海外で活躍するピアニスト・古畑祥子、日本で初めてのツアーを開催

2020.4.2
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古畑祥子


ピアニストの古畑祥子が、2020年10月に日本で初めてショパンピアノコンサートを開催する。

古畑は、2017年のカーネギーホールでデビューし、各国主要コンサート会場、サンフランシスコ、ベルリンフィルハーモニー、ライプチヒゲヴァントハウス、ロンドン、エジンバラなどでも演奏を披露。観客総立ちの快挙をしたヨーロッパで人気の高いピアニストの一人、古畑祥子が初めての日本ツアーに挑む。

若いころに病気のため7年間演奏活動が出来なかったものの、出産とともに病気を奇跡的に完治させ、再び舞台に復帰。ヨーロッパ、アメリカでソロコンサートをするほか、主要オーケストラとの共演も行い、ロシアン国立フィルハーモニーオーケストラ、ドイツ放送フィルハーモニーオーケストラ、プファルツシアターオーケストラ、またポルトガル、フランスでもオーケストラと共演している。さらに、ドイツ南西テレビ局、ドイツ南西ラジオ放送局、ザーランドラジオ放送局に出演、そしてユーロクラッシック、など数々の主要音楽祭に招待され、演奏を披露している。

Chopin Nocturne in C-sharp minor, Op. posthum | Sachiko Furuhata

一方、東日本震災の際、古畑の呼びかけで義捐金バザー、チャリテイーコンサートなどが行なわれ、彼女が住むラインラントプファルツ州が岩手県と姉妹州(県)であることから釜石市に義捐金が送られ、彼女も被災者のためのコンサートを行った。「観客からの『ピアノの音色がこんなに心にしみて慰めになるとは思わなかった』との声と熱い握手を交わしたことは今ではっきり覚えていて、音楽によってヒューマニズムに近づきたいという私の人生の哲学を改めて実感した出来事であった」と彼女は語る。

そんな古畑が10月に自身初となる日本ツアーを行う。日程・会場は、10月8日(木)愛知・カワイ名古屋コンサートサロンブーレ、10月10日(土)大阪・大坂豊中市アクア文化ホール、10月12日(月)東京・サントリーホール、10月16日(金)福島・いわき市アリオスにて。

Chopin Etude Op. 10, No. 12 | Sachiko Furuhata

公演情報

『ショパンピアノコンサート カーネギーホールを総立ちにしたドイツスターピアニスト古畑祥子』

日程・会場:
<愛知公演>2020年10月8日(木)カワイ名古屋コンサートサロンブーレ
<大阪公演>2020年10月10日(土)大坂豊中市アクア文化ホール
<東京公演>2020年10月12日(月)サントリーホール
<福島公演>2020年10月16日(金)いわき市アリオス
 
演奏者:古畑祥子
 
曲目・演目:
ノクターン 嬰ハ短調 遺作
      変二長調 作品27の2番
      ハ短調  作品48の1番
幻想即興曲 嬰ハ短調 作品66
スケルツォ 2番 変ロ短調 作品31
練習曲 作品25の7番
    作品10の3番 別れの曲
    作品10の4番
    作品10の12番 革命
ワルツ ロ短調 作品69の2番
    嬰ハ短調 作品64の2番
ポロネ-ズ 6番  作品53 英雄