「ジャニーズWESTのメンバーに成長したなって言われたい」小瀧望主演舞台「モールス」開幕
-
ポスト -
シェア - 送る
「モールス」田中健、水上京香、高橋由美子
11月13日(金)、東京グローブ座にて舞台「MORSE-モールス-」が初日を迎えた。これに先駆けて、同日昼、同劇場にてゲネプロが催され、その後、主演の小瀧望(ジャニーズWEST)、水上京香、田中健、そして高橋由美子が会見に臨んだ。
同級生たちの執拗ないじめに悩む少年オスカー。父親は家を出ていき、母親は酒に溺れる日々。居場所のないオスカーは自分の苦悩を誰にも言えず、孤独な毎日を過ごしていた。
ある日、父親らしきホーカンと一緒に、隣の部屋に引っ越してきた少女エリと出会う。自分と同じく孤独を感じるエリにひかれていくオスカー。仲良くなった二人は部屋の壁越しにモールス信号で連絡を取り合うようになる。
「モールス」
彼らが住む雪に包まれた町で猟奇的な殺人事件が次々と起きる。
犯人はホーカン。だが彼が人を殺める理由の裏にはエリの存在があった。誰かの血をのまなければ生きられないエリのためにホーカンは血(食事)をエリに提供していたのだった。
「モールス」
エリの重大な秘密を知ったオスカーは…。
若干19歳にして主人公のオスカー役、そして座長を務めることになった小瀧は記者から「小瀧くんでなく小瀧さんと呼ばないと…」と言われると「いやいやいや、そんなおこがましいことを」と照れながらも、「稽古をすごい長い期間やらせていただいた。みんなで作ってきたものですし、自信はあります」と力強く応えた。
19歳の身で7歳下の12歳を演じることについては、「僕も12歳って聞いたときはキャスティングミスかなって思いました。(身長も)184㎝ですし」と照れ笑い。(本番中、時折見せるツルツルのすねにもご注目!)
一方エリ役を務める19歳の水上は、「いろいろなことを経験させていただきました。血のりやらワイヤーやらアクションやら…壁を登ったり。血を飲んだり吐いたり…『次何?』『次何!?』って状態で。なかなか経験できないことばかりでした。でもすごく楽しいです」と上気した顔で語る。
そんな若い二人を見守る田中と高橋は、大御所扱いされると「いやいやいや」と首をふりまくり。ホーカン役を演じる田中は「結構今、疲れています(笑)最初の人を殺すときに全精力使い果たしてしまう。(若い)二人はこんなに元気なのに」とうらやむ素振り。
「モールス」
とはいえ、その存在は小瀧にとって頼もしい存在だったようで「(田中や高橋の)稽古場での稽古自体を観ることができるのが嬉しかった。芝居を作りあげていく過程を観れるのが楽しかった」と振り返っていた。
なお、本作品では母親役の高橋と、エリ役の水上それぞれに添い寝してもらう場面が登場する。「35回一緒に寝ますね!女性キャストが二人しかいない中、その二人とベッドに寝る。すごい幸せだと思います(笑)WESTのメンバーにすごいいじられるでしょうね。共演者にも言われます。『そこ、いいよねー!』って」とニヤニヤしながら小瀧が語ると、隣で高橋が「なんかねーすみませんねー申し訳ないー」、そして水上も「小瀧さんのファンの方、すみません」と照れくさそうにコメントしていた。
オスカー自体が精神的に落ちている設定だったこともあり、稽古場などでは「はじけたくはなりましたが深作(健太)さんから幕間や休憩中も『オスカーのままでいて』って言われてすごい抑えてました」と、小瀧。水の中で息を止めるシーンでは、頭を働かすと脳内の酸素がなくなるらしく、何も考えないでいるとのこと。「1分10秒くらいが限界ですね。(息をもっと長く止めるために)ドラえもんがいないか探しています」と茶目っ気たっぷりに答えていた。
「ジャニーズWESTのメンバーも近々、今日か明日か観に来るといってます。成長したなって言われたいですね」と語る小瀧。グループの末っ子がこの舞台で大きく成長する姿をファンならずとも見守りたいところだ。
■公演日・会場:
2015年11月13日(金)~12月6日(日)東京グローブ座
2015年12月9日(水)~12月13日(日)シアターBRAVA!
■演出:深作健太
■上演台本:瀬戸山美咲
■出演:
小瀧望
水上京香 久松信美 横山一敏 奥田圭悟 塩顕治 富岡晃一郎
高橋由美子 田中健
■公式サイト:http://www.morse-stage.jp/