『RIZIN.19』で新たな対戦カード!全13試合の組み合わせが決定

2019.10.2
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シビサイ頌真vsキム・チャンヒ戦、松倉信太郎vs小西拓槙戦の開催が決まった『RIZIN.19』

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『RIZIN.19』が10月12日(土)にエディオンアリーナ大阪(大阪府)で開催される。その追加カードとして、新たに2試合の開催が発表された。

MMAルールのシビサイ頌真vsキム・チャンヒ戦

[RIZIN MMAルール:5分3R(無差別級)]
シビサイ頌真 vs キム・チャンヒ

追加カードの一つは、RIZIN MMAルールによるシビサイ頌真とキム・チャンヒの一戦だ。シビサイ頌真はラオスと日本のハーフで、190cm超えの恵まれた体格を武器にHEAT、DEEP、ZST、GRACHANと様々なリングで活躍。2018年1月には巌流島初代王者ブライアン・ドゥウェスを1R25秒の圧勝劇で破るなど、日本重量級期待の存在だ。

対するキム・チャンヒは、韓国を代表する超巨体ファイター。キックボクシングでは40戦以上のキャリアを誇り、24勝の白星を挙げている。重量級ならではのド迫力の闘いに期待したい。

今大会に向けての両者のコメントは以下の通り。

シビサイ頌真「前回のRIZINでは不本意な試合をしてしまいましたが、また今回のようなチャンスをいただき、ありがとうございます。あの試合以降、仕事も辞めて、今は格闘技一本で生活する覚悟を決め、日々練習漬けの毎日を送っています。RIZINは今、軽量級が盛り上がっていますが、ヘビー級の迫力を見せつけるような試合をお見せします!」

キム・チャンヒ「急遽ですがRIZINに参戦することになり、自分自身もビックリして食欲がなくなりそうでした。とにかく自分の持ち味の打撃で、誰が見ても面白い試合をすることがポリシーです。対戦相手のシビサイ選手は非常にバランスが良い選手ですが、お互いぜひ真っ向勝負で殴りあい、大阪大会で一番盛り上がる試合をしましょう」

もう一つの試合はRIZIN キックボクシングルールによる、松倉信太郎と小西拓槙の一戦だ。

キックボクシングルールの松倉信太郎vs小西拓槙戦

[RIZIN キックボクシングルール:3分3R(77.0kg)]
松倉信太郎 vs 小西拓槙

松倉信太郎は帰国子女で、慶応義塾高校在学中に『K-1甲子園70kg日本一トーナメント』で優勝を果たしたインテリキックボクサー。K-1、Krushを主戦場にキャリアを重ね、『Krush YOUTH GP 2012』の70kgチャンピオンに輝いている。2018年からRIZINに参戦すると、『RIZIN.12』で奥山貴大を下した。

一方、小西拓槙は元消防士という異色の経歴を持つファイター。第5代ACCELミドル級王者、ISKAインターコンチネンタルスーパーウェルター級王者に輝くなど、数々の成績を残してきた。経験豊富な2人の激しい打撃戦に注目だ。

松倉信太郎と小西拓槙のコメントは以下の通り。

松倉信太郎「急に舞い込んで来たチャンス。有り難く頂きます!期間は短いけど、減量もないしおもいっきり暴れます。10月12日、中重量級の醍醐味を皆様にお見せして松倉信太郎という名前を覚えて貰います!応援よろしくお願い致します!」

小西拓槙「地元で初開催されるRIZIN.19に出場が決定し、とても嬉しく思います。1つ、前回のやれんのか!の会見で大スベりしYouTubeのコメント欄が荒れた結果、対戦相手よりもコメントが怖いです。今回は荒れないように頑張って喋ります」

