初代タイガーマスクがダイナマイト・キッド追悼試合を開催

2019.3.12
レポート
スポーツ

メインイベントはスーパー・タイガー&デイビーボーイ・スミスJrvs船木誠勝&KENSO

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セミファイナルはタイガーマスク&橋本大地vsTAKAみちのく&ブラック・タイガー

リアルジャパンプロレスが2月21日(木)、記者会見をおこない、昨年12月5日、60歳の誕生日に逝去したダイナマイト・キッドさんの追悼興行を3月15日(金)、東京・後楽園ホールで開催することを発表。メインイベント&セミファイナルの対戦カードも決定した。

『“爆弾小僧”ダイナマイト・キッド追悼興行』が3月15日に開催される

平井丈雅:昨年12月5日、『原点回帰プロレス』の前日に、ダイナマイト・キッド様が亡くなられたことを生前キッド選手と最も親交の深かった元レスラーであられます、マーティ・ジョーンズ様を通じて、お聞きいたしました。翌日の弊社大会では休憩明けのセレモニーで追悼の10カウントゴングをさせていただきました。その後、ダイナマイト・キッド様ご逝去の多くのニュースを聞きまして、偉大さ、功績を改めて強く感じ噛みしめました。そして、年が明けましてから初代タイガーマスク佐山サトル総監の方より、ダイナマイト・キッド様の追悼興行をしたいというお話になりまして、3月15日、後楽園の会場をおさえいただきました。今回の追悼興行につきましては、ご遺族のダイナマイト・キッド様の弟様であるマーク・ビリントン様とお話をさせていただき、追悼興行の売り上げの一部をご遺族様の方にお渡しさせていただければと思っております。マーク・ビリントン様からこの大会をおこなうにあたり、すでに関係者を通じて激励とお礼の映像もいただいております。そして生前キッド様ともっとも親交の深かったレスラーでありますマーティ・ジョーンズ様のご了承も得てていただいております。

初代タイガーマスク

初代タイガーマスク:本日はお集まりいただきまして誠にありがとうございます。みなさんもダイナマイトには非常に親しみがあるというか、懐かしい選手であるという思いでいっぱいだと思います。ボクもこのポスターを見て、懐かしいなあと、この選手すごかったなあと思っていたしだいであります。みなさんも同じ思いだと思います。タイガーマスクにとってなくてはならない一人だということは、みなさんもご存じだと思います。ここにダイナマイトの追悼試合をやろうというのは自分の意志だけではなくて、ファンのみなさんの意志であるとも思います。それをいま支えている選手が頑張って、いい試合をやってくれることをボクは望みます。そしてダイナマイトの、スーパー(・タイガー)にしても(納谷)幸男にしても、ダイナマイトの動きを勉強して見せてあげられたらなあといつも思ってます。そのくらい素晴らしい選手です。今回は、カナダからデイビーボーイ・スミスJrを招いて、ダイナマイトに縁ある選手を招いて、ここに招待できたということが本当に幸せです。それからイギリスのマーティ・ジョーンズも非常に懐かしい選手です。つい最近、つい先日のように自分の試合を見てダイナマイトの動きを見て思い起こすことをみなさんファンとともに3月15日のリングで照らし合わせてみて、思いを馳せて、みなさんおいでください。選手も、スーパー(・タイガー)も(納谷)幸男も頑張ってくれると思います。ぜひよろしくお願いします。

平井丈雅:約2年前にNHKで佐山サトル総監の特集番組が企画放映されました。そのなかでプロデューサー様がイギリスにいらっしゃるダイナマイト・キッド様を探しに行ってくださり、部屋に佐山総監からの激励のメッセージをキッド様の方にお渡しさせていただきました。みなさまで3月15日、佐山サトル総監の偉大なライバルであり世界中のプロレスファン、レスラーの方の、本当に偉大な存在でありましたダイナマイト・キッド様を称える場をみなさんと一緒に設けさせていただきたいと思います。みなさまよろしくお願いいたします。

