浅利慶太追悼公演 劇団四季『エビータ』が12年ぶりに名古屋で開幕 

2019.7.22
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舞台

撮影者:上原タカシ

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2019 年7月21 日(日)、名古屋四季劇場においてミュージカル『エビータ』が開幕した。昨年7月に亡くなった劇団四季の創立者で演出家の浅利慶太氏の追悼公演となり、本作品が名古屋で上演されるのは12年ぶりとなる。

『エビータ』は、1978年にティム・ライスが作詞、アンドリュー・ロイド=ウェバーが作曲を手掛けて制作されたアルゼンチン大統領夫人、エバ・ペロンの半生を描いたミュージカルだ。民衆からエビータの愛称で呼ばれ絶大な人気を誇った彼女は、私生児として生まれたがゆえに人一倍野心を持ち、モデル、女優を経て大統領夫人へと上り詰めた。33年という短いながらも熱く生きたエビータの生涯がドラマチックな音楽とともに描かれていく。また狂言回しとしてアルゼンチンの革命家・チェ・ゲバラをモデルにしたキャラクターが登場するなど、当時のアルゼンチンがどのような状況に置かれていたのかを垣間見ることができるのも興味深い。

撮影者:上原タカシ

劇団四季では、1982年に浅利のオリジナル演出として上演された。浅利が初めて訳詞を手掛けた作品でもあり、特に有名な劇中ナンバー『共にいてアルゼンチーナ』の歌詞は、劇団の仲間たちへの想いを重ねていたのだという。エビータがこの曲を歌うシーンは最大の見どころなので、浅利の訳詞に耳を傾け、その深い想いをかみしめたい。

『ジーザス・クライスト=スーパースター』に続く 浅利慶太追悼公演『エビータ』は、8月12日(祝・月)まで同劇場で上演している。

公演情報

劇団四季『エビータ』 名古屋公演
 
■日時:7月21日(日)~8月12日(月・休)
■会場:名古屋四季劇場 (愛知県)
■座席料金:S1席-10800円/S2席-10800円/A1席-8640円/A2席-8640円/B席-6480円/C席-3240円
※公演当日3歳以上は必要(膝上観劇不可)。 2歳以下は入場不可。
■公式サイト:https://www.shiki.jp/