窪田正孝×柚希礼音インタビュー 舞台『唐版 風の又三郎』がいよいよTV初放送
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(左から)柚希礼音 窪田正孝
2019年6月29日(土)WOWOWにて、今年2月に渋谷Bunkamuraシアターコクーンで公演が行われた、
本作品は、2013年『唐版 滝の白糸』以来6年ぶりの舞台となる窪田正孝、元宝塚歌劇団星組トップスターの柚希礼音がダブル主演を務め、北村有起哉、丸山智己、江口のりこ、風間杜夫ら豪華キャストが集結。そして演出は蜷川幸雄、唐十郎に師事した金守珍が務めて注目を集めた公演だ。
インタビューでは、演じた役柄や稽古場での裏話などを語ってもらった。
ーー互いの印象について
窪田:すごく頼れる方でした。舞台の上で、貫録があって、すごく安心感があって、相乗効果が生まれる感じでした。僕は、毎回1つとして同じ公演はないと思っていて。ちょっと変えてやってみたいなというところも、お芝居の中でできていく、というのが毎回すごく楽しみでした。
柚希:とても可愛いなと思います。そして、本当にお芝居が上手だなぁ、と。毎回の公演で、少しずつ変えるときは、窪田君が先に変えてきてくれました。稽古場の最初の頃は、それを感じることができないくらいに必死だったけど、とにかく織部だけに集中してやろうと思いだしたら、毎日がすごく楽しかったですね。
ーー窪田さんは、「唐版 滝の白糸」以来6年ぶりの舞台ですが、オファーがあった時の心境や舞台に戻ってきて何か思うことは
窪田:ドラマや映画を中心にやらせていただいていましたが、30歳になって新しいことに挑戦したいなと思っていて。その時にこのお話をいただいたので、是非やらせていただきたいです、と二つ返事で受けさせていただきました。今回、自分の感覚が変わったからなのか、すんなりと入ってくる感じがあって。6年前は正直、舞台がちょっと嫌になったりもしたのですが、今回は本当に舞台をすごく好きになりましたね。それが本当に自分の中で一番大きな変化でした。
ーー柚希さん、今回の稽古の中で助けになった言葉、共演者などはいますか?
柚希:私はアングラのお芝居をするのが初めてなので、演出の金さんへも“教えてください”という状態からスタートしました。金さんは、ダメなところはいろいろ教えてくださりつつも、私のこの骨格・肉体がまずアングラ向きなんだ、とか、宝塚で学んできたことはこの作品のためだったと思う、とかおっしゃってくださいました。金さんの演出が本当に素晴らしく、ありがたく過ごしていました。風間杜夫さんや六平直政さんからもいろいろと教わり、芸歴20周年の時期に教えてくださる方々に出会えて、ありがたいなと思いました。
アングラ演劇の雄・唐十郎の傑作戯曲『唐版 風の又三郎』をWOWOWで楽しもう。
放送情報
<作品情報>
作:唐十郎 演出:金守珍
出演:窪田正孝、柚希礼音、北村有起哉、丸山智己、江口のりこ、大鶴美仁音、えびねひさよ、広島光
申大樹、林勇輔、染野弘考、小林由尚、加藤亮介、三浦伸子、渡会久美子、傳田圭菜、佐藤梟
日和佐美香、清水美帆子、本山由乃、寺田結美、石井愃一、山崎銀之丞、金守珍、六平直政、風間杜夫
放送情報
収録日・場所:2013年10月15日/東京 Bunkamuraシアターコクーン
<作品情報>
作:唐十郎 演出:蜷川幸雄