キスマイ北山宏光「トラさん」撮影現場に毎日持ち込んだものは
金時を抱きかかえる北山宏光と、マイクを差し出す多部未華子。
本日2月15日に東京・TOHOシネマズ 新宿で北山宏光(Kis-My-Ft2)主演の映画「トラさん~僕が猫になったワケ~」の公開初日舞台挨拶が行われ、北山、多部未華子、平澤宏々路、筧昌也監督が登壇した。
「トラさん~僕が猫になったワケ~」はマンガ雑誌「YOU」で連載されていた同名マンガを実写化した作品。酒とギャンブルに溺れる売れないマンガ家・高畑寿々男がある日交通事故で死んでしまうも、あの世の“関所”で1カ月の執行猶予を言い渡され、猫となって家族の元で過ごす様子が描かれる。作中では寿々男役を北山、その妻・奈津子役を多部、娘・実優役を平澤がそれぞれ務めている。
北山は「撮影してから約1年くらい準備期間がありまして、やっと皆さまに見せられることをうれしく思います」と公開初日を迎えたことを喜ぶ。映画に対する周囲の反応については「ヒロミさんが観てくださるそうで、『絶対観てください!』って念押ししました。あとHey! Say! JUMPの薮 (宏太)から『一緒に観に行こう』って誘われました」と明かす。ファンに向けて「どこかでもしかしたらお会いするかもしれないですね」と言葉を続けた北山は、多部に「どこの映画館に観に行くんですか?」、司会者から「いつ頃観に行かれるんですか?」と聞かれ、「俺のスケジュールバラすの?」と慌てふためいていた。
司会者から撮影中に不思議だったことを尋ねられた平澤は「北山さんが毎朝同じジュースを片手に『おはようございます』って現場に入っていて。あれは何を飲んでたんですか?」と首を傾げる。北山が少し照れながら「あれは……タピオカミルクティーでした。ネットで頼んだのを冷蔵庫に置いておいて、ちょっと固まったタピオカミルクティーを飲むのが好き」とこだわりを語ると、多部は「まとめ買いしてストックしているらしいです」と情報を付け加えた。
舞台挨拶では撮影中に多部が北山のファッションチェックを行っていたというエピソードも飛び出す。北山が「撮影に行くと『どこで買ったの?』っていうところからコミュニケーションを取っていました」と話すも、多部は「いつも不思議な……素敵な服」と言い直して観客の笑いを誘う。また多部は北山について「現場で一番盛り上げてくれたし、和やかな現場にしてくれました。ピリピリすることもなく楽しい空気を作ることができるのは、人柄なんだろうなと思う瞬間がいっぱいありました。信じられないくらいポジティブで、本気でいろいろ言っても『またまたー』って言われちゃう」と感心する。北山が「そういう冗談なのかなって」と返すと、多部は「ほーらね!」と爆笑。司会者に「かなりいじられてますね」と言われた北山は「いいんですよ、ダメ夫役なんで。尻に敷かれるくらいがちょうどいい」とほほ笑んだ。
最後に北山は映画に出演する猫の金時を抱きながら「素晴らしいスタッフとキャストの皆さんに恵まれて、この日を迎えることができました。僕たちが一生懸命作った作品が届いていたらうれしいです。ぜひともたくさん観てください」と挨拶し、舞台挨拶を締めくくった。