『仮面ライダー』『スーパー戦隊』からポケモンまで!犬飼貴丈、武田航平らの「負けないもの」とは? 映画『GOZEN』完成披露上映会
映画『GOZEN』完成披露上映会
6月17日、東京・新宿バルト9にて映画『GOZEN-純恋の剣-』完成披露上映会が行われ、出演者による舞台挨拶が行われた。イベントには、犬飼貴丈、優希美青、武田航平、前山剛久、井澤勇貴、松本寛也、井俣太良、元木聖也、矢崎広の9名が登壇した。
7月5日(金) 公開の『GOZEN-純恋の剣-』は、東映と東映ビデオが共同で手がける、映画と舞台を完全連動させる新企画『東映 ムビ×ステ』プロジェクトの第1弾。9月12日からは東京、9月27日からは大阪で、映画と連動する舞台『GOZEN-狂乱の剣-』が上演される。
将軍や大名の前で武芸を競う「御前試合」をテーマに、命がけで挑む8人の男たちの攻防と秘めた思いが描かれる本作。キャストには『仮面ライダービルド』主演の犬飼をはじめ、東映作品に縁の深いメンバーが揃っている。平成仮面ライダーシリーズをヒットに導き、数多くの若手俳優たちを育てた石田秀範監督がメガホンをとっていることにも注目だ。
主演の犬飼ら俳優陣が壇上に登場すると、会場に詰めかけたファンからは大きな歓声が上がった。
犬飼貴丈
主人公で幕府の隠密・青山凛ノ介を演じる犬飼。作品について聞かれると、「時代劇は初めてで、殺陣も所作など覚えることも多く大変でした。スケジュールもものすごくタイトで、(優希と)あまりコミュニケーションを取れなかったことが少し心残りです」と現場を振り返る。すると、ヒロイン・八重を演じた優希は「犬飼さんがすごく集中されていたので、もっとちゃんと役づくりしようと刺激をもらいました」と、優しいフォロー。
優希美青
息のあったふたりのやりとりに、凛ノ介の恋敵・寺脇甚八郎役の武田は、「そんなわけないでしょう! 陰でなんかしてたんじゃないの!? だって、こんな設定で、若い男女2人がさ……」とすかさず突っ込む。
犬飼に「ちょっと黙っててもらっていいですか?(笑)」とあしらわれると、武田は「茶々おじさんはいらない? おじさんって言ってもまだ(出演者内の年の順では)真ん中のほう。おじさん、もっといるから!」と、松本や井俣を巻き込み、会場を笑わせた。
つづいては、「御前試合のように勝負して、共演者たちに勝てるほどの特技はあるか?」との質問に回答する形でトーク。郷田半左衛門役の井澤は「小学校3年生からずっとダンスをやってきたので、ダンスなら披露できる」と答え、結城蔵人役の前山は「ゲームなら負けないと思いますね。マリオテニスなら、このメンバーボコボコですよ!」と、自信たっぷりの様子。
武田は「仮面ライダーに変身した回数。『GOZEN』とは関係ないですけど、僕、仮面ライダーの俳優なんで。今回変身がなかったのが残念ですね」と回答すると、会場からは笑いと拍手が。司会から、変身ポーズの実演を頼まれた武田は「絶対やらない! ノリが悪いって言われても、そんなに安いもんじゃない!」と対応し、作品を大切にする姿勢に再び拍手が巻き起こった。
続く白河三太夫役の井俣は「亀の飼育。この中では年齢でも勝てないし、ダンスとかできないし……生き物を愛でる心だけは絶対に負けない」と回答。田宮源三役の松本は「体の悪い箇所が多い。最近は背中にイボができて、真剣に悩んでるんですよ」との告白で笑わせつつ、「でも、スーパー戦隊に携わった数ナンバーワンだと思う」と東映愛をにじませた。また、流狂四郎役の元木が「体を動かすことに関しては負けない」と身体能力の高さをうかがわせる答えには、観客も大きく頷く。
矢崎広
矢崎は「ポケモンGOのレベルですかね。40近くいってるので。ご当地ポケモンを集めてます。でも、僕もマリオテニス上手いんです!」と前山にアピール。犬飼が「アニメや漫画、音楽の知識は割とあるんじゃないかな? ……いろいろ面白い回答が出てきたので、ボケるのやめました」とまとめると、「もうこれ質問じゃなくて大喜利じゃん!」と壇上と会場は笑いに包まれた。
舞台挨拶の最後に、改めて見どころを聞かれた犬飼は「うまく映画から舞台にバトンを渡せたのではないか。映画も何回も見ていただいて、舞台も何回も見ていただけたらと思います」とコメント。続く矢崎は「ここに登壇しているキャストだけでなく、舞台では新たなキャストが集って始動します。映画を楽しんでいただいて、この世界観を持って舞台にも足を運んでもらえたら」と、『ムビ×ステ』ならではの連動性をアピールした。
映画『GOZEN-純恋の剣-』は7月5日公開。