乙一監督のホラー『シライサン』がファンタジア国際映画祭に選出 10万人が来場する北米最大のジャンル映画祭

2019.6.28
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乙一監督のホラー映画『シライサン』が2020年1月10日(金)に公開されることが決定。また、同作がファンタジア国際映画祭に出品されることがわかった。

映画『シライサン』は、小説家・乙一こと安達寛高氏が監督・脚本を手掛ける映画。ジャンプ小説大賞を17歳の若さで受賞し、数多くの作品が映像化されてきた安達氏は、完全オリジナルの本作で長編監督デビューを果たす。『シライサン』で描かれるのは、「視線を逸らすと殺される」という怨霊“シライサン”の恐怖。“眼球が破裂した”不自然な状態で友人を亡くした大学生の端紀がシライサンの呪いに迫っていく物語だ。主人公の端紀を、本作で映画単独初主演を果たす飯豊まりえが演じ、同じく眼球破裂と心不全で弟を亡くす大学生・鈴木春男役で稲葉友が出演。そのほか、忍成修吾、谷村美月、染谷将太、江野沢愛美らがキャスティングされている。


『シライサン』が出品されるファンタジア国際映画祭は、会期中に10万人が来場するという、北米最大のジャンル映画祭。アジア・ヨーロッパ・北米の作品を中心に、ホラー・アクション・SF・ファンタジー・アニメなどの作品が多数上映される。過去には、日本から『川の底からこんにちは』(石井裕也監督)、『リアル鬼ごっこ』(園子温監督)、『カメラを止めるな!』(上田慎一郎監督)などが参加し、賞を受賞している。

『シライサン』は観客の人気投票による“Audience Award for Best Asian Film”の対象作品となり、7月17日(現地時間)に上映される予定。

主演の飯豊、監督の安藤寛高(乙一)氏のコメントは以下のとおり。

 

飯豊まりえ(瑞紀 役)

シライサンが出品されたと聞いてとても嬉しかったです。シライサンが世界の方々に知って頂けることを今からワクワクしております。

 

安達寛高/乙一(監督・脚本)

映画『シライサン』は、呪いをめぐる物語です。普通に暮らしていた者たちが、【シライさん】と呼ばれる存在に関わってしまったことで、次々と命を落としていきます。【シライさん】の呪いを回避するために、主人公たちは行動を起こします。はたして主人公たちは生きのこられるのでしょうか。僕がこの映画を作ることにしたのは、映画『リング』や映画『呪怨』が好きだったからです。人を次々と殺していく霊的な存在を創造し、観る人を怖がらせてみたいとおもいました。みなさんに、たのしんでいただけたら幸いです。

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また、新たな場面写真も公開されている。

『シライサン』は2020年1月10日(金)全国公開。

作品情報

映画『シライサン』
 出演:飯豊まりえ 稲葉友 忍成修吾 谷村美月 染谷将太 江野沢愛美 ほか
 脚本・監督:安達寛高(乙一)
 配給:松竹メディア事業部
 
【ストーリー】
両目の眼球が破裂した死体が連続して発見された。死因は心不全。死の直前“何か”に怯え取り憑かれたようだったという奇妙な共通点があった。親友を目の前で亡くした大学生の端紀(飯豊まりえ)と弟を失った春男(稲葉友)は死因を不審に思い、共に事件を調
べ始める。そして鍵を握る詠子を探し出すが、自殺を図り「シライサン…」という謎の言葉を残し亡くなった。事件に目を付けた雑誌記者の間宮も加わり、徐々に“シライシサン”の呪いが明かされていく。
 
公式サイト:http://shiraisan.jp/
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