグッズ化されたので大変感激しております。今度はこの(ペンダントの)クリスタルがほしい」と自身にとっても思い出深いアイテムを熱望した。松浦は、「モビルスーツの着ぐるみ風のパジャマ」と答えると、村中も「それいいですね!」と大賛成。
最後に村中は、「様々のガンダムの名作に埋もれない、人間ドラマや音楽、モビルスーツの戦いのシーンなど、どれをピックアップしても引けを取らない作品になったと思います。一人でも多く、(ガンダムのこれからも続く)歴史の良い通過点として刻まれるといいなと思っています」と本作の想いを熱く語った。松浦は、本作にリピーターが多いことに触れながら「色んな見方で何回も楽しんでください!」と明るくアピールし、大盛況の中イベントは終了した。
『機動戦士ガンダムNT』新キービジュアル (C)創通・サンライズ
今回は特に演者が『NT』を語るということで、一般の女性ファンとはまた少し異なる見方もあるだろうが、やはり女性らしい視点も感じられる。
いろいろな視点を意識して作品を見返すと、そこには作品に関わった大勢のスタッフの気づかなかった思い入れを感じることもできるだろう。
『機動戦士ガンダム NT』はまだまだ全国ロードショー中だ。
上映情報
【スタッフ】企画・制作:サンライズ/原作:矢立 肇、富野由悠季/監督:吉沢俊一/脚本:福井晴敏/
メインキャラクター原案:高橋久美子
キャラクターデザイン:金 世俊/メカニカルデザイン:カトキハジメ、小松英司/色彩設計:すずきたかこ/CGディレクター:藤江智洋/ディスプレイデザイン:佐山善則/美術監督:丸山由紀子、峯田佳実/特殊効果ディレクター:谷口久美子/
撮影監督:脇 顯太朗/編集:今井大介/音響監督:木村絵理子/音楽:澤野弘之/
配給:松竹