Rhizomatiks Research×ELEVENPLAY ダンサーと観客が参加の体験型ダンス公演『border』
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2015年12月4日(金)~12月6日(日)に、スパイラルホール(東京都港区)にてメディアアーティストの真鍋大度・石橋素らが率いる「Rhizomatiks Research」と、演出振付家のMIKIKOが率いるダンスカンパニー「ELEVENPLAY」のコラボレーションによるダンス公演『border』のプレビュー公演が開催される。
本作は、2014年3月に発表され注目を浴びた「MOSAIC」に続く待望の新作公演。今回は、AR技術を駆使しインスタレーション空間がステージにもなるという、きわめて斬新なアイデアに満ちたダンス作品となり、インスタレーション空間内で、ダンサーと観客が参加して成立する、斬新な形式のダンス公演となっている。
観客は、ヘッドセット型のバーチャルリアリティのディスプレイを装着し、動きをプログラムで完全制御された「WHILL」に各自が座って体験する。「WHILL」は同時に10台準備されており、1ステージを10人ずつ体験できる。ダンスが始まると、観客の装着したディスプレイの視界には、高精度のデータ空間で描写されたバーチャルなステージ空間が広がり、装着したカメラ映像による実写風景が、データ空間に重ね合わされるAR(拡張現実)によって、各自が動き回りながらそれぞれの視点からステージを鑑賞する。
ステージ上ではELEVENPLAYの複数のダンサーが「WHILL」と空間を共有しながらにダンスを展開。リアルタイムのダンサーの存在とバーチャルなデータ上のダンサーの動きが融合し移り変わり、観客は、リアルのバーチャルの区別がつかなくなる迷宮的な空間表現と身体表現の世界に酔いしれることができる。
体験者以外は、エリアの外側からステージを鑑賞することも可能となっている。
全く新しい形のダンスパフォーマンスをぜひ体験してみては。