愛知で「トリエンナーレスクール」が開催

「あいちトリエンナーレ2016」に先駆け、レクチャーシリーズ3講座を実施

来夏に開幕する「あいちトリエンナーレ2016」に向け、現代アートを楽しみながら学んでもらおうとする「トリエンナーレスクール」が開催される。既に昨年の8月から、全体テーマの＜虹のキャラヴァンサライ 創造する人間の旅＞にちなんだ多角的なアプローチの講座が展開されているが、今回は第10回～第12回をご紹介。

まず今週末に行われる第10回は、「あいちトリエンナーレ2016」参加アーティストで、編集者やデザイナー、タイポグラファの顔も持つ味岡伸太郎をゲストに迎え、氏の出身地である豊橋で開講。「土」による作品を手がける味岡が、どのように素材と出会ったかやその表現について語る。そして来年1月の第11回は、紛争地を含むアラブ世界に生きる人々が、過酷な状況の中で今何を表現しようとしているのかを、京都大学大学院教授の岡真理氏が紹介。3月の第12回では、名古屋市科学館学芸員の毛利勝廣氏が天文学の最前線を語る。いずれも参加費無料、申込不要なので興味のある方は気軽にご参加を。

【トリエンナーレスクール　開催予定】　

来年8月11日から始まる「あいちトリエンナーレ2016」は、現代美術を基軸に、ダンスやオペラなどの舞台芸術、まちなかでのパフォーマンスや作品展示、さらに幅広い層を対象とした普及・教育プログラムなど、多彩な現代芸術が74日間にわたって展開される。現時点で参加が決まっているアーティストと公募プログラムは以下のとおりだが、今後も最新情報等をお届けしていく予定なのでお見逃しなく！

【あいちトリエンナーレ2016　参加アーティスト一覧】　※2015年11月現在、（　）内は活動拠点