山崎樹範、松島庄汰、安西慎太郎らが酒を飲みながら爆笑トーク! 「〜崩壊シリーズ〜第3弾『派』」全出演者トークライブレポート
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トークライブに参加した、「〜崩壊シリーズ〜第3弾『派』」の出演者たち。梶原善、大水洋介(ラバーガール)、前島亜美、松島庄汰、山崎樹範、安西慎太郎、上地春奈、伊藤裕一(左から)
舞台「〜崩壊シリーズ〜第3弾『派』」が2019年10月18日(金)から俳優座劇場(東京都港区)ほか、全国7都市で開幕する。開幕を目前に控えた7日(月)、山崎樹範、松島庄汰、安西慎太郎、前島亜美ら舞台の全出演者がLOFT9 Shibuya(東京都渋谷区)でトークイベントに参加した。
山崎樹範(荻窪遊々演劇社劇団座長/演出家・栗須健司役)
2016年4月に初上演されたシリーズ第1弾となる「〜崩壊シリーズ〜『九条丸家の殺人事件』」。毎公演、物語とともに舞台セットが激しく崩壊していくという奇想天外な演出に、開幕と同時に口コミで話題となった衝撃の喜劇だ。翌17年4月には、作品内に登場する劇団「荻窪遊々演劇社」が新たな演目を上演するというオリジナル続編『リメンバーミー』を上演。そして、今年10月に再び「荻窪遊々演劇社」が観客を崩壊の渦(?)に巻き込む第3弾の最新作が上演される運びとなった。
米津玄師を意識したヘアスタイルだという安西慎太郎が乾杯の挨拶をした。「皆さま、本日はご来場いただきまして、ありがとうございます。カンパーイ!」
この日のトークイベントは、シリーズ第1弾『九条丸家の殺人事件』の映像を出演者らと一緒に見て、観客も出演者もお酒や食事を楽しむというスタイルだった。シリーズ第1弾から連続で出演している、山崎樹範、上地春奈、伊藤裕一、大水洋介(ラバーガール)、梶原善は、上映中もそれぞれの出演シーンに対してちょっとした裏話を話したり、ツッコミを入れたりして、会場の笑いを誘い、終始リラックスした様子。一方、今回の第3弾が初出演となる安西慎太郎、松島庄汰、前島亜美は食い入るように画面を見つめていた。
梶原善、大水洋介(ラバーガール)、前島亜美、松島庄汰(左から)
前島:見入っちゃいますね。私も一度(映像で)見させていただいていたので、じっくり裏話を聞きたかったんですけど、やっぱり(舞台が)面白いので、つい無言で真剣に見てしまいました。逸材揃いですね!この劇団は!
山崎:(出演していた上地や、彩吹真央のことを挙げながら)なかなか女性がここまでボケきるというのはないよね(笑)。第三弾はそれを亜美ちゃんがやるわけですよ!
前島:今、私は毎日、どうやったらバカになれるのだろうと考えて頑張っているので、すごく参考になりました(笑)
山崎樹範、安西慎太郎(左から)
安西:本日いらっしゃっていないですけれど、(作・演出の)オークラさんがすごい。本もそうですけど、人の動かし方や物語の進め方もうまいですし、この作品はスタッフさんとの呼吸もあるので、すごくスタッフさんの力も求められるなと思いました。あと、どこからどこまでが本当に台本で書かれているところで、どこまでがアドリブなのか。何回も何回も見れば見るほど、楽しめる作品だなと思いました。
山崎:意外と緻密にやっていて、そんなにアドリブはないですよね。
安西:役からどう降りて、どんな演技プランを立てるのか......難しそうですよね。
山崎:そうだよね、そういう意味では庄ちゃんとか、今回の稽古で迷ったんじゃない? 役から降りた素の部分を見せるけれど、それも芝居という。
松島:そうですね。いや、だから難しいことを皆さんやっていらっしゃるなと思いましたよ。
上地:なんか、上から目線やな(笑)
松島:いや、でも本当に!(笑)
前島亜美、松島庄汰、山崎樹範(左から)
……などと語っていた。映像の編集の関係で大水の登場シーンがWキャストだった長谷川忍(シソンヌ)に切り替わったり、参加者が途中お手洗いに行ったり、山崎が観客に1杯奢ったりという「ハプニング」もあったが、終始笑いの絶えないトークライブとなった。 改めて観劇後の感想と意気込みを問われたキャストたちは……。
前島:面白かったですね。こんなに皆さんが熱中して見て、こんなに笑顔が生まれる作品に出させていただけることがすごく嬉しいなと改めて思いました。あんなにセットが崩れることができるんだ! というスタッフさんの技術力にも本当に脱帽です。とにかく楽しかったので、稽古頑張ろうと思いました!
松島:面白いなと思いました。面白いなと思いつつ、プレッシャーも感じています。これ(第一弾)を上回っていかなければいけない。頑張っていきます。
安西:モニターでお客様と一緒に見させていただいて、お客様ありきの舞台だなとすごく感じました。お客様のリアクションや呼吸がこの作品をさらにスケールアップさせると感じました。今はまだ稽古場ですけど、また劇場に入って変わると思うので、それを楽しみながら、お客さんと一緒に作品づくりしていきたいなと思いました。
上地春奈、伊藤裕一(左から)
梶原:こんなに大勢の人と一緒に酒飲みながらテレビ見るの……普通できないよ、人間生きていて。またよろしくお願いします。また一緒にお酒飲みましょう! お酒の力もあると思うけど、すごいウケていた(笑)。実際こんなにウケていなかったでしょう?(笑)
山崎:皆さん、観に来るときは一杯引っ掛けてから来てね(笑)
大水:新しいメンバーもいますけど、3年前からやっているメンバーは3年経って、どんどんダメになっていますね(笑い)。より激しい「崩壊」になっています。楽しみにしていてください。
上地:久しぶりに見たんですけど、面白いですね。(今回のイベントのように)みんなと一緒に同じ空気ってなかなか吸えないサァ。……みんな地球に生まれてきてくれてありがとう。沖縄から出てこなかったら、みんなと会えなかった(※上地は沖縄県出身)。みんなに長生きしてほしいし、何回も会える関係になりたい。ありがとうございました!
伊藤:久々に見て、こんなに笑えるとは思っていなかった。ラストに向けて、この人たち本当に憎めないなと。劇団愛みたいなものを再認識しています。今回は、新しい人たちが入ってきて、皆さん大活躍している。それをブースで(※伊藤の役は照明および音響操作の役なので、舞台の袖にずっといる役なのだ)ドキドキしながら見ていて、一つずつ階段を登っていく様子を見ていて、どんどん追い抜かれていくという日々を感じていて……。すごく寂しいです(笑)。3人が、本当に活躍します!
山崎:……では、次は六本木の俳優座劇場で会いましょう。本日はご来場ありがとうございました!
山崎樹範、安西慎太郎、上地春奈(左から)