スーパー・タイガー

スーパー・タイガー:今年に入って、マサ斎藤さんの追悼(興行)、先日ジャイアント馬場さんの追悼(興行)、今回リアルジャパンで、ダイナマイト・キッドの追悼試合として、このプロレス界をしっかり築いてきてくださった大先輩方が逝かれていく、そのなかでボクらがどういった試合をまた引き継いで、しっかり見せていかないといけないのか、そういった覚悟を持って今大会にしっかりと挑んでいきたいと思います。そして今回タッグを組むデイビーボーイ・スミスJr、ダイナマイト・キッドさんとは(ジュニアの父デイビーボーイ・スミスが)ブリティッシュブルドッグスでも活躍されていました。そして私がデビュー間もない頃お世話になってた鈴木みのるさん。鈴木軍としてもまたご縁があり、そういったなかでこのデイビーボーイ・スミスJrとタッグを組み、またストロングスタイルの象徴でもある船木さん、そして海外でも活躍されたKENSO選手と闘えるというのはまた私にとって、そして2019年のリアルジャパンにとって最初のいい闘いがまたみなさんにご提供できるものと思っております。

納谷幸男

納谷幸男:(カードはまだ決定していないが)誰がきても一生懸命頑張ります。以上です。

初代タイガー:やっぱりダイナマイトの動きに負けないような、スーパーだったらその蹴りを出してもらいたいし、負けないようなスピード、負けないような動きをしてもらいたい。幸男だったら体をダイナマイトのようにパワフルな体にしてもらいたい。いい教材ができるという、(キッド追悼試合が)ふたりの意気込みになると思います。

――初代タイガーマスクの試合は鉄板。何回見ても興奮する。

初代タイガー:(タイガーマスクのデビュー戦がダイナマイトとは)初めての闘いだったんですけど、イギリスで会ったことはあるけど、やったことはないんですね。初顔合わせでどんな選手かと思ってやってたら、まあすごいんでビックリしました、リング上で。なんだコイツと思って。いままで対戦したことないような。ボクも世界を歩いてきたつもりですけど、ひとりもあんなのいなかったなと思いましたね。ホントに大変な試合でした。

――最後のジャーマンのブリッジがすごかった。タイガーのステップに感動した。

初代タイガー:いまでも凄いと言われるんですけど、いい教材になってくれたら、ありがたいですね。

――ロックアップからはじまるのと違う形にした、新しいプロレスのフォルムが生まれた。プロレス界の革命、佐山サトルの革命だった。

初代タイガー:ありがとうございます。ダイナマイトの遺志を継いで、みんながそういうふうになってくれたらありがたいですね。来年はボクの追悼試合をお願いします(笑)。

――4代目タイガーの参戦について。4代目の現在の試合を見ることは?

初代タイガー:彼は非常にボクの動きに似ているんで。いまはちょっと見る機会がないんですけど、前にも増していい試合に。ちょっといまスランプとか本人は言ってたけど、そんなのよりもここはダイナマイトの試合=タイガーマスクのスピードだと思ってもけっこうなんで、その意気込みのなかでダイナマイトが天にいるという気持ちでやってくれると。ものすごいキレ、カミソリファイターとダイナマイトは言われてましたけど、それを取り戻してもらいたいですね、タイガーマスクの動きで。

 

イベント情報

『初代タイガーマスク 佐山サトル ストロングスタイルプロレス~“爆弾小僧”ダイナマイト・キッド追悼興行~』

 日時:3月15日(金) 18:30試合開始
 場所:後楽園ホール(東京都)
 主催:ダイナマイト・キッド追悼興行実行委員会

【決定対戦カード】

▼メインイベント タッグマッチ「ダイナマイト・キッド追悼試合」
スーパー・タイガー(第13代レジェンド王者/リアルジャパン)&デイビーボーイ・スミスJr(鈴木軍)組
vs
船木誠勝(フリー)&KENSO(フリー)

▼タッグマッチ
タイガーマスク(新日本プロレス)&橋本大地(大日本プロレス)組
vs
TAKAみちのく(フリー)&ブラック・タイガー(不明)

※他出場選手:“大鵬三世”納谷幸男(リアルジャパン)、間下隼人(リアルジャパン)、タカ・クノウ(チーム太田章)ほか。上記以外の選手、対戦カードは後日発表。出場選手は変更となる場合があります。