V6・トニセン坂本昌行、長野博、井ノ原快彦による「TWENTIETH TRIANGLE TOUR」の第二弾が上演
-
ポスト -
シェア - 送る
(左から)井ノ原快彦、坂本昌行、長野博
2019年7月27日(土)~8月20日(火)東京・東京グローブ座、8月30日(金)~9月1日(日)北九州・北九州芸術劇場 大ホール、9月7日(土)~10日(火)大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて、20th Century(トニセン)の坂本昌行、長野博、井ノ原快彦による「TWENTIETH TRIANGLE TOUR」公演の第二弾が上演されることが決定した。
コンサートや、トークショー、ミュージカルとも違う、まだ出会ったことのない、音楽と演劇が融合した“Play with Music”=“新しい舞台のカタチ”を目指して誕生した、坂本、長野、井ノ原によるV6内ユニット・20th Century(トニセン)。彼らが「未知の舞台表現を開拓し、観客と共に新たな旅に出よう!」という思いで、三人だけの舞台、「Play with Music”=TWENTIETH TRIANGLE TOUR(“TTT”)」という新たなジャンルの作品作りをスタートさせた。本公演は、2017年に好評を得た『戸惑いの惑星』に次ぐ第二弾となる。
2017年に上演された第一弾『戸惑いの惑星』は、作・演出に三人の魅力を知り尽くしたG2を迎えた。坂本、長野、井ノ原それぞれのイメージや個性とリンクするようなキャラクターたちが夢を追い続け本当の自分に出会うという物語に、これまでに発表されたトニセンの曲が命を吹き込んだ。さらにそれぞれが楽器演奏に挑戦するなど音楽が重要な要素を担い、三人が口を揃えて「誰も見たことのない舞台を創り上げた」と手応えを掴んだ作品となった。
そして2年半ぶりに第二弾の上演となった本作。脚本・演出を手掛けるのは、兼ねてからV6のみならず、井ノ原のソロ曲の作詞をするなど親交の深い御徒町凧。詩人として数多くの詩集を出し、森山直太朗のほとんどの作品の共作者でもある御徒町は、これまで森山のライブステージや音楽劇場公演、自身の名義で上演した舞台などの作・構成・演出など、ライブ作品も数多く手がけてきた。
御徒町による“TTT” vol.2のタイトルは『カノトイハナサガモノラ』。すでに昨年の夏から御徒町とトニセンによるワークショップは繰り返され、御徒町の目線で深く追求された三人のパーソナリティが盛り込まれたストーリーとなっている。舞台上はリアルともバーチャルともつかないような雰囲気に包まれ、そこで繰り広げられる会話によって、普段の三人を覗き見るような不思議な世界へと誘われていく。そして、楽曲はもちろんトニセンの曲をメインに新曲も書き下ろされ、三人だからこその世界が気鋭のアーティスト御徒町によって創り上げられることだろう。
そこはとある空間。ライブハウスを想像させるような場所。
ソウル・ターミナルとも呼ばれているらしい。
そこへやってくる、サカモト、ナガノ、イノハラ。
他愛もない会話から見え隠れする、それぞれの過去・現在・未来、嘘・本当。
そこには常にメロディがあり、様々な想いを呼び起こしていく……
坂本昌行 コメント
作・演出の御徒町くんとは、すでにワークショップを長期的にやっていますが、非常に面白い体験をしています。そこで感じたものを舞台に載せてお届けできたら、ご覧になるお客様に不思議な体験をしていただけると思います。御徒町くんも「お客さんが観終わったあとにこれは芝居? それともライブだったの? と思うものにしたい」と言っていますし、演じる僕たちがお芝居ともフリートークともつかない中間にある面白さをつかめたら、この作品で目指す場所に一歩でも近づけるのではないかと思っています。自由にやっているように見えて、実は緻密に作り込まれた、演劇の面白さや演じる人間の楽しさが詰まったものになると思いますし、ご覧になったお客様がどう解釈してくださるのかが楽しみですね。前回に引き続き、この作品も新たな挑戦の場所となるかもしれませんが、僕らがもがき苦しみ、そして楽しむ姿を共有していただけたらうれしいです。
長野 博 コメント
TTTは「こういうことをやってみたら面白いんじゃない? やってる!?」みたいな発想から始まったプロジェクト。ですが、1回目をやったからといって2回目があるとは限らないですし、どの活動でも「また観たい」と求めてくださる方がいらっしゃるから、次の機会をいただけるのだと思っています。こうして2回目ができるのは本当にありがたいことですね本稽古に入る前からワークショップをやっているのですが、3人でやるのは初めての経験なので、とても新鮮です。雑談から入り、雑談の内容までが脚本に反映されるのが面白くて。御徒町くんともいい距離感でやらせてもらっていると感じますし、内容的にはそういうところも面白い作品になると思います。ワークショップを通じて、やはりこの3人ならではの雰囲気があると思いましたし、きっとこの作品は特に僕らをご存知の方にもそうではない方にも、「こういう空気感の3人なんだね」と感じていただけるものになると思います。
井ノ原快彦 コメント
坂本くん、長野くんとは少年隊のバックのときからずっと一緒なので、揃って芝居をするのは恥ずかしいところもありますが(笑)、トニセン主演の『東京サンダンス』(00年)のときから、芝居というよりも自然な感覚でやれますし、だからTTTを始めたのだとも思っています。御徒町くんは『東京サンダンス』で森山直太朗くんと一緒に出会って以来の仲。V6の歌詞を書いてもらったこともあって、ともに挑戦してもらえると思い、作・演出と劇中オリジナル曲の作詞をお願いしました。TTTには「今、ここでしかできないものを」という思いがあるのですが、演劇には今までに誰かがやったことが絶対どこかに盛り込まれるもの。それをどこまで意識しながら「今ここだけにしかないもの」を作れるか。それを劇場に足を運んでくださったお客様と一緒に作り上げたいと思いますし、ストレートプレイやミュージカルと同じように、一つの独立したジャンルとして観ていただけたらと思っています。
脚本・演出 御徒町凧 コメント
今回の公演のオファーを受けた時、単純に嬉しかったです。
幾度も重ねたワークショップを通して、3人の引き出しの多さに関心をしていて、すごく手応えを感じています。
インタビューと称したミーティングで何度も対話させてもらい、3人が3人であるという宇宙を感じたことが脚本へもつながっています。
トニセンの過去と未来と現在が、ただそこにあるような舞台です。ポケットを空にしてご来場ください。