フランス実写版『シティーハンター』で原作の“100tハンマー”はどう表現されているのか? 本編映像の一部を解禁

2019.12.6
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ハンマーを振り回すカオリ(エロディ・フォンタン) (C)AXEL FILMS PRODUCTION - BAF PROD - M6 FILMS

公開中の映画『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』から、カオリがハンマーを振り回す本編映像の一部が解禁された。

『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』は、1985年に『週刊少年ジャンプ』で連載をスタートした北条司氏の漫画『シティーハンター』のフランス版実写映画化作品。原作の映像化としては、1987年にテレビアニメの放送がスタートし、シリーズ全140話、スペシャル作品3作、劇場版3作が製作された。また、1999年のTVスペシャルから20年ぶりとなるアニメ映画『劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』が2019年2月8日に公開され、興収15億超えのヒットを記録。アニメ『シティーハンター』は、フランスでエンタメ番組『クラブ・ドロテ』(1987-97)中で『NICKY LARSON(ニッキー・ラーソン)』のタイトルで放送。同番組を見て『シティーハンター』のファンとなったフィリップ・ラショーが『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』で監督&主演を務めている。日本で公開される同作は、「デラックス吹替版」として、リョウを山寺宏一、カオリを沢城みゆき、マンモス(海坊主)を玄田哲章、トニー(槇村)を田中秀幸、ソフィー(冴子)を一龍斎春水らが吹き替え、アニメ版オリジナルキャストの神谷明と伊倉一恵が特別ゲストとして参加している。

 


原作の『シティーハンター』では、槇村香が「100t」と表記された巨大なハンマーを振り回すシーンが多数登場する。今回解禁された映像は、原作同様にカオリがリョウに激怒し、ハンマーを振り回す一幕だ。「100t」の表記は再現していないものの、現実的な重さを感じさせる独自のアプローチで、リアルにこだわった実写映像化に成功している。

フィリップ・ラショー監督は、「カオリはバランスが難しかった。でも、原作者の北条司先生が初めてこの作品を観てくださった時もカオリを一番褒めてくれたんだ」と、キャラクターの実写化について述懐。カオリを演じたエロディ・フォンタンは、「監督の希望は、カオリが漫画に忠実であることだった。でも、彼女がちゃんと実在する人間に見えるように、私自身を反映させることも望んでいたの。『シティーハンター』の世界を知らない人たちも共感して、理解できるようにするには、カオリのキャラクター像が現実離れしすぎてもダメだから」と役作りについて説明。また、「この映画はアクションもコメディもあって、笑ったり、ドキドキしたり、感動したりできるから、とても豊かな作品になっている。これは私が『シティーハンター』のアニメを見たときに感じた印象どおりなの」と胸を張っている。

『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』は公開中。

作品情報

映画『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』
原作:北条司『シティーハンター』
原題:NICKY LARSON et le parfum de Cupidon  
監督:フィリップ・ラショー(『世界の果てまでヒャッハー!!』)出演:フィリップ・ラショー、エロディ・フォンタン
吹替版(声の出演): 山寺宏一 沢城みゆき 玄田哲章 田中秀幸 一龍斎春水 浪川大輔  多田野曜平 土師孝也 恒松あゆみ 三上哲 / 伊倉一恵 / 神谷明
配給:アルバトロス・フィルム 
宣伝:ガイエ 
(C)AXEL FILMS PRODUCTION - BAF PROD - M6 FILMS
 
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