EXILE黒木啓司の演技を小池百合子議員「すごく自然」と好評価

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2015.11.17
左から湊かなえ、渡辺大、黒木啓司(EXILE)、小池百合子衆議院議員、すずきじゅんいち監督。

左から湊かなえ、渡辺大、黒木啓司(EXILE)、小池百合子衆議院議員、すずきじゅんいち監督。

EXILEのパフォーマー・黒木啓司が本日11月16日に東京・ニッショーホールにて実施された映画「クロスロード」の完成披露試写会に登場した。

この作品は青年海外協力隊(JICA)創設50周年を記念して制作されたもので、同団体の活動を通じて繰り広げられるヒューマンドラマを描いたもの。黒木はボランティア活動に懐疑的ながら自分を変えるべくJICAに参加した主人公・沢田樹隊員役を担当。なお黒木にとって本作は初の主演作となっている。

舞台挨拶にはまず黒木と助演の渡辺大、本作を手がけたすずきじゅんいち監督の3人が登場。まずはすずき監督が黒木の演技について「二枚目で真面目。それに日々演技がよくなっていった。映画を観ているとわかると思いますよ」と太鼓判を押し、黒木は照れくさそうに「ありがとうございます」と一礼した。主人公と異なるポリシーを抱いてボランティアに従事する青年・羽村和也隊員役を演じた渡辺は「(作中は)誰とでもすぐに打ち解けられるんだけど、役ではそうではなかったので苦労した。でも思いを持って行動する姿勢は僕と同じ」と話す。黒木も自分の役どころについて「自分の道を歩むところが似てると思いました。それに沢田はけっこう人懐っこいところがあるんですが、僕も海外では現地の方々と身振り手振りなどですぐ仲良くなれるタイプなので似てますね」と語った。

この試写会では3人のほかにもゲストが登場。ゲスト1人目は「告白」などで知られる作家でJICAのOGでもある湊かなえ。彼女は自身がトンガ王国で行っていたボランティア活動のエピソードや、そこで日本語恋しさに本を読んだことが作家になるきっかけの1つになったことを明かす。そして司会者から実際に黒木と渡辺がJICAのメンバーだったらという質問をされた湊は、「もし実際にいたら、幸せだったろうなと思いました」と話し、試写会参加者を笑わせた。

湊に続いて舞台上に現れたのは小池百合子衆議院議員。彼女は「青年海外協力隊では一見答えがなくても自分で答えを見つけなきゃいけない。そうした経験が隊員にとって得がたい経験になり、人生を有意義なものにすると固く信じています」とJICAの意義を伝える一方で「私は実はEXILEのファン。東京ドームでも拝見している」と話す。彼女は黒木の演技について「すごく自然でした」と評価した。

舞台挨拶後に黒木は初となる主演を演じたことについて「主演っぽくはなかったかもしれないけど、スタッフや共演者に支えられながらやり切れた。勉強だらけで最初は緊張しましたが、温かく芝居ができた。もっと演技を勉強したいです」と意欲を見せた。

映画「クロスロード」は11月28日より東京・新宿バルト9ほかで上映される。

音楽ナタリー
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