ミュージカル『スクール・オブ・ロック』（音楽：アンドリュー・ロイド・ウェバー）、日本人キャストで上演決定

2020年8月、ミュージカル『スクール・オブ・ロック』（音楽：アンドリュー・ロイド・ウェバー）が上演されることが決定した。会場は、今秋（2019年）に池袋にオープンする豊島区立芸術文化劇場。製作はホリプロ。

このミュージカルのもとになっているのは、2003年にジャック・ブラックが主演し、後にロック映画の金字塔と銘打たれることとなる映画「スクール・オブ・ロック」だ。映画が公開されるや否や、老若男女誰でも笑って泣いて楽しめるロック音楽コメディー映画として全米TOP1大ヒットとなり、翌年には日本でも公開され、ヒットを記録した。劇中で披露される、数千人の中から選ばれた子ども達の生演奏も話題となった作品だ。

ミュージカル版の『スクール・オブ・ロック』は、2015年、ブロードウェイにて初演。プロデュースと楽曲を手がけたのは、『オペラ座の怪人』『キャッツ』など世界的大ヒット作品を次々と世に送り出してきた作曲家、アンドリュー・ロイド・ウェバーである。作詞には、ディズニーミュージカル『リトル・マーメイド』やディズニー・アニメーション映画「塔の上のラプンツェル」のグレン・スレイター、脚本は英ドラマ「ダウントン・アビー」やミュージカル『メリー・ポピンズ』のジュリアン・フェロウズという最高のクリエイターが集結した。

ブロードウェイでの開幕から間も無く、2016年にはイギリス・ウエストエンドでも開幕し、世界の演劇界を牽引する2大都市で大ヒットを記録している。本作は、ミュージカルのみならず、2016年にはアメリカにてドラマ化され、2016年・2017年と2年連続でエミー賞にノミネート、2018年にはNHK Eテレにて放送が開始され、日本でも今なお人気を博している。

そんな大ヒット作品のミュージカル版が2020年、ついに日本人キャストで上演されることが発表された。エネルギッシュかつ心を打つ音楽を通して、「本当の自分とは何なのか」現代を生きる大人たちに気づかせてくれ、作品を見ている数時間は全てを開放し、明日を生きる活力をくれる物語。

本作の最大の魅力である、幕が上がり下りるまで続く“ライブ感”。開演前には「劇中の演奏は、子ども達が本当に演奏しています」とアナウンスされ、圧巻のパフォーマンスが披露される。メインキャストとなる生徒役のオーディションも開催されるので、音楽界・演劇界の未来を担う才能との出会いに期待が膨らむだろう。生徒役キャストのオーディション詳細や主演のデューイ役など、注目の日本版情報は続報を待とう。