五戸真理枝「生きていく魅力を確かめたい」、「ことぜん」第1弾「どん底」開幕
2019.10.4
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シリーズ「ことぜん」Vol.1「どん底」(新訳上演)より。(撮影:引地信彦)
シリーズ「ことぜん」Vol.1「どん底」が、本日10月3日に東京・新国立劇場 小劇場で開幕した。
「どん底」は、“一人の人間と一つの集合体”の関係を題材とした作品を上演する「ことぜん」シリーズの第1弾。社会の底辺に暮らす人々を描いたマクシム・ゴーリキー作「どん底」を、文学座の五戸真理枝が“社会と人間”というテーマで見つめ直し演出する。なお本作は安達紀子による新翻訳版となっている。
開幕に際し、五戸は「人が生きていくのに必要なものは、経済的安定ではなくて、精神的独立だと思う。個人が全体に塗りつぶされそうな今、それがとても難しい。だから苦しい。生きていく魅力を確かめたくて、この『どん底』を作りました」とコメント。上演時間は途中休憩15分を含む約2時間55分。公演は10月20日まで。
シリーズ「ことぜん」Vol.1「どん底」(新訳上演)
2019年10月3日(木)~20日(日)
東京都 新国立劇場 小劇場
作:マクシム・ゴーリキー
翻訳:安達紀子
演出:五戸真理枝
出演:立川三貴、廣田高志、高橋紀恵、瀧内公美、泉関奈津子、堀文明、小豆畑雅一、伊原農、鈴木亜希子、谷山知宏、釆澤靖起、長本批呂士、クリスタル真希、今井聡、永田涼、福本鴻介、原金太郎、山野史人