『トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団』2年ぶりの日本公演が開催 応援サポーターの美川憲一とコラボレーションも
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トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団
ニューヨーク生まれの男性だけのバレエ団で、コメディバレエの元祖と言われている『トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団』の日本公演が、2019年9月21日(土)昭和女子大学人見記念講堂からスタートする。9月21日(土)と22日(日)の公演で、2019年日本公演の応援サポーターを務めている美川憲一が、自身のヒット曲「さそり座の女」でバレエ団とコラボレーションするため出演することが決まった。
トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団は、貴族の娯楽として広まり一般庶民にとって敷居が高いイメージのあったバレエを「こんなに楽しくて素晴らしいものを、多くの人が観ないなんてモッタイナイ!」と考え、バレエを愛する数人のダンサーたちによって旗揚げされた。1974 年、ニューヨークのオフ・オフ・ブロードウェイの小さなロフトで行われた初の公演は大成功を収めすぐにニューヨーカーたちの間で評判になり、1982 年に初来日公演が行われ、今回2年ぶり31回目の日本公演となる。
2019年日本公演では全公演の1部で、人気の高い演目『白鳥の湖』が披露される。 ストーリーもわかりやすく、トロカデロ初観劇の人には特におすすめの演目だ。随所に笑えるポイントがあってバラエティー要素も高い作品となっている。
そしてトロカデロを代表する演目『瀕死の白鳥』も外せない。公演ごとに演じるダンサーが異なるこの作品は、本当に弱々しく、いつ倒れてもおかしくないパフォーマンスだったり、瀕死と言いながら、なぜか力強い白鳥だったりと、演じるダンサーの個性が際立つ。ただし誰が演じても、「切ないけど笑ってしまう」と言われるのは、この作品が非常に作り込まれた逸品だからこそだ。また日本公演では久しぶりの上演となる『海底の王国(せむしの仔馬)』と『ワルプルギスの夜』も個性的な演目で、海外でも高い評価を得ているため日本で観られる貴重なチャンスとなる。
今回のトロカデロのワールドツアーには、久しぶりに日本人ダンサー、吉野鷹臣が参加している。非常に高いレベルが要求されるトロカデロに認められた吉野が、初の凱旋公演でどんな役どころでパフォーマンスしてくれるか楽しみだ。