存在感を示す『FGO』にリアルで再現された「ワルプルギスの夜」……「AnimeJapan2019」東4-6ホールレポート！

3月23～24日に東京ビッグサイト・東館すべてを使って開催された「AnimeJapan2019」。SPICEでは、ブロックを通路を中心に2つに分けて紹介する。まずは東4－6ホールに展示された各アニメ会社・作品ブースの中から注目のものをピックアップしていこう。

ジャンルを超えて拡大していく『Fate/Grand Order』は巨大特設ブースでその魅力をアピール

今回の「AnimeJapan2019」では特別協賛として名を連ねた『Fate/Grand Order』。今年の夏にはサービス開始4周年を控え、TVと劇場での新作アニメーション公開も控える同タイトルは大型特設ブースを始めとする様々な試みでその魅力をアピールした。

今秋放送予定のTVアニメ『絶対魔獣戦線バビロニア』に登場するキャラクター達の等身大パネルが勢ぞろい。

アニメ化された様々なFateシリーズと『FGO』のキャラクター達が邂逅するスペシャルコラボイラストが登場。こちらのイラストを使用したポストカードも数量限定で無料配布された。

壁面の大型ディスプレイではFateシリーズを振り返るスペシャル映像や、24日に開催されたステージイベントの様子などが上映され、多くのファンが足を止めて映像に見入っていた。

開発元のディライトワークスのオリジナル新作も発表。FGOで培った技術がどんなゲームを生み出すのか注目のプロジェクトだ。

ビッグサイトに「ワルプルギスの夜」襲来！ 『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』ブース

『魔法少女まどか☆マギカ』の最終回において、絶望的なまでに強大な力を見せつけた最後の敵「ワルプルギスの夜」。ソーシャルゲーム『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』ブースでは、そのワルプルギスの夜をリアルに降臨させたスペシャルアトラクションが登場。巨大なワルプルギスの夜がステージ上に浮かび、背後のワイドスクリーンに表示されたカウントダウンが終わると、禍々しい映像と光の演出によって劇中で見せたあの猛威が再現！

そしてワルプルギスの夜に立ち向かうほむらとまどかの戦う姿も映し出され、最後は新たな魔法少女達の戦いを描く『マギアレコード』へと繋がるという、5分間に及ぶ見応え満点なこのアトラクションは、常に多くの人を集めていた。

アスミック・エースでは触れる女性教師等身大パネルが登場！

『なんでここに先生が!?』では先生達の豊満な胸を再現した等身大パネルやセクシーなコスプレイヤーが登場。

『Dimensionハイスクール』ではキャラクター達の使う学校のロッカーなどを再現するなどして、それぞれの作品の魅力をアピールした。

大量のディスプレイを駆使した演出で作品の魅力をアピールしたアニプレックス

アニプレックスでは多種多彩な待機中の新作などを、ふんだんな映像を使ってアピール。中でも圧巻だったのはブース外周に設置された大量のディスプレイを使った映像上映。新作PVだけでなく、AnimeJapan2019のテーマである「ROCK」にちなんで、『アイドルマスター』シリーズや『AngelBeets!』に『かぐや様は告らせたい』など音楽にまつわる新旧アニプレックス作品の映像を連ねたオリジナル映像を上映。

多数のディスプレイを活かした演出で多くのアニメファンの注目を集めていた。

他にも様々な注目の展示が目白押し！

NBCユニバーサルでは新作『とある科学の一方通行』の制作が決定した『とある魔術の禁書目録』シリーズのキャラクター達が等身大パネルで勢ぞろい！

ADKエモーションズでは、Netflixでの配信を間近に控えた『ケンガンアシュラ』を迫力の等身大フィギュアでアピール。

ニトロプラスブースでは『刀剣乱舞』シリーズ四周年を記念して、マスコットのこんのすけを着ぐるみで登場させたり、熊本地震で被害を受けた阿蘇神社の復興支援チャリティーなどを展開。

さらに第三期に先駆けて新作の制作が決定した『Thunderbolt Fantasy』では、実際に撮影に使用された人形を展示。その精巧な造りを写真に収めるファンが後を絶たなかった。

根強い人気の『ご注文はうさぎですか？』は新作OVAと第三期の製作が決定！ ブースでは等身大パネル展示や多彩なオリジナルグッズの販売などで盛り上がった。

話題のバーチャルYouTuberプロジェクト『22/7』ブースでは、堀口悠紀子によるビジュアル展示の数々や、PSVRで彼女達と対面できるアトラクションが多くのファンを集めていた。

特別展示「アニメノオト」では、先日劇場公開された『機動戦士ガンダムNT』を題材にしてアニメーションにおける音響制作過程を解説。

展示のラストでは実際の映像でそれを体感できるという制作現場に興味のあるファンには嬉しい展示となっていた。

（取材・文・撮影：斉藤直樹）