イ・サンウ演出『2020チルスとマンス』 大阪公演のライブ配信が決定
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2020年6月19日(金)~22日(月)大阪市にある表現者工房ノワールにおいて、『2020チルスとマンス』の上演が決定しているが、公演会場に来ることが状況的に困難な方および遠隔地にお住まいの方にむけて、『ライブビューイング@ホーム』と銘打ち、公演の有料生配信が行われることが決定した。
会場の1Fノワールに3台のカメラがスイッチングできるライブストリーミング設備が常備されたため、こちらを使用してライブ配信が行えるようになったとのこと。小劇場演劇プロデューサー・コーディネーターである若旦那家康が「オンラインコンシェルジュ」として、本番の開場時からアフターイベントまで、視聴する観客の案内係として担当する。さらに俳優との面会もオンラインで実施できるかどうか検討しており、詳細はホームページで随時発表される。
『2020チルスとマンス』は、韓国で1986年に大ヒットし、2年にわたる超ロングランで5万人以上の観客を集めた大ヒット作『チルスとマンス』を、アトリエ・センターフォワードの矢内文章が2020年版に脚色し、オリジナル作品の作家・演出家であるイ・サンウが演出するという企画。
イは、韓国演劇界の重鎮であり、今年アカデミー作品賞を受賞した映画『パラサイト』の二人の主役ソン・ガンホとイ・ソンギュンそれぞれを指導した演技の育ての親であり、また、ムン・ソングン、カン・シニル、クォン・ヘヒョ、ムン・ソリといった名優たちはいずれも小劇場の下積み時代に演技を教えた弟子達だ。
イを招いて1カ月にわたる稽古を日本でやる予定だったが、現在の状況から来日は叶わなず、イ及び出演者と協議した結果、ビデオ通話を通じての日韓をまたいだオンライン演出をすることが決定、目下公演準備を進めている。
なお、東京公演、石川公演の公演開催については、改めて発表が行われる。