DDTマット2019年最強は誰だ?『D王 GRAND PRIX 2020』記者会見
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『D王 GRAND PRIX 2020』に参戦する選手が神田明神で記者会見を行った
DDTプロレスリングのシングルマッチリーグ戦『D王 GRAND PRIX 2020』が、11月29日(金)に横浜ラジアントホールで開幕する。それに先駆け、11月26日(火)に出場選手による直前記者会見が行われた。
■前回覇者・竹下と女子唯一の参戦・橋本千紘に注目のAブロック
Aブロックに参戦するのは、竹下幸之介、遠藤哲哉、石井慧介、上野勇希、飯野雄貴、クリス・ブルックス、橋本千紘の7人。
Aブロック参戦の6選手
昨年優勝の竹下は「2連覇を目標にやっていきたい。男女・国籍・団体問わず最強のレスラーが集まる世界トップクラスの面白いリーグ戦で『竹下の試合が一番面白いな』と言われるように頑張りたい」と語り、「初シングルとなる橋本選手以外は、僕も相手の選手のことをよく知っているし、向こうも僕のことを知っている。新しい閃きとか新しい何かを出したほうが勝つんじゃないか、想像を越えたほうが勝つんじゃないかと思っている」と連覇への展望を語った。
竹下の対抗馬となりそうな遠藤は「ノルマは全勝優勝。Aブロックには明らかに数合わせな人間が一人、二人混ざっている。そんな中で『優勝しました』は面白くないから全勝優勝する」と自信をのぞかせた。
遠藤のコメントに対し、D王初出場の上野は「(数合わせ発言の)遠藤さんはたぶん僕のことを言っていると思う。遠藤さんには絶対勝ちたい」と闘志を燃やし、打倒・遠藤を意識した戦いを誓った。
女子唯一の参戦となる橋本は「出場するからには優勝する。男女関係なく戦うプロレスの魅力をたくさんの方に伝えたい。そして最近、飯野選手に顔が似てるとたくさんの方に言われる。この屈辱は絶対に晴らしたい」とコメントを寄せ、飯野を挑発。一方の飯野は「自分はドラマ出ているので屈辱って言わないでください。自分、イケメンなので」と返し、以前シングルマッチで敗北した橋本との再戦を含めた全試合、に全力でぶつかりたいと抱負を述べた。
センダイガールズプロレスリングの里村明衣子に敗れ、タイトルを失った経験を持つブルックスは「サトムラの門下生に負けるわけにはいかない」と橋本を意識するも、「DDTで一番の強敵だったタケシタを倒し、リーグ戦を勝ち残る」と決勝進出への意欲を語った。
昨年ガンバレ☆プロレスにレンタル移籍した石井は、「移籍してよかったと思えるリーグ戦にしたい。鍵になる選手は1位・橋本、2位・竹下。まずはリーグ戦を乗り越え、決勝で(Bブロックの)田中さんか坂口さんと対戦したい」と意気込んだ。
■2冠チャンピオン・HARASHIMAに個性派6選手が挑むBブロック
BブロックにはHARASHIMA、佐々木大輔、高尾蒼馬、坂口征夫、吉村直巳、ブル・ジェームス、田中将斗の7選手が参戦。
Bブロック参戦の6選手
KO-D無差別級とEXTREMEの2冠チャンピオンであるHARASHIMAは、「ここで勝って最強を証明する。みんなと対戦するのが楽しみだが、田中将斗選手はすごい選手だと思っているので意識したい」と発言。ベテランの田中との一戦をポイントとして挙げた。
対する田中は「このメンバーだとシングルでやるのは全員初めて。火祭り(所属するプロレスリングZERO1の大会)最多優勝者としてのプライドを持って勝ち上がる」と大人のコメントで返した。
田中を意識するもう1人の選手、高尾は「田中選手はプロレス業界きってのエルボーの使い手。DDTでエルボーを武器にしている自分も強さを証明したい」と直接対決への抱負を述べた。
今年3月にDDTに初参戦したブル・ジェームスは「前回DDTに参戦した際に、俺が世界最高のレスラー達と互角に戦えることは証明した。今回は、俺がそいつらを全員倒して優勝する」と書面でコメント。これに対して佐々木は「ブル・ジェームスは私がニューヨークにいった時、最高のストリップに連れていってくれると言っていたのに、結局、連れていってくれなかった。その恨みをぶつける。ストリップ・リベンジだ」と語り、公私混同した(?)対抗意識を燃やした。
総合格闘技にも参戦している坂口は「やるからには全員殺(や)る。その中でも現チャンピオン(HARASHIMA)とやれるのは一番要なところ。Aブロックではクリスさん、石井さんあたりとやりたい」と意気込みを語った。
D王GP初参戦の吉村は「Bブロックは実力者ばかり。一発デカいことをしたい。HARASHIMAさんに勝って、自分としてもDISASTER BOXとしてももっと上にいけたら」と挑戦者の姿勢を打ち出した。
『D王 GRAND PRIX 2020』は、A、Bそれぞれの予選リーグを経て、1位同士が12月28日(土)に後楽園ホールで行われる優勝決定戦で激突する。今年のDDTマットを締めくくる大一番を楽しみにしたい。
DDT2019年を締めくくるシングルマッチリーグ戦『D王 GRAND PRIX 2020』