京都・南座を遊び尽くす『京都ミライマツリ2019 』屋台飯や縁日遊び、DJなどを昼夜満喫できる“最新型マツリ”を先行体験

レポート
イベント/レジャー
2019.5.14

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日本最古の歴史を持つ劇場、南座の新開場を記念して開催中の南座新開場記念『京都ミライマツリ2019』 Supported by SUNTORY。松竹がASOBISYSTEM、NAKED Inc.などのクリエイティブチームと手を組んで、未来のお祭り空間を創出する同イベントだが、5月12日より「南座で、極上のリラックスを」「南座で、極上の夜アソビを」をテーマに「昼マツリ-HIRUMATSURI-」「夜マツリ -YORUMATSURI-」と題し、昼夜異なる演出による“マツリ”が開かれる。

「昼マツリ」は、格式高くて厳かな南座の雰囲気とは違い、気軽に入場してくつろげる空間仕様となっており、一方の「夜マツリ」は、DJがプレイする中、上質なナイトライフをおくることができる。5月10日、両マツリのプレス向け一部先行体験会が実施され、SPICE編集部も新しくなった南座でお祭り騒ぎをしてきた。

場内に入ってまず驚かされたのは、会場内のレイアウト。歌舞伎などの劇場として知られる南座は、普段は観覧席や花道があるが、今回の開催にあわせて席を取り払い、かわりに「納涼床」をモチーフとした床席を設置。この日はすでに体験者たちが食べ物やビールなどを購入し、床にあがって昼過ぎから早くもデキあがっていた。

そんな体験者たちの視線の先にあるのが、会場の前方で音を立てている「納涼滝」。これは歌舞伎の技法「本水」を用いたもので、耳触りの良い水音を立てておりヒーリング効果抜群。またこの滝には、一定時間ごとにデジタル花火「滝ジェクションマッピング」が投影されるのだが、伝統的な花火の美しさと万華鏡をモチーフとする輝きを融合させた映像は、思わず息をのむほどの迫力と美しさがあった。

納涼滝を眺めながら口に運ぶのは、老舗・人気店による屋台飯だ。「京都 祇園・侘家古暦堂(わびやこれきどう)」では、厳選鶏を使用した食べ応え十分の鶏カツ弁当などを販売。手羽トロ唐揚げは、口の中でとけるような柔らかさだ。中国料理「楽仙樓(らくせんろう)」ではおつまみ3種盛り、冷菜2種盛りを販売しており、ピリ辛な味付けがやみつきになる。

スイーツ系は個性的な屋台がずらり。ポップコーンの「京都かめよし」は完熟山椒、黒蜜きな粉、九条ねぎなど京都ならではのフレーバーが味わえる。アイスの「京都・本くず氷」は、アイスをバーナーでサッと炙ることでまろやかな食感になる“焼いて食べるアイス”が美味。また、新元号「令和」の文字の型紙を使ったステンシル体験もできる。

サントリー・ザ・プレミアム・モルツの「神泡アート」では、京都ミライマツリ限定の「隈取版」を販売。口をつけるのがもったいないほどの完成度だが……、やっぱりグイッといかずにはいられない! サントリードリンクブースでも、京都ブルワリー謹製ザ・プレミアム・モルツ「樽生」ほか、角ハイボール、ジャパニーズクラフトジンROKUソーダ割りなどを提供している。

食事のあとは、デジタル屋台で、最先端テクノロジーを駆使した縁日あそびを楽しみたい。自分の手を拳銃に見立てて「バンッ!」と叫んで商品を撃ち落とす「HYPER射的」、和柄模様が変化するヨーヨーを釣る「YO-YO釣り」、自分の顔が綿あめなどに変化するお面のフォトブース「Oh!メーン」など、子どもから大人まで無邪気にはしゃぐことができる。

「夜マツリ」は、「昼マツリ」に比べて照明がより暗くなり、南座がクラブ空間へとモードチェンジ。先行体験会では女性DJが、重低音を効かせたEDMを中心にプレイ。南座の良質な音環境もあいまって、自然とDJブースの前で踊りたくなってくる。また、DJのバックには、プロジェクションマッピングで映像をうつし出して派手さを演出。「夜マツリ」の体験会は1時間のみだったが、一晩中踊り明かしたい気分になった。

ちなみに「夜マツリ」の開催期間中は、スペシャルゲストDJとして田中知之(FPM)や大沢伸一(MONDO GROSSO)、tofubeatsEXILE MAKIDAI(PKCZ®)、中田ヤスタカら豪華な面々が登場して南座の夜を盛り上げる。

「昼マツリ」「夜マツリ」ではそのほかにも、片岡愛之助による歌舞伎を題材とした新しいAR体験ができる「歌舞伎×AR 石川五右衛門〜南座唐破風の場〜」、「義経千本桜」をテーマとした歌舞伎×最先端テクノロジーの体験型メディアアート「KABUKI ノ ヒカリ」などがあり、またフォトスポットも各場所に設置。一日中、南座で遊びつくせる。

南座新開場記念『京都ミライマツリ2019』 Supported by SUNTORYの「昼マツリ」は5月25日(土)まで、「夜マツリ」は5月24日(金)まで開催中。

取材・文・撮影=田辺ユウキ

イベント情報

南座新開場記念『京都ミライマツリ2019』 Supported by SUNTORY
 
場所:南座
〒605-0075 京都市東山区四条大橋東詰
 
昼マツリ–HIRUMATSURI-:5月12日〜25日(土)
【開場時間】11:00~17:30 
【入場料(税込)】全日程 大人¥2000/子ども¥1000(ワンドリンク付き)
 
夜マツリ–YORUMATSURI-:5月12日〜24日(金)
【開場時間】月~木 18:30~22:00 (21:00最終入場、21:30ラストオーダー/DJタイム終了)
      金土日 18:30~23:00  (22:00最終入場、22:30ラストオーダー/DJタイム終了)
【入場料(税込)】月~木 一律¥2000 金土日 一律¥3000(ワンドリンク付き)
 
12日(日)「おーぷにんぐぱーてぃー」田中知之(FPM)、大沢伸一(MONDO GROSSO)、野宮真貴&のぼる、枝國栄一(枝魯枝魯)、松本日出彦(松本酒造)
17日(金)tofubeats(DJ SET)、Licaxxx
18日(土)DJ MAKIDAI(PKCZ®)
19日(日)banvox
24日(金)「くろーじんぐぱーてぃー」中田ヤスタカ 

【南座HP】 https://www.shochiku.co.jp/play/theater/minamiza/ 
【公式HP】 https://www.miraimatsuri.com 
【公式Twitter】@miraimatsuri
【公式Instagram】@miraimatsuri
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