松竹が、型破りのパフォーマンス劇団「革命アイドル暴走ちゃん」とコラボ、制作に全面協力

2019.3.12
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舞台

革命アイドル暴走ちゃん 公演写真


インバウンド向けの常設劇場展開を目指したスタートアップ公演を今夏実施

松竹株式会社(代表取締役社長:迫本淳一)が、劇団「革命アイドル暴走ちゃん」(主宰:二階堂瞳子)と手を組み、コラボレーションをおこなう。その第一弾として、2019年7月10日(水)から7月16日(火)までの7日間、東京は花まる学習会 王子小劇場にて「革命アイドル暴走ちゃん」が主催する公演『暴走ちゃんの暴走』に、宣伝面や演出面等での制作協力を松竹がおこなう。

革命アイドル暴走ちゃん 主宰・二階堂瞳子

女帝二階堂瞳子の率いる劇団「革命アイドル暴走ちゃん」は、その名が示す通り、過激で暴走しまくりの新感覚の劇団だ。客席と舞台が混沌の渦に巻き込まれながら一体化し恍惚感へと導かれる、衝撃のパフォーマンスを繰り広げる。

日本のサブカルチャーやアニメソング、アイドルソングが轟音で鳴り響く場内。一見混沌としていながら、恐ろしいほど統制された30人超のキャスト達がサイリウムや多種多様な小道具を手に、所狭しと場内を駆け巡り、肉体の限界に挑まんとするほど激しく踊り、演じ続ける。時には水やわかめ、さらには豆腐までが飛び交う衝撃の空間の中で、観客はびしょ濡れ(そして食べ物まみれ)になりながら恍惚とした表情でパフォーマンスを見届ける。爆音ゆえに言語に負う部分があまりないノンバーバル的なパフォーマンスのため、誰もが楽しめ、現代日本のヲタカルチャーが凝縮していることで、海外でも高い評価を得ている。

革命アイドル暴走ちゃん 公演写真

松竹は、あからさまな海外向けのコンテンツではなく、日本人も含め世界中の人が楽しめる「日本が世界に誇る新しいエンタテインメントを創造する」という志を「革命アイドル暴走ちゃん」と共有、インバウンド向けの常設型ライブエンタテインメントの展開を目指す方向性が合致したことにより、今回のコラボレーションを決定した。7月のコラボレーション公演での結果を踏まえ、松竹×革命アイドル暴走ちゃんの常設劇場展開を本格的に目指すことになるという。

日本が世界に誇る伝統芸能「歌舞伎」の原型といえば、17世紀初頭に京の四条河原に出現した出雲阿国率いる「阿国歌舞伎」である。この女子劇団による「かぶき踊り」というパフォーマンスは、当時にしてみれば革命的で過激なエンターテインメントにほかならなかった。現代において歌舞伎をほぼ傘下に収める松竹が、二階堂瞳子の率いる「革命アイドル暴走ちゃん」に出雲阿国に通じる遺伝子を見出したとすれば、今回のコラボレーションは芸能史的にも興味深い事象といえるだろう。


なお、この公演の出演者及びスタッフもこの機に募集がおこなわれる。今回の公演に画すると、今後の松竹×革命アイドル暴走ちゃんの常設劇場展開のプロジェクトにも優先的に声が掛かる。出演者向けの<オーディション開催要項>は次のとおり。

■実施期間:2019年4月13日(土)、21 日(日) 両日 10:00~22:00 の間の指定時間
■場所:松竹㈱東劇ビル内予定(東京都中央区築地 4-1-1 日比谷線・浅草線東銀座駅より徒歩 3 分)
■応募方法:革命アイドル暴走ちゃん HP ( http://missrevodolbbbbbbbberserker.asia )参照。
■応募締切:2019年4月5日(金)23:59迄

【革命アイドル暴走ちゃん女帝「二階堂瞳子」プロフィール】 北海道札幌市出身、1986年生、演出家・振付家・俳優。自身が学生時代に地下アイドルとして活動した経験からヲタク文化をアートに転化させる試みを始める。「驚きのないものに人は感動しない!」という信念の元、アイドルソングや、アニメ、ヲタクなどの現代日本を代表するサブカルチャーを取り入れた独自のメソッドを築きあげる。2013年に自身の作品がヨーロッパ3ヶ国(スイス、オランダ、ドイツ))から招聘され海外進出を遂げて以降、ニューヨーク近代美術館 MoMA でフィーチャーされる等、海外で高い評価を得、その他招聘公演も多数。

公演情報

革命アイドル暴走ちゃん『暴走ちゃんの暴走』
 
■主催・製作:革命アイドル暴走ちゃん
■制作協力:松竹株式会社

 
■日程:2019年7月10日(水)~7月16日(火)
※公演数・開演時間等は後日発表
※「7 月 10 日(水)初日にマスコミ招待を予定(後日御案内致します)」
■場所:花まる学習会 王子小劇場
(東京都北区王子 1-14-4 B1F 王子駅より徒歩 5 分)
■料金:3,000 円(税込)
■革命アイドル暴走ちゃん HP http://missrevodolbbbbbbbberserker.asia