新納慎也、小西遼生らの出演が決定 ミュージカル『生きる』の追加キャスト発表
2020年10月に日生劇場で再演が決定した、ミュージカル『生きる』。市村正親、鹿賀丈史のダブルキャストでの再演が発表されたが、このたび追加キャストが 発表となった。
初演に引き続き物語の語り手となる小説家は、市村と鹿賀それぞれが演じる渡辺勘治に寄り添い、渡辺の生き様を見守るうちに自身も大きく変化していく繊細な演技が話題となった、実力派俳優の新納慎也と小西遼生、ヒロインの小田切とよ役、渡辺の一人息子・光男の妻である渡辺一枝役は、ミュージカル初出演ながら溌剌とした好演を見せた歌手・May’nと、ミュージカル界注目の女優・唯月ふうかが、共にダブルキャストで演じる。渡辺を苦しめる助役は、初演での冷徹かつコミカルな演技が記憶に新しい山西惇が続投する。
川口竜也、佐藤誓、重田千穂子をはじめとするカンパニーメンバーも発表され、初演の熱気をそのままに新たな進化を遂げる本作への期待が高まる。
市村正親 提供:ホリプロ 2018年10月ミュージカル『生きる』(TBS赤坂ACTシアター)撮影:引地信彦
鹿賀丈史 提供:ホリプロ 2018年10月ミュージカル『生きる』(TBS赤坂ACTシアター)撮影:引地信彦
新納慎也 提供:ホリプロ 2018年10月ミュージカル『生きる』(TBS赤坂ACTシアター)撮影:引地信彦
小西遼生 提供:ホリプロ 2018年10月ミュージカル『生きる』(TBS赤坂ACTシアター)撮影:引地信彦
May’n 提供:ホリプロ 2018年10月ミュージカル『生きる』(TBS赤坂ACTシアター)撮影:引地信彦
(左から)鹿賀丈史 唯月ふうか 提供:ホリプロ 2018年10月ミュージカル『生きる』(TBS赤坂ACTシアター)撮影:引地信彦
(左から)山西惇 市村正親 提供:ホリプロ 2018年10月ミュージカル『生きる』(TBS赤坂ACTシアター)撮影:引地信彦
本作品は、黒澤明の傑作映画『生きる』を初ミュージカル化した作品。60歳で定年を迎えようとしている市民課長の渡辺(市村正親/鹿賀丈史)が、当時、不治の病とされていた胃がんになり、死んだように生きていたこれまでの人生を悔い、自分の残りの人生をかけて、市民のため、未来の子どもたちのために小さな公園を作るという物語。2018年に市村正親、鹿賀丈史のダブルキャストで上演され、「国産ミュージカルの記念碑」と絶賛された。
作曲と編曲を手がけるのは、グラミー賞受賞作曲家のジェイソン・ハウランド、 脚本・歌詞は小田島雄志・翻訳戯曲賞、読売演劇大賞優秀スタッフ賞を受賞した高橋知伽江、演出は日本を代表する演出家、宮本亞門が務める。
【スタッフ・キャスト コメント】
■ジェイソン・ハウランド/作曲&編曲
「生きる」の再演決定に、とても興奮しています。僕自身、自分がこれまでつくってきた作品の中でも一番好きな作品となりました。市村さんと鹿賀さんが今回も主演を務められるというニュースにも、うれしくて飛び上がりました!お二人は本当に素晴らしい仕事をされるので、あの熱演を再び観られることが、いまから本当に楽しみです。Come see “IKIRU”!
■高橋知伽江/脚本&歌詞
初演の折、何人もの演劇関係者に「日本のオリジナルミュージカルもついに〈ここまで〉きましたね」と声をかけていただきました。 再演では〈ここまで〉を超えて〈どこまでも〉成長する舞台を目指し、お客様により大きな感動をお届けできるよう努力してまいります!
■宮本亞門/演出
初演の時、私の体の中でガンが進行していましたがそれに気づかず、主人公の「生きることへの証」に惚れ込み、演出していました。そのあとすぐに前立腺ガンが見つかり、今はまさかのガン・サバイバーになった私は、あらためて生きる大切さ、痛みを超えて挑戦することの凄みを知り、益々「生きる」という作品に惚れ込んでいます。新生、亞門は、ガンという命の勲章をいただき渾身の思いで再演をします。どうぞ、ご期待ください。
■市村正親/渡辺勘治 役(ダブルキャスト)
「生きる」の世界をまた生きることができて、嬉しいです。精一杯、 生きたいです。
■鹿賀丈史/渡辺勘治 役(ダブルキャスト)
黒澤明監督の名作「生きる」が、スタッフ・キャスト一体となり素晴らしいオリジナルミュージカルになりました。この度の再演にあたり、より深く感動的な舞台になるよう突き進んでいきたいと思います。どうぞ劇場にお運びください。
ミュージカル『生きる』2020 PV