力強く進み続けるすとぷりが“すとぷりすなー”に誓った明るい未来ーー幕張公演をレポート

2019.5.5
レポート
音楽

すとろべりーめもりー vol.7

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すとろべりーめもりー vol.7 
2019.5.1 幕張イベントホール

さとみるぅところん莉犬ななもり。ジェルによる6人組エンタメユニット・すとぷり。彼らが4月30日、5月1日と平成最後/令和元日をまたにかけ2日間のワンマンライブ『すとろべりーめもりーvol.7』を行い、両日大成功に収めた。
彼ら最大規模の会場でもあった幕張イベントホールにて行われたこの2日間。3月27日に発売された1stミニアルバム『すとろべりーすたーと』の楽曲を中心に、各ソロ曲を各日毎に変え、日毎に曲順も変えた流れにて両日楽しませてくれた。中でも2日目の5月1日はまさにハイライト。場内交えた感動の涙と共に、彼らがみんなと共にこれからもさらに大きくなっていき、まだ見ぬ素晴らしい景色をすとぷりすなー(すとぷりのファン)に見せることを誓い、それを大いに確信させてくれるものがあった。

会場内に入ると早くも彼らの世界へと誘われた。メルヘンの王国のようなパステルを基調とした巨大なお城をモチーフにしたステージが我々を歓迎してくれた。まずはメンバー総出演の動画による注意事項とデパーチャー映像がお城中央のスクリーンに映し出される。「歴史が変わる瞬間とは何だ?」「元号が変わる瞬間? お札が変わる瞬間? いやいや、それは人々の心を震わせた瞬間である!」「さぁ、絶望している人を救い、光を取り戻しに行こう!!」との誘いと共にメンバーがステージに呼び込まれる。

すとろべりーめもりー vol.7


すとろべりーめもりー vol.7


すとろべりーめもりー vol.7

ステージに6人のメンバーが横一列にその雄姿を現す。生バンドによる臨場感のあるサウンドの上、6人がユニゾンで歌う「パレットダンス」が“手をつなごう。さぁ、踊ろう。さぁ、行こう!”とすとぷりすなーたちの腕を強く引っ張る。続くしっとりとしたボーカルのリレーションから急変。テンポアップも特徴的な声質の違う6人各人の歌が楽しめた「ロメオ」では、疾走感と共に会場が走り出していくのを見た。

次は各人のソロブロックで、ななもり。ジェルさとみがそれを動画にてイントロデュースする。「普段見せないカッコイイところ魅せるから」と、ななもり。。まずはステージ後方階段上からさとみが「アイのシナリオ」が歌い登場する。会場のペンライトが彼のカラーでもあるピンク色に一面染まる。レーザーも飛び交い、ダークさとそこを抜けたストレートさが気持ちいい。続いてのジェルもオレンジの光の絨毯の中、「たのしもうぜ!!」とバーレスクで歌謡的な「Sコート」を煽りながら歌い、場内をさらにグイッと彼らの世界観へと惹き込んでいく。対して、場内の光の絨毯が黄色で埋まると、「この想いを歌に」を歌うるぅとによる柔らかく優し気な歌に場内が包まれていく。また、「みんな盛り上がっていけますか!!」と再び場内を引き連れて走り出したのはななもり。の「ヒバナ」であった。対して、「みんな元気か?」とステージを左右元気いっぱいに駆け抜けた、ころんによる「ロケットサイダー」、また、「幕張世界一の愛をくれ!!」と莉犬の「小さな恋のうた」による中性的で柔らかい歌声が場内に広く染み渡っていった。

すとろべりーめもりー vol.7

すとろべりーめもりー vol.7

すとろべりーめもりー vol.7

中盤のゾーンはミニアルバム収録の各人によるデュオが楽しめた。キュートな歌声の莉犬とウィスパー気味のるぅとによる、コミカルさも交えた「すとろべりーごーらんどっ」がタオルを回す代わりに赤と黄色のペンライトを大旋回させれば、着崩した揃いの制服のさとみころんによる「でこぼこげーむぱーてぃー」が力強く、キメの<↑↑↓↓←→←BAでんでんでん>を場内も交えバッチリとキメてくれる。また、ジェルななもり。による「非リアドリーム妄想中!」では、お互いに掛け合いも交え歌い楽曲が昇華されていった。

次のゾーンへのイントロデュースは、ころん莉犬るぅとが担当。そんな彼らが会場のタイトルコールを受け「おじゃま虫」を歌う。右、 左、真ん中と、各人が番ごとにスイッチし、思い思いに「好き!」の言葉を場内に叫び、その度に会場中に大嬌声が起こる。対して、さとみジェルななもり。は「可愛さをアピールしよう!」と算段。ピンクのジャケットを着た3人がファンキーさの混じったサウンドの上、<先生の事好きですかー? (ハーイハイハイハーイハイ)>と、そこを各人の名前に変えたコール&レスポンスにてサービス。場内もご満悦だ。

