「鼓童」の浅草特別公演『粋』が千穐楽 ”平成中村座”以来7年ぶりに浅草の舞台に神輿が登場

2019.7.1
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撮影=岡本隆史(Takashi Okamoto)

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2019年6月27日(木)より浅草公会堂にて、太鼓芸能集団 鼓童による浅草特別公演『粋』が上演され、6月30日(日)に千穐楽を迎えた。千穐楽のアンコールでは三社祭で使用される神輿がサプライズで登場。この神輿が浅草の舞台に登場するのは、2012年5月の“平成中村座”以来、7年振りとなった。

撮影=岡本隆史(Takashi Okamoto)

撮影=岡本隆史(Takashi Okamoto)

鼓童は、佐渡を拠点に、太鼓を中心とした伝統的な音楽芸能に無限の可能性を見いだし、現代への再創造を試みる太鼓芸能集団。1981年にベルリン芸術祭にてデビューし、以来、50の国と地域で6,000回の公演を行ってきた。中でも、多様な文化や生き方が響き合う「ひとつの地球」をテーマとした『ワン・アース・ツアー』は世界各地で3,900回公演。また、劇場公演のほか、小中高校生との交流を目的とした「交流学校公演」や、異なるジャンルの優れたアーティストとの競演、世界の主要な国際芸術祭、映画音楽等に参加し、その創造的な活動・ライフスタイルや理念は、世界のアーティストや芸術関係者から注目を集めている。

撮影=岡本隆史(Takashi Okamoto)

撮影=岡本隆史(Takashi Okamoto)

『粋』は今回が初演。三宅、モノクローム、大太鼓、屋台囃子をはじめとする、いわば鼓童の“古典”といえる曲が詰まった人気公演『道』(演出:船橋裕一郎)を浅草公演のためだけに再構築した作品だ。演出の船橋裕一郎が、“粋”な浅草の町、浅草の人々にインスピレーションを得て、浅草の土地ならではの音楽を創り出した。いわば、地域限定のご当地公演ともいえる公演だ。鼓童が浅草公会堂で初夏に開催する公演は、2013年から続き、今年で7年目を迎える。今年の三社祭には鼓童メンバーも参加し、神輿を担いだという。

撮影=岡本隆史(Takashi Okamoto)

撮影=岡本隆史(Takashi Okamoto)

『道』は、2019年5月より開催されている今年の全国ツアーの演目でもある。鼓童の前身である佐渡の國鬼太鼓座も含め、約半世紀の歳月をかけて継承し、練り込まれた、鼓童にとって根幹ともいえる作品だ。『道』『粋』ともに演出を務める鼓童代表・船橋裕一郎は、「“太鼓”は、叩けば音が出るというシンプルな楽器ではあるが、その音や響きは複雑にして、多彩、ひとつとして同じにはならない」と語る。鼓童のメンバーは、日々、その“太鼓”の表現・可能性を模索し、創作を続けている。

撮影=岡本隆史(Takashi Okamoto)

『粋』千穐楽にあたってのコメント

船橋裕一郎<鼓童代表&「粋」演出>

初日から満員で盛り上がっていたのですが、最後のフィナーレで神輿を登場させていただき感謝しています。「恐れ多いお願いをしてしまったな」と寝れない日々が続きましたけど、鼓童の皆で担がせて頂けて貴重で幸せな時間でした。
浅草は(町会のみなさんと)お付き合いさせて頂く中で、こういう大人になれたらいいなと思う「粋」な方が多くいらっしゃいますので、いつも勉強させていただいてます。浅草に鼓童の拠点を持つことができ、ようやく「ただいま」と言える場所になりつつあります。
(今年参加させて頂いた)三社祭も皆さんに温かく迎えて頂けて、青年部の皆さんとも神輿を通じて繫がる事ができました。これからも引き続きお世話になれたらと思っています。

冨士滋美<一般社団法人 浅草観光連盟 会長&仲見世商店街振興組合 理事長>

神輿は今まで“平成中村座”で出した一回だけになります。(今回、神輿を出すにあたり声をかけたところ)町会の皆さん二つ返事で「いいですよ」と集まってくれました。(鼓童さんは)我らの仲間です!
神輿を形にするには人を集めるのが一番大変なので、今回は(多くの町会の皆さんが集まってくれて)頼もしいなと思いました。
鼓童の皆さんをみていると、三社祭で代々神輿の担ぎ方を伝えていくのと同じように、(太鼓の技を次の世代、次の世代へと)伝えていっているなと感じています。
歴史をどんどん次へ伝えるのが大事なので、そういう意味でも(鼓童は浅草に)ぴったりだと思いました。

左から 船橋裕一郎、冨士滋美 撮影=岡本隆史(Takashi Okamoto)

公演情報

鼓童ワン・アース・ツアー2019『道』全国ツアー
 
【公演概要】
引き継がれる伝統、魂を揺さぶる太鼓の響き。鼓童の真髄がここにある━━━。
『道』は、前身の佐渡の國鬼太鼓座も含め、約半世紀の歳月をかけて継承し、練り込まれた、鼓童にとって根幹ともいえる公演です。鼓童代表を務める船橋裕一郎演出のもと、いわば古典ともいえる舞台の中から「型」を抽出し、鼓童のDNAを次代へと受け継いでいきます。
 
【演出】 船橋裕一郎
 
【公演日程】 2019年5月24日(金)~ 全国ツアー中
9月14日(土)飯能市市民会館 大ホール
   15日(日)狛江エコマルホール
   16日(月・祝) よこすか芸術劇場
   20日(金)愛知県芸術劇場 大ホール
   21日(土)クラギ文化ホール
   28日(土)養父市立ビバホール
   29日(日)摂津市民文化ホール(くすのきホール)
10月5日(土)ハイスタッフホール(観音寺市民会館)大ホール
   6日(日)宇和島市立南予文化会館 大ホール
   10日(木)アルカスSASEBO 大ホール
   12日(土)上野学園ホール(広島県立文化芸術ホール)
     14日(月・祝)宝山ホール(鹿児島県文化センター)
     16日(水)宇土市民会館 大ホール
   18日(金)枕崎市市民会館
11月20日(水)アミューズメント佐渡 大ホール
   23日(土)神栖市文化センター 大ホール
   24日(日)八千代市市民会館 大ホール
   30日(土)長岡市立劇場 大ホール
12月1日(日)新潟県民会館 大ホール
   6日(金)茅ヶ崎市民文化会館 大ホール
   8日(日)相模女子大学グリーンホール 大ホール
   14日(土)~15日(日)京都芸術劇場 春秋座
   18日(水)~22日(日)文京シビックホール 大ホール
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