『RIZIN.19』は10月12日(土)にエディオンアリーナ大阪(大阪府)で開催される

【プロフィール】

■シビサイ頌真
1991年3月11日生/191cm/108.0kg/千葉県出身/パラエストラ東京/巌流島所属

ラオスと日本のハーフで中学から柔道を始める。高校卒業後に「俺は最強を目指す」と決意し、19歳からパラエストラで柔術を学ぶ。190cm超えの恵まれた体格を武器に11年Krushでキックボクシングプロデビュー。
12年からHEATに参戦し、DEEP、ZST、GRACHANと様々なリングで闘ってきた。“全身凶器”として知られる伝説の武道家・倉本成春師範から武術を学び、活躍の場を巌流島へと移すと、18年1月の試合では、巌流島旗揚げトーナメント初代王者ブライアン・ドゥウェスをレフェリーストップによる1R25秒の圧勝劇を披露するなど4連勝を飾った。同年7月には満を持してRIZINに初参戦し、元横綱朝青龍が推薦するボルドプレフ・ウヌルジャガルと対戦する。層の薄い日本人ヘビー級ファイターとして期待が寄せられたが、完敗を喫してしまう。この敗北を受け、練習環境を変えるなど、捲土重来を期して再びRIZINのリングに戻ってくることになった。このチャンスを何としても物にしたい。

■キム・チャンヒ
1984年9月16日生/188cm/160kg/韓国出身/GEEK GYM所属

韓国版おばけかぼちゃとも、韓国版バタービーンともあだ名される、韓国を代表する超巨体ファイター。格闘技のベースはキックボクシングで、その巨体からは想像つかないほどのシャープで破壊力抜群の打撃を武器とする。キックの戦績は40戦以上のキャリアを誇り、24勝の白星を挙げている。
10年3月にプロデビューすると、同年にDEEPのリングに登場。しかしその日本デビュー戦では、巨漢ハンター美濃輪育久(現ミノワマン)の前に、関節を取られ一本負けを喫した。その後、GladiatorでMMA初白星を挙げ、17年にはROAD FCで2戦をこなした。今回、急遽シビサイの相手として名前が挙がり、久しぶりの日本でのファイトが決定した。大阪のファンに巨漢ファイターならではのド迫力ファイトを見せ、日本重量級期待の星であるシビサイ狩りを目論む。

■松倉信太郎
1991年11月12日生/178cm/77.0kg/アメリカ・フロリダ州出身/TRY HARD GYM所属

帰国子女で慶応義塾高校在学中にK-1トライアウトに合格し、09年にK-1甲子園70kg日本一トーナメントで優勝。大学は慶應義塾大学に進み、10年7月にはKrushに初参戦し、内山政人を相手にKO勝利でデビュー戦を飾る。同年末には戦極に出場するなど、キック70キロ級ファイターの中心選手として活躍。その後はK-1、Krushを主戦場にキャリアを重ね、12年にはKrushYOUTH GP 2012の70kgチャンピオンとなる。
K-1を離脱後、18年3月にはクンルンファイトでフー・ヤーフェイに、同年6月にはRISEでイ・ソンヒョンに判定で敗れるも、18年8月にRIZINに初参戦すると奥山貴大をKOでくだし、本来の持ち味である豪快なファイトを取り戻す。その勢いのまま、藪中謙佑、森田崇文を退け、念願のRISEミドル級タイトルマッチに辿り着く。しかし、コリアンモンスター、イ・ソンヒョンに敗れ再び涙を飲んだ。約1年ぶりとなる今回のRIZINでインパクトを残し、再び各団体のベルト戦線に絡んでいきたい。

■小西拓槙
1987年7月21日生/178cm/77.0kg/大阪府出身/フリー

大阪体育大学浪商高校で日本拳法部へ入部し格闘技のキャリアをスタートさせると、全国高等学校日本拳法選手権大会で個人有段の部3位入賞の実績を残す。卒業後は消防署員となり、当時100㎏を超す体重を落とすためにキックボクシングを始めると、K-2無差別級優勝、NJKFアマチュア70kg級王者と結果を残し、09年8月にKrushでプロデビュー。11年にACCELミドル級タイトルマッチで平尾大智に勝利し、第5代王者となる。13年にはパンクラス20周年記念大会でリレオ・ズーリックを判定で下し、ISKAインターコンチネンタルスーパーウェルター級の新チャンピオンに輝いた。
14年まで消防士を続けながら戦う兼業ファイターとして活躍し、その後キックボクシングに専念する為に消防士を退職して上京。昨年末はやれんのかばに出場し、敗れるも体格に勝る内田雄大に一歩も引かぬ戦いを見せ、会場を沸かせた。二戦目となるRIZINの舞台で、相手は難敵松倉だが、狙うはもちろんKO勝利だ。

イベント情報

『RIZIN.19』

 日時:10月12日(土)14:00開始
 場所:エディオンアリーナ大阪(大阪府)