劇団うわの空・藤志郎一座の村木藤志郎を迎えて、オンライン朗読劇のためのオンラインオーディションが実施

制作会社のアイエス・フィールドが、劇団うわの空・藤志郎一座、村木藤志郎を迎え、オンライン朗読劇のためのオンラインオーディションを実施した。

アイエス・フィールドは、「緊急事態宣言が出されてから閉塞的でストレスを抱える世の中の為、表現者は何が出来るのか」「表現する事を止めてはいけない！」と、新たに出演者・スタッフ・観客が無接触で上演できるオンライン朗読劇のプロジェクトをスタートさせている。

本公演は、オーディションや稽古期間から誰とも接触せずに上演までを行う。この状況下でのトライアル企画でもあり、外出自粛が続く限り配信上演を続け、事態が収束した後には劇場での公演も視野に入れている、とのこと。

本オンライン朗読劇出演者のオーディションは告知後、500人を超える応募があり、順次オンラインにてオーディションが開催されている。オーディション参加俳優は、10代の若手から50代のベテランまで幅広い顔ぶれが揃い、自宅からオーディションに参加。参加者は「中止になった公演やイベントの分までこの朗読劇にかけたい！」「どんな形でも表現することに携わりたい！」と話し、プロデューサーや演出家は「我々スタッフ陣は、出演俳優がいてくれて初めて意味が有り、俳優が輝く場を提供する事が今最大の責務だと思う」とコメントを寄せた。

本作のオーディションは4月19日頃まで募集を行い、4月20日をオーディションの最終日とし、4月下旬〜5月上旬の配信上演に向けて稽古もオンラインで行う予定。演出には劇団うわの空・藤志郎一座の座長、村木藤志郎を迎え、これを機にまだシェイクスピアなど古典作品に触れたことのない若手俳優やお客様にも気軽に古典作品を楽しんでもらいたいと制作陣は語っている。