SHANK、憧れのKEMURIと大興奮の共演

KEMURIのホーン隊とともに「Grimy Window」をプレイするSHANK。(撮影:半田安政[showcase])

KEMURIのホーン隊とともに「Grimy Window」をプレイするSHANK。(撮影:半田安政[showcase])

SHANKが昨日12月2日に全国ツアー「SHANK OF THE MORNING TOUR」の東京・渋谷CLUB QUATTRO公演を開催した。

このツアーは彼らがミニアルバム「SHANK OF THE MORNING」を携えて10月から開催しているもの。ツアーも20本目と終盤に差しかかったこの日はゲストにKEMURIを迎えて実施され、2組は満員の会場を熱狂に包んだ。

KEMURIは伊藤ふみお(Vo)が「SHANKに1曲贈ります」と言い放ち、1曲目に「New Generation」をプレイ。伊藤が「スタッフから『今日のお客さん、超若いですよ』って言われたから緊張してるかも」と言うも、バンドは楽しそうにスカパンクチューンを畳みかけ、場内をハッピーな空気にしていく。最新アルバム「F」の収録曲である「HATE」や「O-zora」の演奏前には伊藤が曲に込めた思いを丁寧に説明。「今日、来てよかったなと思いました」と笑顔を見せ、観客に「SHANK、間違いないと思うよ!」と呼びかけて「Ato-Ichinen」でステージを締めくくった。

SHANKは「『SHANK OF THE MORNING TOUR』始めます!」という庵原将平(Vo, B)の挨拶を皮切りに勢いよくライブをスタートさせる。彼らは満員のフロアを観渡し「すごかね」「びっくりした」と驚きつつも「とにかくむちゃくちゃやって帰ります!」と意気込み、新旧のアップチューンを連投。ファンは序盤からクラウドサーフやシンガロングを繰り返し、場内はさっそく熱気で満たされた。また庵原はフロア奥の柱の後ろにもファンがいることに気付き、「今日は柱の後ろのお兄さんたちに届くようにライブします!」と気遣う。その後「柱の後ろの人たちに1曲贈ります」との言葉からプレイされた「Time is…」では庵原と松崎兵太(G, Cho)が、柱で死角になっているスペースの観客が見えるようにステージ上を動き回ってみせた。

またバンドはこのツアー中に松崎に子供が誕生したことを明かす。そして「産まれてきた(松崎の)娘のために歌います」と言葉を添え、3人はスティーヴィー・ワンダー「Isn't She Lovely」をカバー。池本雄季(Dr, Cho)の繰り出すシャッフルビートに乗せ、松崎はひときわ優しい表情でギターソロを奏でた。

さらに「Grimy Window」ではスペシャルゲストとしてKEMURIのホーン隊3人が登場する。SHANKメンバーは自分たちでゲストを呼び込むも、「ヤバくない?」と大感激。軽快なホーンの音色とともに奏でられるマイナー調のスカパンクナンバーに、両者のファンもスカダンスで喜びを露わにした。演奏後もSHANKメンバーは興奮冷めやらぬ様子で「ヤバい」と繰り返す。そして松崎が、今回のコラボはKEMURIメンバーからの提案であることを明かし、庵原は高校生の頃、長崎で行われる野外フェスティバル「Sky Jamboree」でのKEMURIのパフォーマンスに魅了されバンドを始めたこと、最初は自身がトランペット担当だったこと、また伊藤の真似をしてマイクのコードを手のひらに巻いていたことなどを語った。そして「バンドやっててよかったなと思います」としみじみ話しライブを再開した。

バンドは「Take Me Back」で庵原と松崎がシャウトを掛け合ったかと思えば、「いつまでSHANKを続けるかはわからないけど燃え尽きるまではやるんで」と力強く宣言してから「Set the fire」を丁寧にプレイしたり、庵原が「KEMURIと同じタイトルの曲がある」とうれしそうに紹介して「Knockin’ on the Door」を届けたりと、表情豊かに演奏を続行。アンコール含めて約1時間強たっぷりとパフォーマンスし、満足そうに笑顔でステージを降りた。

なお「SHANK OF THE MORNING TOUR」は、SHANKの地元である長崎県のStudio Do!にて12月12日にツアーファイナルを迎える。

SHANK OF THE MORNING TOUR

2015年12月3日(木)大阪府 梅田CLUB QUATTRO
<出演者>
SHANK / SiM

2015年12月10日(木)福岡県 Queblick
<出演者>
SHANK / SNATCH

2015年12月12日(土)長崎県 Studio Do!
<出演者>
SHANK / SNATCH / ザ・アンドロイズ

音楽ナタリー
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