LiSA、1万3000人のLiSAッ子たちと迎えた“最高の平成の終わり”
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LiSA「LiVE is Smile Always~364+JOKER~」の様子。(撮影:青木カズロー)
LiSAが4月29、30日に神奈川・横浜アリーナにて単独公演『LiVE is Smile Always~364+JOKER~』を開催した。この記事では2日目の様子を紹介する。
『LiVE is Smile Always~364+JOKER~』は平成最後を飾る特別企画として行われた2日間限定の公演。「トランプ」をモチーフにした演出が随所にちりばめられ、全国から集まった1万3000人のLiSAッ子(LiSAファンの呼称)たちをたっぷりと楽しませた。
開演時刻を迎えるとLiSAッ子たちが持つペンライトが一斉にピンクに光り、幻想的な空間を作り出す。大歓声を浴びながら登場したLiSAはオープニングナンバーとして「Thrill, Risk, Heartless」を届けたのち、ライブの定番曲「Rising Hope」を投下。そのパワフルかつエモーショナルなパフォーマンスに会場は徐々に熱気を帯びていく。序盤のMCでLiSAは平成最後のライブであることをアピールしながら「期待しかしないでね! 最高に楽しんでいきましょう!」とLiSAッ子たちに呼びかけた。
その言葉通り、ライブは客席の中央まで伸びる花道やせり上がるサブステージ、巨大なLEDパネルなど広い会場を生かした演出、男女2組からなる“トランプダンサー”たちとのコラボレーション、曲のイメージにあわせた多彩な衣装などLiSAの魅力を視覚的にも堪能できる内容に。中でも会場を圧倒したのは「LOSER ~希望と未来に無縁のカタルシス~」から始まった中盤のブロックだった。真っ赤な着物を羽織ったLiSAは、エレキギターを弾きながら激しい歌声を場内に轟かせたかと思えば、「DOCTOR」ではスパンコールをあしらったミニドレスに身を包み艶かしい歌と仕草でLiSAッ子たちを悩殺する。真っ白なロングドレス姿でパフォーマンスした「Blue Moon」ではシリアスな世界観を伸びやかな声で表現し、アカペラで始まるアレンジの「TODAY」では力強いメッセージをまっすぐ歌い上げるなど、曲ごとに異なる表情を見せ会場中を惹き付けた。
ライブの折り返しでは、前日に続き「鬼滅の刃」のオープニングテーマ「紅蓮華」を披露したLiSA。新曲にも関わらず大いに盛り上がるLiSAッ子たちの姿に彼女はうれしそうな表情を浮かべていた。その後LiSAは「ROCK-mode'18」でギアをトップに入れたのを機に、「ADAMAS」や「Rally Go Round」などアップテンポな楽曲でラストスパートをかけていく。「最高の平成の終わりを迎えたみんなに最高の令和が待っていますように!」という言葉に続いて、新しい時代に“挨拶”するように勢いよく「Hi FiVE!」をパフォーマンスした。
アンコールの声に応えてステージに戻ってきたLiSAは、「ホントにすごかったよ!」とLiSAッ子たちの熱狂と盛り上がりを絶賛。そしてキュートな振り付けと共に「スパイシーワールド」を披露したのち、「最後に私たちの歌を歌おう!」と平成最後のナンバーとして「Catch the Moment」をLiSAッ子たちと全力で大合唱した。温かな一体感が会場を包む中、LiSAは「忘れないで、みんなは最高の “今日”を作れます。最高な今日は自分で作れます。1日1日楽しんで!」「令和も楽しいことねりねりしてるから期待しかしないでね」と宣言すると「ばいちっ!」と元気いっぱいにLiSAッ子たちに別れを告げた。
なおLiSAは7月3日にライブで披露した「紅蓮華」をシングルとしてリリースし、発売同日より全国ホールツアーを開催する。
LiSA「LiVE is Smile Always~364+JOKER~」2019年4月30日 横浜アリーナ セットリスト
01. Thrill, Risk, Heartless
02. Rising Hope
03. JUMP!!
04. rapid life シンドローム
05. アシアトコンパス
06. 1/f
07. LOSER ~希望と未来に無縁のカタルシス~
08. the end of my world
09. DOCTOR
10. Blue Moon
11. TODAY
12. 紅蓮華
13. ROCK-mode'18
14. ADAMAS
15. LiTTLE DEViL PARADE
16. Psychedelic Drive
17. Rally Go Round
18. Hi FiVE!
<アンコール>
19. スパイシーワールド
20. Catch the Moment