“今”が最強のリムキャット、自身が主催する『リムフェス』への想いとは?

2019.8.13
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リムキャット

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昨今増え続ける、複数のライブハウス往来自由なサーキットイベント。イベンター、ライブハウス、そしてバンドと様々な主催者が存在するが、今回はバンド・リムキャットが愛を籠めて主催する『リムフェス』へ懸ける想いと見どころをクマ(Vo/G)に聞いた。

――『リムフェス』を開催のきっかけを教えてください。

「自主企画もワンマンも既にやったし、次は何をやろう?」と、バンドとして次のステップを考えた時に、サーキットイベントの開催を思いついて。下北沢CLUB251の店長・高塚さんにアドバイスをいただき、自分たちが出演してほしいと思えるバンドに声をかけたところ、みんな「面白そうだから出てみたい」と力を貸してくれたんです。

――いつから始まったんですか?

2016年7月に下北沢の3つのライブハウスを借りて行いました! 初開催ということもあり手探りの状態で進めながらも、32組のアーティストが出演してくれて、無事大成功に終わったんです。この達成感がきっかけとなり、毎年続けていこうと決意しました。協力的な仲間達からの「愛」や、新しいアーティストとの出会いに対するお客さんからの「期待感」も、ぼくらが『リムフェス』を続ける大きな原動力になっています。

リムキャット

――充実感に満ちた、素晴らしい1回目だったんですね。この後、規模が拡大しますよね?

そうです。翌年の2017年7月第2回の『リムフェス』では、4会場へと規模をうっすら広げて開催しました。このライブで初代ベースが脱退し、その2ヶ月後に新メンバーが加入したので、新体制で早めに大きなイベントをやっておこうという想いで2018年2月に初の冬のリムフェス『ウィンターサイド』を開催しました。2018年9月に4回目を開催し、ここまで全て下北沢での開催だったので、次は違う場所での挑戦を試み、それが前回の2019年4月の大阪リムフェスだったんです。

――メンバーチェンジはバンドにとってネガティブイメージが付きがちですが、新体制でさらに大きく踏み込むとはすばらしいですね。関西の方には喜ばれたでしょうね。

ありがたいことに! でも、大阪でやったらやっぱり「今年は東京でやらないの?」ってなるじゃないですか。そりゃやらなきゃなあってなり、それが今回の9月7日の『リムフェス’19 下北沢ライオット』なんです(笑)。

――なるほど! いいことですね。今までの『リムフェス』で忘れられないエピソードはありますか?

第1回に出演してくれたFOX LOCO PHANTOMが、MC中に僕をステージの真ん中に連れてってくれて。お客さんでパンパンのホールを見ながら依田さん(Vo)が「リムフェス、大成功だね」と言ってくれたんです。あの光景が、今でも忘れられません。普段冗談ばかり言っている人だからこそ、ステージ上でそんな風に言ってくれて本当に嬉しかったです。

でも「毎年出るからな」って言いつつ、結局1回目以降は出てくれてませんけどね(苦笑)
打ち上げも毎回印象的ですよ。みんなだいぶひどい飲み方をするんですけど、バンド同士が深く繋がれるこの場所を大切にしています。みんなが笑ってるのを見ながら「また次回も頑張ろう」と思うんです。

――打ち上げで絆が深くなるって素敵ですね。ところで、サーキットイベントはその街を知る大きな機会だと思いますが、下北沢のオススメスポットはありますか?

下北沢にはおしゃれカフェも服屋さんもたくさんありますが、我々のようなバンドマンはそんなおしゃれスポットに行かないのです。オススメの場所はファミマとセブンイレブンくらいしかありません。どちらも下北沢CLUB251から徒歩20秒ですし、なんと何でも売ってるんです。

――え!? オススメがコンビニでいいんですか?(笑)

真面目に答えると、会場から会場を移動している時に見える夕焼け空がめちゃくちゃ素敵です。おすすめスポットとは少し違うかもしれませんが。

――下北沢はそんなに高い建物がないから、意外と空が広く見えますよね。さて、今回のイベントの見どころはずばりどこでしょう?

今回は今まで以上に、アイドルとヴィジュアル系で活躍しているアーティストが多めに出演します。もちろん本筋である下北沢を中心に活躍しているロックバンドもたくさん出ますが、違う文化の中で活躍しているアーティストを出すことで音楽的な刺激があるんじゃないかなと考えてます。
お客さんも普段と少し違うスタイルでのライブに戸惑うかもしれませんが、どんな場所でも貴方が応援しているアーティストは楽しませてくれるはずです。環境含めてイベント全体を楽しんでもらえたら嬉しいです。

――なるほど。まさしく音楽の異種格闘技戦ですね。リムキャットさんは、どんなステージを見せてくれますか?

現在リムキャットはベースが不在の為、赤毛(ex.ホロ)にサポートしてもらってます。赤毛の演奏力や全力投球のおかげで、"今"が最強のリムキャットだと断言できます。全出演者に負けない、圧倒的な音と楽曲でイベントを閉められるよう頑張りますっ!!


――最強のリムキャットに死角なしですね。期待しています! 最後に皆さんにメッセージをお願いします。

バンド主体のフェスでこれだけ多種多様なアーティストを集められるのはリムキャットだけだと自負しています。全出演者のことを知ってる!っていうお客さんはいないと思うので、いつも見てるバンドも楽しみつつも、事前にリサーチしてみて気になったバンドを見てもらえたら嬉しいです。時間の許す限り4会場サーキットしてイベントを楽しんで下さい!
合計40アーティスト以上出るのに、代はなんと2900円! 少し寝坊して下北沢にきてオープンからあっちこっちライブ見て、美味しいご飯食べて、おしゃれな古着買って、またあっちこっちライブ見て、最後にリムキャット見て笑顔になって帰ってくださいね。

 

ライブ情報

リムキャットpresents 4会場周遊イベント
『リムフェス’19 下北沢ライオット』

リムフェス’19 下北沢ライオット


2019年9月7日(土)
OPEN 12:00 / START 12:30
会場:下北沢 CLUB 251/下北沢 MOSAiC/下北沢 近松/下北沢WAVER<全4会場>
前売 ¥2900 / 当日 ¥3400(D代別)

▼出演者
リムキャット / マツタケワークス / アゲハ / Migimimi sleep tight / akanoblue / エレベーターサティスファクション / welved velved / HöLDERLINS / FIRE ARROW / 脳内リフレイン / tegakiLIFE / ZOO THE ANNUAL PASSPORT / アカルイミライ / 暴想ソプラノバイエルン / シックハック / a frankenlouie / NEPHILIM / Paranoid Psychedelica / 赫春 / QUADRANGLE

前売り2,900円/当日3,400円(共に別途ドリンク代600円)
イープラスにて発売中