『東京キャラバン in 岡山』に福原充則が初参加 さんぴんの板橋駿谷・永島敬三・福原冠ら俳優陣と、備中神楽やダンサー・パフォーマーらも競演
「東京2020オリンピック・パラリンピック」が開催される2020年まで、いよいよ残すところあと1カ月となる2019年12月8日(日)、劇作家・演出家の野田秀樹が総監修を務める『東京キャラバン』が、中国地方初となる岡山県にて開催される(観覧無料)。
今回『東京キャラバン in 岡山』を率いるのは、演劇・映画・テレビドラマなど幅広い分野の第一線で活躍し、脚本を全話担当した連続ドラマ、「あなたの番です」が世間の話題をさらったのも記憶に新しい、脚本家・演出家の福原充則。
日本遺産にも認定された岡山県倉敷市の倉敷美観地区にある「倉敷物語館」を会場に、ジャンルを超えた“文化混流”に挑戦し創作された、これまでにない新しいパフォーマンスが披露される。
『東京キャラバン in 岡山』創作ワークショップの様子
出演は、演劇ユニット“さんぴん”より板橋駿谷(ロロ)・永島敬三(柿喰う客)・福原冠(範宙遊泳)のほか、舞台やテレビで活躍する、亀田梨紗、嶋村太一、寺井義貴、中林舞、西山宏幸ら。
開催地岡山県からは、国指定重要無形民俗文化財である“備中神楽”の若手神楽師が「所属する社中の枠を超えて、技術向上のため切磋琢磨する」目的で2006年に結成された芳友会や、地元で活躍するダンサー、パフォーマー、サックス奏者など、多彩なアーティストが参加する。
また、パフォーマンスの開演前には、倉敷美観地区内での練り歩きパフォーマンスも実施される。『東京キャラバン in 岡山』でしか観ることのできない貴重なパフォーマンスを生で体験してみるのはいかかだろうか。
『東京キャラバン in 豊田』(2018年) 撮影:三浦知也
さらに、これまでに引き続き、『東京キャラバン in 岡山』でも、12月8日(日)14時より公式サイトにてパフォーマンスのライブ配信が実施される。詳しくは、東京キャラバン公式ウェブサイトにて。
リーディングアーティスト福原充則 コメント
今回の東京キャラバンでは、「市井の人々を描いた小さな物語」と「小さなパレード」をやろうと目論んで、岡山のアーティストの方々とオーディション、様子見の稽古、と段階を踏んできました。東京からも役者を数名連れて行ったので、行く前は、「東京と岡山の共通点をみつけ、違いを楽しむ」みたいなことが頭にあったんですが、いざそれぞれのダンサー、ミュージシャン、ジャンルで形容できない創作者の面々と会うと、そこには地域性よりも、個人の物語が流れていたな、と。
我々は、どこにいても、その場の楽しみと哀しみがあって、それに寄り添って生きている。その小さな物語を、みなさまにお届け出来たらと思っています。
難しい話ではないです。僕は娯楽ありきの人間なので、今書いたようなことを前提にしつつ、のんびり、なにも考えず、“無料”で、楽しめる作品にしますので、ぜひぜひお越し下さい。