すとろべりーめもりー vol.7

本編のラストスパートは6人全員がステージに登場。王子のコスチュームにて居並び、ミニアルバム収録の曲たちが立て続けに歌われた。まずは情熱的な「AquaKiss」ではメンバー全員による揃いのボックスステップをキメ、会場中に無数のワイパーの花を咲かせると、会場中が眩しく照らされた中うたわれた「Endless Flight」では、“さぁ行こう!!”と誘われ明るく次の扉を開いてみせる。そしてラストは巨大なカラフルなバルーンたちが場内を転がる中、ハッピーにパーティに「はりーはりーらぶ」が締めた。

さぁ、アンコール。ここまで動画を通してのメンバーからのMCだったのに対し、ここでようやく6人各々から、この日の想いや感想、みんなへの感謝やこれからも一緒に走って行こうとの力強い誓いが涙交じりで語られる。それはまるで堰き止めていた想いが決壊し、溢れるかのようであり、聞く者に感動を与えた。

すとろべりーめもりー vol.7


すとろべりーめもりー vol.7


すとろべりーめもりー vol.7

「この春は作品作りにライブにみんなが楽しめるように臨み費やしてきた。この2日間はこんなに素晴らしい光景が見れて、それらも報われたし嬉しかった。すとぷりでの俺の夢は、一人でも多くの人を救いたいし、支えになること。みなさんを最高のファンやリスナーにしますから、これからも支えて下さい」(ジェル)

「まさかこんな素敵な景色が見れるとは活動当初は思ってもみなかったです。いつも「好きだよ」と伝えてくれてありがとう。これからも「私はすとぷりが好き」と胸を張って言える活動をしていきます。すとぷりは誰よりもリスナーを大事にしている自負があるし、それを持ってこれからも走り続けます!!」(莉犬)

「こんなに素晴らしい景色が見れてホント嬉しい。色々な人に感謝が絶えません。これからもさらに凄いことを用意してます。みんなを幸せにする自信があるから、今後も是非ついてきて欲しい」(ころん)

「正直、不安もあった。しかしこの2日間がこんなにも素晴らしい日になって良かった。みんなに笑顔を与えられるのも、やはりみんなが居てこそ。今後もすとぷりは止まらないし、絶対に裏切らない」(るぅと)

ころんと「武道館を目指そう!!」と憧れ的に話していたのも今となっては夢のよう。このメンバーに会えて心の底から嬉しいです。平成で一番良かったことはみんなと会えたこと。みんなは俺たちの宝です。僕はこの光景を一生忘れません」(さとみ)

「常にみんなの為に頑張ろうと思えるのは、みんなからのメッセージが一つ一つ心に響いてくるから。俺たちのことを見てくれてありがとう。今後もすとぷりすなーたちと走り抜けて行きたいので、ついてきてください!!」(ななもり。)と各位。

すとろべりーめもりー vol.7


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すとろべりーめもりー vol.7

そして、「今日を忘れられない想い出にしようね」(ななもり。)と、パーッと明るく全員で「Flowering palettes」を。そこでは無数の笑顔や幸せそうな顔を見ることができ、ラストは銀テープも美しく舞う中、これまた全員による「大好きになればいいんじゃない?」が。愛してるの気持ちを会場の一人一人に届けたかのような同曲。最後はステージ/会場合わせて<愛してる>の大合唱。2日間に渡る幸せな時間を心に刻むように、いつまでもそのフレーズが尊く響いた。

7月3日には1stフルアルバムの発売の発表もあったすとぷり。これからも彼らはさらに大きくなるし、力強く進んでいく。それが改めて強く誓われ、確信させてくれたライブであった。彼らはこれからもさらにいい景色を目指し進んでいく。そう、すとぷりすなーたちの想いや夢を乗せて。


文=池田スカオ和宏

未掲載カット含む全ライブ写真は【こちら

すとろべりーめもりー vol.7

すとろべりーめもりー vol.7

セットリスト

すとろべりーめもりー vol.7 
2019.5.1 幕張イベントホール

1.パレットダンス(全員)
2.ロメオ(全員)
3.アイのシナリオ(さとみ)
4.Sコート(ジェル)
5.この想いを歌に(るぅと)
6.ヒバナ(ななもり。)
7.ロケットサイダー(ころん)
8.小さな恋のうた(莉犬)
9.すとろべりーごーらんどっ(莉犬×るぅと)
10.でこぼこげーむぱーてぃー(さとみ×ころん)
11.非リアドリーム妄想中!(ジェル×ななもり。)
12.おじゃま虫(ころん、るぅと、莉犬)
13.イノコリ先生(さとみ、ジェル、ななもり。)
14.AquaKiss(全員)
15.Endless Flight(全員)
16.はりーはりーらぶ(全員)
[ENCORE]
17. Flowering palettes (全員)
18. 大好きになればいいんじゃない? (全員)
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