小野塚彩那と佐々木悠が『Freeride World Tour』の世界5大大会に参戦決定!

2019.2.4
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小野塚彩那選手

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フリーライドの世界選手権『Freeride World Tour(FWT)』が、3月末にかけてカナダ、オーストリア、アンドラ、スイスで開催される。そのワイルドカードとして、小野塚彩那、佐々木悠の両選手が全戦招待された。

フリーライドはゲレンデだけでなく、山の自然な地形を楽しむ新しいウィンタースポーツのスタイル。近年では世界で人気が高まっている。特に、日本の質の高い大量のパウダースノーは、海外で「Japow」(Japan + Powder Snow)と呼ばれ、最高のフリーライド体験が得られる国の一つとして国際的に認知されてきているという。

FWTは世界のトップ50名のみが出場できる、フリーライドでは世界最高峰の大会。1月19日(土)に白馬で開幕戦が行われている。女子スノーボードの浜和加奈の参戦がすでに決まっているため、今シーズンは計3人の日本人選手が参加することになった。これは、24年の歴史を持つ同大会において最多人数となる。

小野塚は2歳からスキーを始め、アルペンと基礎スキーのトップ選手として活躍してきた。2011年よりハーフパイプに種目を転向すると、『ソチオリンピック2014』で銅メダルを獲得。ワールドカップでは2度の種目別総合優勝を果たし、2017年の『フリースタイルスキー世界選手権』では金メダル獲得した。2大会連続出場となった『平昌オリンピック2018』でも5位に入賞している。

1月14日(月)に行われた予選シリーズ『Freeride World Qualifier Hakuba3*』では、競技フリーライド初挑戦ながら優勝。ワイルドカードを付与された。

佐々木悠選手

佐々木は高校卒業後にカナダ・ウィスラーに渡り、ビックマウンテンフリーライドの道へ。2017年の『JAPAN FREERIDE OPEN』のほか、昨年と今年には『Freeride World Qualifier Hakuba』でも優勝している。『Freeride World Tour Hakuba 2019』でも男子スキー部門で4位と好成績を残した。

今シーズンのFWTは、先に行われた開幕戦を含めて全5戦が予定されている。

開幕戦:1月19日(日本/白馬)
第二戦:2月2日~8日(キッキングホース/カナダ)
第三戦:2月22日~28日(フィーバーブルン/オーストリア)
第四戦:3月2日~8日(ヴァルノードアルカリス/アンドラ)
最終戦:3月23日~31日 (ヴェルビエ/スイス)

※最終戦はアンドラ大会までの上位選手のみ出場可能。

佐々木は今回の参戦決定に際し、「フリーライドシーンが海外から日本に入ってきて、大会も増えており、これがスキーの文化として根付いてくれたら良いと思います」とコメント。自身の活躍を期に、この競技自体のさらなる盛り上がりに期待を寄せている。