立川の世界的パブリックアートを巡る
2015.11.26
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多くの乗降客や買い物客でにぎわう立川駅周辺は、市内の公共施設や公園などにさまざまなアート作品や絵画が展示されている。その中の一つ、「ファーレ立川アート」と呼ばれる36か国92人のアーティストによって創られた109点のパブリックアート作品を紹介。
■ アート作品がとけ込むまちづくり
魅力あふれるまちづくりの一環として「まち全体が美術館」を目指す立川市の「ファーレ立川アート」は、3つのコンセプトで制作されている。「世界を写す街」は多種多様な世界のアーティストが携わることで表現し、「機能を物語に!(ファンクションをフィクションに!)」は都市機能を生かした作品に反映され、「驚きと発見の街」は街の中に作品を点在させ、あえて説明板をつけない鑑賞法となっている。
世界で活躍する多種多様なアーティストが参加する作品は、オブジェやベンチ、街頭など多岐にわたる。オフィス街に設置された巨大な赤い植木鉢「オープンカフェテラス」は、ジャン=ピエール・レイノー(フランス)の作品で街のシンボル的な存在。カラフルな蛇をモチーフにしたニキ・ド・サンファル(フランス)の「会話」は実際に座ることもできるベンチだ。
作家が普段使っている自転車にネオンをほどこしたロバート・ラウシェンバーグ(アメリカ)の「自転車もどきVI」は、駐輪場のネオンサインになっている。座席がベンチとして使えるユニークな車の形をした車止め「無題」は、ヴィト・アコンチ(アメリカ)の作品で子供に大人気だ。
街中のあらゆる場所で出会える109点のアート作品を、散策がてら全制覇してみては?【東京ウォーカー】