YOSHIKIがヴィン・ディーゼル主演『トリプルX』最新作に音楽監督で参戦 同時制作のTVシリーズにも参加へ
YOSHIKIが、 ヴィン・ディーゼル主演の映画『トリプルX』シリーズ最新作『xXx 4(原題)』の音楽監督に就任することがわかった。また、同時進行で制作される『トリプルX』TVシリーズにも参加することも明らかになっている。
この情報は、本日1月21日上海で行われた配給会社The H Collectiveによる記者会見で発表。The H Collectiveはロサンゼルスを拠点とし、シリーズ主演のヴィン・ディーゼルが設立した製作会社One Race Filmsと提携。同シリーズの権利を取得している。『トリプルX』シリーズは、ヴィン・ディーゼル演じるエクストリームスポーツのエキスパート“ザンダー・ケージ”が、アメリカ国家安全保障局のエージェントとして世界各国で様々な陰謀に挑むアクション映画シリーズ。2002年公開の『トリプルX』、 2005年公開の『トリプルX ネクスト・レベル』、2017年公開の『トリプルX:再起動』の興収は、全世界であわせて約1,000億円の興行収入を記録している。
会見には、シリーズ前作から続いてメガホンをとる、D・J・カルーソー監督が登壇。「YOSHIKI はとても多彩で、素晴らしい才能を持っています。X JAPAN のメンバーでもある彼は、私たちの新しい映画のテーマソング制作を依頼するのにぴったりの人でした。YOSHIKI がこの仕事に情熱を持って取り組んでくれていることを、本当に名誉であり嬉しく思っています」とコメント。さらに、「私達はすでにロサンゼルスで 2、3 回打ち合わせをしており、YOSHIKI が『トリプル X』チームの一員となり、ファミリーとなってくれることを非常に楽しみにしています」と現在の進捗も明かしている。また、「彼には本当に素晴らしい才能を持った人です。そして素晴らしい作曲家であり、ピアノ奏者でもあります。『トリプル X』の作曲家であるブライアン・タイラーと一緒に、すごいものをつくってくれるだろうと思っています」と期待を寄せている。
会見映像
また、当日はYOSHIKIからのビデオメッセージも上映。YOSHIKIは、「『トリプル X』の最新作、そして TV シリーズのテーマソングをはじめとする映画音楽を担当させていただくことを非常に嬉しく楽しみに思っています。“X”が『トリプル“X”』をやります…クアドルプル X(4倍)になりますね。(笑)」と、X JAPANにかけたメッセージを送った。
YOSHIKIコメント映像
またThe H Collectiveは、 中国の大手メディアiQiyi(アイチーイー)がプロデュースし、フランスのLux Populi Productionが制作を手がけるアニメーション長編映画『Spycies』への出資も発表。こちらにも、YOSHIKIが楽曲を提供し、音楽総指揮を務めるとのこと。『Spycies』は、2019年8月8日より中国全土で先行劇場公開され、その後世界公開が予定されている。
The H Collective CEO ニック・クローリー氏、YOSHIKIから発表されたコメントは以下のとおり。
ニック・クローリー(The H Collective CEO)
YOSHIKIは我々にとって、 とても信頼の置ける作曲家であり、 これらの2つの長編映画でYOSHIKIと一緒に仕事ができることを非常に誇りに思っています。 「Spycies」に関して言えば、 YOSHIKIの参加によって、 アメリカ、 中国、 フランス、 そして日本の合作という壮大なプロジェクトになりました。
YOSHIKI
Golden Globes 2018 - Yoshiki Photo (Yoshiki Golden Globes 2018 - licensed GettyImages-web.jpg) George Pimentel/Getty Images
今回、また世界というフィールドで音楽監督として、そして楽曲提供などを通して、トリプルXの最新作、そして「Spycies」に参加できることをとても光栄に思っています。
僕(X)の参加によって、トリプルX(3倍)が、 クアドルプルX(4倍)になりました。 (笑)
また、「Spycies」についてはアメリカ、中国、フランス、日本という国境をまたいでの合作に貢献できるのはとても嬉しいです。現在、いろいろなオファーを頂いていますが、 まずはこのプロジェクトに力を注ぎたいと思います。
ここ数年はX JAPANのアルバム制作に全てを注いできましたが、 それが一段落した為、 これらの作曲にも貢献できることになりました。 皆さんの期待に応えられるよう頑張ります。
YOSHIKIは、これまでに2012年には米ゴールデングローブ賞のテーマソングを担当。2007年公開の映画『ソウ4』の主題歌や、2008年公開のミュージカル映画『Repo!The Genetic Opera(原題)』でも音楽監督に就任している。