吉田鋼太郎演出、小栗旬主演『ジョン王』はオールメール公演 中村京蔵、玉置玲央ら全キャスト&ツアー公演詳細が決定
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2020年6月に彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉公演)にて上演される彩の国シェイクスピア・シリーズ第36弾『ジョン王』の全キャストと公演詳細が決定した。埼玉公演は2020年6月8日(月)~6月28日(日)、名古屋公演は2020年7月3日(金)~7月6日(月)(御園座)、その後2020年7月10日(金)~7月20日(月)(梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ)にて大阪公演が行われる。
1998年のスタート以来、彩の国さいたま芸術劇場の芸術監督・蜷川幸雄のもとでシェイクスピア全37戯曲の完全上演を目指し、 国内外で話題作を発表し続けてきた彩の国シェイクスピア・シリーズ。 2017年12月、シリーズ2代目芸術監督に就任した俳優・吉田鋼太郎が演出する『アテネのタイモン』でシリーズが再開され、2019年2月に『ヘンリー五世』を上演、2020年2月には『ヘンリー八世』が控える。 ラスト前となる第36弾は2020年6月上演『ジョン王』。英国史上最も悪評の高い王であろうジョンの治世を描いた歴史劇だ。キャストとして、主演“私生児フィリップ”役に本シリーズ14年ぶりの出演となる小栗旬、“ジョン王”役の横田栄司、そして演出・出演の吉田鋼太郎が発表されていた。
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今回は前芸術監督・蜷川幸雄の時代から度々上演されてきた、女性の登場人物含めすべての役を男性キャストが演じる“オールメール”公演となるという。演出の吉田が「モーレツな女性」と評する3人の女性達には、ジョン王の母“皇太后エリナー”役に中村京蔵、正統な王位継承権を持つ幼きアーサーの母で息子を王にすべく奔走する“コンスタンス”役に玉置玲央、ジョン王の姪でフランス皇太子と結婚する姫“ブランシュ”に植本純米が決定。また、吉田演じる“フランス王”の息子“皇太子ルイ”役に白石隼也など、シリーズ初参加の若手からシリーズ常連の面々まで、多様な俳優陣が集結した。
左から 中村京蔵、 玉置玲央、 白石隼也、 植本純米 提供:ホリプロ